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Paul Anka - Diana / ダイアナ - 1957

ティーンのアイドルだったジェームス・ディーンと
その想い人だったピア・アンジェリ。

お似合いだったのになあ

大人たちの思惑によって引き裂かれた、この二人の恋人たちのように、先に紹介したパイナップル・プリンセスなアネット・ファニセロと、「ダイアナ」の大ヒットで有名なポール・アンカも、アネットの育ての親であるウォルト・ディズニーによって、幼い恋を摘み取られた恋人たちでした。

でもって、私はポール・アンカと言うと…
こちらのCMソングが流れちゃう世代だったりするっっ汗

「Everything Is Super Now」1977

肝心のCM映像は見つからず…残念。
サントリースーパーニッカのCMソングで、
ご本人も出演していましたね。

でもって、彼と言うとやっぱコレ。
誰もが思い浮かべる定番中の定番曲ですね。
オールディーズに位置するかな~

「Diana / ダイアナ」1957

売り上げ枚数900万枚を誇るヒット曲です。
彼自身が作詞作曲して自ら歌いました。

教会で出会った女の子からインスピレーションを受けて、
作った歌とのこと。(ちなみに曲の内容、歌詞としては、
自分の弟のベビーシッターに恋をした、兄の唄でゴンス)

てなわけで、
ポール・アンカはシンガーソングライターであります。
ここ、意外と知られてないのよね。
単なるお兄ちゃん歌手って思われててっっ

そして、彼はカナダ国民ではあるけれど、
レバノン出身で民族としてはレバノン人です。
なるほど濃い顔なのは、中東系だからか…
そう言えば、同世代のシンガーソングライター、
ニール・セダカも中東出身ですね。

んでもって、この曲もたくさんカバーされているのでした。

フランキー・ライモン&ザ・ティーンエイジャーズ
Frankie Lymon&The Teenagers 1957


ボビー・ライデル Bobby Rydell 1965


リッキー・マーティン Ricky Martin Ft. Paul Anka 1996

ポール・アンカとのデュエット?です。


アドリアーノ・チェレンターノ Adriano Celentano 2006


ミスフィッツ Misfits 2003


そして…何故かインドのヒンディー語映画の中でも、
二度ほど使われていたりする。

映画「Dil Deke Dekho」1959

映画「Baap Bete」1959

タイトルはBol bol bol my little doveで、
歌っているのはモハメド・ラフィさんという方。
なんか不思議な歌になっちゃってますwww

んでもって、日本では何故かロカビリーの位置づけで、
三人のシンガーにカバーされてます。

山下敬二郎さんカバー 1958

平尾昌晃さんカバー 1958

西城秀樹さんカバー 1975


もちろん、ポール・アンカの曲は「ダイアナ」だけでは無くて、ああ、そうだ…コレも彼だった…って曲が、結構あったりするのでした。

「It's really love / お嬢さんお手やわらかに」1958

こちらの曲は映画の挿入歌でした。

「You are my destiny / 君はわが運命」1958

「Train of love / 恋の汽車ポッポ」1960

「My Home Town / マイ・ホーム・タウン」1960

「Kissin' On The Phone / 電話でキッス」1961

お馴染みの曲ですが、
電話(たぶんNtt)のCMによく使われてたと思いましたー

Paul Anka & Rita Pavone
「Ogni Volta / 太陽の中の恋」1964

そして、他の歌手にも楽曲提供をそれなりにしていまして…

Buddy Holly「it doesn't matter anymore 」1959 

これ、バディの遺作となってしまいました。


んで、誰もが知るこのハリウッド映画

Paul Anka ft. The Winged Victory Chorus
「The Longest Day /
 史上最大の作戦」1962

ポール自身も俳優として出演していますが、
この曲、主題歌はポール・アンカが作詞作曲して、
ミッチ・ミラーがマーチ風に編曲したのでした。

んでもって、親父がカラオケで歌う、ウザい曲No.1と言う
不名誉な商号を与えられてしまっている、この曲っっ

Frank Sinatra「My Way / マイ・ウェイ」1969 

こちらもポール・アンカが作詞しました」
作曲はクロード・フランソワとジャック・ルヴォーですが…

元々はフランス語の「Comme d'habitude」と言う曲で、
フランス語の作詞もクロード・フランソワでしたが、
ポール・アンカが英語の詞を新たに付けたのでした。

フランス語のオリジナルはこちら。

Claude François 「Comme d'habitude」1967

この歌も、プレスリーとか、
たくさんの人にカバーされましたね。

Elvis Presley カバー 1970 

Sid Vicious カバー 1978

んでもって、「マイウェイ」のアンサーソング?がこれ。
Bon Jovi 「 It's My Life」2000

こんな歌が作られちゃうくらい、
お馴染みの旧世代定番曲ってことですwww 

でもって、ジョンとアンカが、ステージでマイウェイをデュエットしたこともあるんですよね。動画が見つからなかったけども。

Tom Jones 「She's A Lady / シーズ・アウェイ」1971

トム・ジョーンズのこの曲もアンカの曲です。


で‥‥意外なところで。
田原俊彦「さらば‥夏」1983 

トシちゃんのこの歌も作曲がポール・アンカです。
いきさつが解らず謎。

てなわけで、何気にものすごいソングメーカーで、
優れたシンガーであると同時に、
稀代の世界的ヒットメーカーでもありました。

んでもって、かつての全盛期には及ばないのですが、
現在もラスベガスを拠点として活動されてるとのこと。
御年80歳とのことですが、
まだまだ頑張って欲しいですねっっ


F2blogに書いてあるものを、訂正・加筆・リンク修正の上、こちらに再度マガジンとしてまとめてUPしています。

「My Favorites〜音楽のある風景」
 2021/09/09 掲載記事より転載

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