Debbie Reynolds - Tammy / タミー「 タミーと独裁者」1957
デビー・レイノルズは、アメリカはテキサス出身の女優さんで声優でもありシンガー。ジーン・ケリーと共演したミュージカル映画「雨に唄えば」のヒロインとしても有名ですね。
映画「Singing In The Rain / 雨に唄えば」より
「Good Morning」1952
16歳の時にミス・バーバンクに選ばれ、そのことをきっかけにワーナーブラザーズと契約し女優の道へ。その後にメトロ・ゴールドウィン・メイヤーと契約し、1950年にフレッド・アステアの映画に出演して、2年後に「雨に唄えば」に抜擢されて一躍スターになりました。
映画予告「Tammy and the Bachelor / タミーと独裁者」1957
そして、この映画の中で歌った「タミー」が５週連続全米一位に。
「Tammy」1957
アカデミー音楽賞を取りました。この曲は日本でも、CMとかで何度も使われておなじみ。デビー・レイノルズのことは知らなくても、この曲は聞いたことある、耳にしたことある…って人は多いんじゃないかなあ。とっても優しいメロディですよね。
んでもって、この曲はエームズブラザーズという、4人兄弟のカルテットグループにカバーされてもいます。…っていうか、競作になるのかな。
The Ames Brothers バージョン 1957
うーん、やっぱデビーの方がいいなあ。
インストではこのようなカバーもあります。
Hank Garland (Transcription) 1959
ギターのインストですね。
Ray Conniff カバー 1960
こちらはオーケストラバージョン。
して、なんとサム・クックもカバーしています。
Sam Cooke カバー 1957
やっぱ個性的だなあ。
Chet Atkins カバー 1957
こちらもインストのギターバージョン、なぜかちょっとハワイアン調。
Andy Williams カバー 1962
ビング・クロスビーも歌っているんだけど、そちらは動画見つかりませんでした。
Nancy Sinatra カバー 1963
この他にも、こんな感じで世界中でたくさんの歌手にカバーされ、愛されている曲なのでした。
でもって、デビー・レイノルズ。以降もたくさんの映画に出演しました。
映画予告「The Unsinkable Molly Brown / 不沈のモリー・ブラウン」1964
この映画では、タイタニック号の生存者である、モリー・ブラウンを演じてアカデミー主演女優賞にノミネートされました。
デビーは三度の結婚をしましたが、最初の結婚でエディ・フッシャーとの間に生まれた娘が、レイア姫でおなじみのキャリー・フィッシャーでしたね。
レイア姫 キャリーフィッシャー追悼動画
彼女が亡くなったのは2016年12月27日でしたが、なんとお母さんであるデビーはその翌日に亡くなったのでした。
そのキャリーが生前発表した自伝をもとに、母と子の関係やハリウッドの内幕を描いた映画が…
映画予告「Postcards From The Edge / ハリウッドに口づけ」1990
キャリー役をメリル・ストリープ、デビー役はシャーリー・マクレーンでした。二人の関係はドキュメンタリーにもなっていたりします。
Bright Lights: Starring Carrie Fisher and Debbie Reynolds「キャリー・フィッシャー ～星になった母娘～」2017
ちなみにデビーは、ジブリの映画のアメリカ公開時に老婦人の声を当てていたりします。
そんな感じでアニメの声優さんも結構していたり。
「Lady Loves」1953
「A Kiss Or Two」1955
「Where Did You Learn to Dance」1953
「Dominique」1966
こんな風にね、歌って踊れて、演技も出来て…な、実に才能豊かな女優さんでした。そして年を取ってからも、色んな役に挑戦されてたんですよね。ここには若い頃のばかりになっちやったけどっっ
それにしても娘さんの死が耐えきれず、脳梗塞を起こして亡くなってしまうなんて…年齢的には仕方ない年ではありましたけれど。生前に色々確執はあったでしょうが、それでも娘に対する愛情豊かな母親であったのたろろうな…って思います。合掌。二人とも安らかに…
他blogに書いてあるものを、訂正・加筆・リンク修正の上、こちらに再度マガジンとしてまとめてUPしています。
「My Favorites〜音楽のある風景」
2021/09/17 掲載記事より転載
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