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アリス - 秋止符 - 1979

そうです、アリス好きでした。あー 暗かったな、私www

最初に買ったシングルは「帰らざる日々」
これね、手首切って自殺する女性が、意識が途絶える中で、恋人に電話かけながら、過去や二人の虚しい関係とか…
振り返って、この世にさようならって歌なのね。

〜私は独りで死んでゆく〜♪ という一文ありっっ汗

なんて根暗な絶望歌なんだろ。
(この歌が好きだった私っていったい(T-T)

そうだ! みゆきさんも好きだったなあ<ぢぶん)

ちなみに携帯はまだない時代で、この歌の主人公の女性が握りしめている受話器って、黒電話です。

受話器重いです

プッシュ回線もまだ無くて、ダイヤル回線って…
若い人は知らんか…

「帰らざる日々」1976

※暗い自殺歌なので、気分は落ちている人は視聴注意

今の時代だと、自殺の奨励をするとか言われて問題になって、放送禁止?とまでは言わないけど、アレなこと言われそうですっっ

てなわけで…初期のアリスはフォークというより、演歌(怨歌)っぽいです。

その辺りは途中からロック路線に変更した、アルフィー並みかも<もともとS&G系とか、純朴な歌を歌うフォークトリオだった

きらきらアリスの飛行船〜♪は違うけど…
「紫陽花」なんかモロだったなぁっっ

「紫陽花」1975

そして最終的にはべーやんは演歌に行っちゃったし、
チンペイちゃんは昴路線か(謎)

「愛しき日々」1986

「昴」1980

そして、アリスの良さってなんだろかーというと、
やっぱチンペイちゃんとべーやんのツインボーカルかな。
この二人の声の相性だと思う。それに尽きる。

まるでビートルズのポールとジョンのように、一人ずつでもいいけど、それぞれがメインな時、片方がハモったり、コーラスしたり、二人一緒にいて交互に歌う…それだけで無敵なボイスになる。

ジョージのコーラスも重要なんだけどね

二人の男っぽいヴォーカルが好きでした。
キンちゃんのフワッとしたキャラもねー

そして、
秋だからということで、秋の歌を選んでみたシリーズ。

「秋止符」1979

横山みゆきさんもカバーしていましたが、やっぱべーやんの声のがいいなあ。

横山みゆきさん カバー

大人な歌でした、歌詞の内容が。

その、なんつか~セフレ(当時はそんな言葉なかったが)を連想させるっていうか~友達以上恋人未満な関係っていうものでもなくて、アンニュイな危ういギリギリのところで確かな約束も言葉もないままに、細く繋がっている大人の関係の二人が主役のこの歌。

こういう歌詞の歌は、当時無かったように思いますです。

で、この曲が挿入歌として使われたのが「金八先生」だったりっっ

なんで中学が舞台のドラマ、金八にこの歌が?? と…
当時も今も不思議に思うのですが。
「15歳の母」という中学生の妊娠問題を取り上げたテーマのお話のときに当事者の二人が出てくる際とかに、流れた曲なのでした。二人のテーマ曲みたいなー感じ?

ちなみに子供作っちゃいました中学生カップルを演じたのは、杉田かおるさんと鶴見辰吾さんでした。

顔はやめなよ、ボディ、ボディ…な
セクシーナイト三原じゅん子さんも共演者でした

そうですね、私はこの歌すごく好きです。
当時はまだ子供だったくせにww

なんかねー アリスの女性の立場からの歌って、
どれも幸薄い昭和の女ってのをイメージさせますねっっ

でもって、一番好きなアリスの歌は…

「チャンピオン」1978

やっぱコレー これしかない!! 男のロマン?ていうのー??

どうしても、この歌を聞くと力石徹を思い出すわけですよ。「あしたのジョー」めちゃ大好きな漫画です。

アニメ(TV・映画)も見たし、原作も読んだ。
どっちも捨てがたい。漫画誌に残る超傑作だと思う。

けど、女子としての私は力石は眼中なくて、
なんてったって矢吹丈が好きですけどっっ

して、
この「チャンピオン」のギターがかっこいいな~と思って、

実は・・・

ギター部に入ってもーたっっ汗

けど、練習曲といって、NSPを弾かされてしまったっっ涙
なので、こそ〜り練習をした。しかし授業で弾かされた、「禁じられた遊び」しか弾けないで終了。

いやさ、私は楽器演奏無理です。才能どころかそれ以前。
両手それぞれに違う動きをさせるのって、出来ねぇ!
ピアノもバイエルで挫折したし、そもそも楽譜読めねぇ!

なので、無理無理無理無理!

耳コピで覚えた歌を歌うだけでいいです。
それで満足しますです。

「黒い瞳の少女」1974

「遠くで汽笛を聴きながら」1976

あと、アリスと言えばこれかなー ファンも必ず好きな歌に上げるし、アリスのテーマ曲と言ってもいいし…

人生で挫折した時、
過去を振り返る時に聴きたくなる懐かしい歌。

「アリスの飛行船」1972

とは、言うものの…アリスのテーマソング?と言えば、こっちなんだけども。

「ジョニーの子守唄」1978

ファンはジョニこも…と省略して言うのであった。

「冬の稲妻」1977

「涙の誓い」1978

「今はもうだれも」1975

この曲はカバーでして、オリジナルは…

ウッディー・ウー「今はもう誰も」1969

Woody-Wooは日本のフォークグループでごんす。

「夢去りし街角」1979

結構好きな歌たくさんありますねっっ 

「狂った果実」1980

たまに無性に聴きたくなって、動画漁ったりもする。
テープとかレコードはもうないから。

「走っておいて恋人よ」1972

プロデビューシングル

アリスはやっぱ、女性歌より男性歌の方が、男臭いというか男気があるというか~ 味が出るっていうかー
絶対的にいいように思ったりするっっ

「エスピオナージ」1981

「秋止符」も「帰らざる日々」も好きですが。

ジャンルとしてはフォークロックだけど、アリスはアリスサウンドって感じで、この二人ならではの(ドラムの欽ちゃんを忘れるなってばよ)他の誰にも真似出来ない世界観の曲を作ってるなって思う。

欧米の真似でない、日本人にしか作れない曲と歌詞。

何よりも、アリスにしか奏でられないフォークロックね。

普段はほぼ洋楽漬けで、ハードロックを圧倒的に聞いている私ですが、邦楽も聞いていたし、好きなミュージシャンもちゃっかりいますのよ。ほほほほ‥‥

うん、洋楽には洋楽の良さがあって、英語だからこそ書けて(韻律を踏むとか)英語にしか表現出来ない言葉の世界や歌詞や物語があって、作曲法やサウンド構成や音の厚みやレコーディング技術、して…ヴォーカリストや楽器の演奏技術の水準なんかは、日本人には追いつけないものばかりだけど。

日本人には、日本人にしか書けない世界観の歌詞や物語があって、日本人にしか奏でられない繊細な音があって、日本人ならではの声の良さがあって…日本語を伝えるのに適切な曲(メロディやリズム)があるので、それはそれで評価すべきことかと思うです。

当たり前だけど、三人とも年を取りましたー

F2blogに書いてあるものを、訂正・加筆・リンク修正の上、こちらに再度マガジンとしてまとめてUPしています。

「My Favorites〜音楽のある風景」
 2020/09/26 掲載記事より転載


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