見出し画像

Case Study-No.20「酒と仕事の日々」

【スピリチュアル・カルテNo,20】Iさんのケース

誰かのせいにするのは、とてもたやすい。
何か・・・のせいにすることも。

原因を、自分の外にあるものに結び付けて、
そのせいで上手くいかないんだ・・・としてしまうのは。
とても楽な、罪悪感から逃げ出すための安易な方法。

占いもそう。
「自分は運が悪いから、だから何をやってもダメなんだ」とか
「名前が悪いからだ」とか・・・
そうやって、自分が不幸なのは、自分のせいじゃない・・・として、
安心しようとする人々を、占い師時代、たくさん見てきた。
人は、自分の人生に責任を持つことを嫌う生き物だから。
誰かを、何かを悪者にせずにはいられない。

画像1

さて、
霊的な事柄が原因で起きているトラブルは、
実のところ、それなりに多かったりする。
例えば、憑依。

憑依にもいろいろあって、
一時的な憑依もあれば、寄生虫のようにその人の中に入り込んで、
宿り主と共に成長していくような、そんな長期的な憑依もある。

(※ほとんどの憑依はこの前者で、
たいていが本人が気がつかない間に離れていく
後者のような憑依は、徐々に時間をかけて蝕まれていくというか、
少しずつ、憑依した霊に支配されていく・・・といったところ。
こちらはケースとしては少数派)

居つかれてしまう憑依は、得てして思春期の情緒不安定な時期、
自我が混乱したり、暴走しているような時期に、
知らずと入り込まれてしまうようだ。
その他、大人になってからは、ネガティブな想念をたくさん発したとき、
それから、心身ともに気力が萎えて、疲労困憊してしまったときなど。

先祖や近親者が悪い影響を及ぼしている場合もある。
先祖だからといって、子孫に優しく、守ってくれるとは限らない。
身内や親戚に、善人もいれば、厄介な困ったちゃんがいるように。
その先祖がしでかしたことで(人に恨みをかうとか)、
子孫たるものたちが、迷惑をこうむっている場合も・・・。

画像2

でも、そういうものが原因なんですよ、と
簡単には片付けたり、本人たちに話してはいけない場合があったりする。
なぜなら、そのような外部的要因を引き寄せてしまっている背景には、
誰でもないその人自身が、
引き寄せるだけの内部的要因を持っている…というのが少なくないから。

「因縁」ひとつとっても、そのような問題を抱えた家に生まれつくには
それなりの理由があったりするし・・・。

そんなんで、すべてを「霊のせいだ」としてしまって、
本人が改めるべきこと、
自分の内側にある原因に気づくための機会を奪ってしまってはいけない。
まず、内部的要因を疑うというか、そちらを解決することが先あるいは
同時進行でそれも手がけていく必要がある。

それだけでなくて、
霊的な背景が原因で起こるトラブルはすごく多い・・・としてしまうと、
そういった霊的なトラブルの背景をまったくもっていない人も、
まったく違うケースのときにも、
「これは霊のせいに違いない」とか、安易に決め付けてしまったり、
なんでもかんでも、霊だとか、
そういう見えない世界のせいにする風潮が生まれてしまうのも、
とってもよくないことだし、一番避けなければならないこと。

画像3

だから建前として、
「霊的なことが原因で起きるトラブルなんて、
一般の人たちが思っているほど、多くないですよ。
そうだと思い込んでいる人の、せいぜい二割くらいです」と・・・
好奇心から、心霊的な問題に興味を持つ人には、
そう答えるようにしている。

確かに、
この世の現実として起こることのほとんどは、
生きている人間次第が原因。
霊よりも、生きている人間が作り出した欲望こそが災いの元で、
それに振り回されている人のほうが圧倒的に多い。

そして、結局のところ、
見えない世界、霊たちに影響されるか否かどうかは、
当人の態度と心がけ次第・・・だったりする。

どれも、本人たちが選んでいることなのだ。

画像4

さて、その方も、紹介でいらした方だった。
典型的な霊媒体質で、しかも良くないことに憑依体質。
お酒が好きな方で、
そうした場(居酒屋とか酒宴の席)によく行くことから、
どうしても、いろいろとくっつけてしまう。
また、仕事柄、人と接する機会は多いし、
(著者は変わり者が多いらしく・・・以下自粛)
Iさんを通して伺いしれる職場も、空気自体よくない様子。
たぶん、風水的によくないと思われ、
社内には淀んだ空気が溜まりやすいみたい。

※とりあえず邪気としておくけど、人の念というのはバカに出来ないもの。
まあ、邪気イコール想念のゴミみたいなものと理解して下さい。
気の流れが悪いと、ゴミがどんどん溜まっていくということになります。

※憑依体質と霊媒体質って何がどう違うの?って思われるかもしれない。
霊媒体質は、英語だとミディアムというんだけど、
自分以外のモノに感応しやすい体質だと理解して欲しい。

しかし、何に感応するかは、その人次第。
その人がどのようなものにアンテナ(周波数)にあわせているか否か。
周波数が細かいものなのか、荒いものなのか・・・。
細かい荒いを、レベルが高い低いであらわしたとき、
憑依体質は、低いものに合わせやすい体質で、
しかも、周波数が合ってしまったものに、自我を明け渡してしまう状態。

霊媒体質のランクの高い人は、のっとられることなく、
感応しながらも、自分を保っていられる。。。ってそんなとこ。
あと、霊媒体質・・・とくに憑依体質の人はとても洗脳を受けやすい。

画像5


話をIさんに戻します。

Iさんは、もともと霊媒体質であるがゆえに、周囲に影響されやすく、
職場に溜まる邪気を、スポンジみたいに吸いまくってしまっていた。
また、その時住んでいるマンションも、ちょっと良くなかった。
仕事柄、休日出勤も残業も多くて深夜までの仕事は珍しくなく、
とても多忙にしていて、十分な睡眠も休養も取れていなかった。
食生活もめちゃくちゃで、
一人暮らしにありがちの栄養バランス崩れまくり。
そして、お酒。飲酒の日々。

普通に考えても、健康によくない生活。
若いじぶんは良いけれど、そんな生活続けてて、体を壊さない日はない。
果たして、彼女は年に一回、倒れて入院する・・・
というのがパターン化していた。
また、ひどい腰痛にも悩まされて。

最初のうちは、とにかく足りてない「氣」を補って、
オーラにくっついてしまったものをペリペリ剥がして掃除して、
とにかくそれしか出来なかった。

画像6

お酒のある場所には、生前お酒が好きだった霊が集まりやすい。
死してなお、「酒飲みたい~」とお酒の匂いに集まってくる。
その場にいるだけで満足はせず、とにもかくにも味わいたいもんだから、
適切な人材を見つけて、肉体の中に入り込み、自分もお酒を飲もうとする。
ぴったりフィットしちゃったりなんかすると、その場限りでなく、
ずっと居ついてしまうこともある。
そして、自分が飲みたいものだから、「酒~飲もうよ~」と唆したり。

ここから先は

3,545字 / 11画像
この記事のみ ¥ 100
期間限定 PayPay支払いすると抽選でお得に!

もし、こちらの記事を読んで頂いて、面白かった、参考になった…とそう思って下さったり、サポート下さいましたならば、心から嬉しく思います💛