見出し画像

Sylvie Vartan - Irresistiblement / あなたのとりこ - 1968

シルヴィ・バルタンと言うと、ブルガリア出身のフランスのシンガー(ブルガリア人とハンガリー人のハーフで五カ国語を話せちゃう)。

※バルタンと言っても、バルタン星人ぢゃあ、あーりませんよっっ

日本では、レナウン娘のCMでおなじみ。出演もだし、日本語で歌ってますっっ

「レナウン / ワンサカ娘」1965

ちなみに作曲は小林亜星さんなのでした。

てなわけで・・・
当時は、日本でも人気のあったフランスの女性歌手。若い人は知らんかなー 往年のファンは数いれど、フランスの国民的歌手って位置付けの、ベテラン・シンガーです。

いちおうロック歌手の位置付けですが、ジャズなども歌いますのよ。祖父(ピアニストで建築家)、父親(彫刻家でピアニストで作曲家)、兄(トランペッター)という芸術・音楽一家に育ち、最初はコメディ・フランセーズ(劇団)を目指していたとのこと。リセ在学中の17歳のときに、メジャーデビュー。

「La plus belle pour aller danser / アイドルを探せ」1964

この曲が世界的に大ヒットして、有名になりました。
ちなみに原題を訳すと「踊りに行く一番の美人」となる。

そうですね。当時は、まだ音楽の中心はアメリカ…って感じではなくて、そうなりつつもヨーロッパ中心で、イギリス以外にフランスやオランダ、イタリアやドイツなんかも頑張ってました。

その可愛らしく端正なルックスから、「アイドルを探せ」という邦題に表されるように、アイドル歌手に位置付けられることも多い彼女でしたが、「アイドルという職業などは存在しない」と言い切り、自分の固定イメージが出来るのを嫌い、あらゆるジャンルに挑戦。そして、若くして周囲の反対を押し切り、結婚もしてしまう。

さすが自己主張のしっかりしたパリジェンヌです。
 
「Tous mes copains / おセンチな17歳」1963

これがデビュー曲ですね。アメリカン・ポップスって感じの曲調。

「Abracadabra / アブラカダブラ」1968

「Aime-moi / 愛の経験」1970

「Les Hommes / 悲しみの兵士」1970

「Ta vie de chein / 悪女」1983

なんと、中島みゆきさんのカバーもしていたりするっっ

さてさて、この曲。

「Irresistiblement / あなたのとりこ」1968

日本でもヒットしました。CMでも使われていたし、映画でも使われました。とくに映画「ウォーターボーイズ」での挿入歌として、シンクロの場面で使われてたのがものすごい印象に残ってます(矢口監督の映画好きですー)。

アメリカン・ポップスにはない、フランス語だからこその曲かな…って気がします。

映画「ウォーターボーイズ」2001

このときの平山あやちゃん(もこみち嫁)可愛かったです!
妻夫木くんや、アフロヘアな玉木くんとかも、みんな若かったですねー

そして、シルヴィは今も現役なのですよ~
若い時から第一線で活躍してて、人気に奢ることなく精進して、本人の言うところの新陳代謝を繰り返し、人権運動にステージにと、精力的に活動されています。

そしてジャンルに囚われず、歳をとってからも音楽を追求してチャレンジしている姿は、とっても素敵だなあ…って思います。


F2blogに書いてあるものを、訂正・加筆・リンク修正の上、こちらに再度マガジンとしてまとめてUPしています。

「My Favorites〜音楽のある風景」
 2020/12/26 掲載記事より転載


もし、こちらの記事を読んで頂いて、面白かった、参考になった…とそう思って下さったり、サポート下さいましたならば、心から嬉しく思います💛