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あたりまえじゃないからなとつぶやいて帰った神楽坂の夜

昨日の夜は親友とごはんへ。

場所はどこにしようかなーと悩んだ結果、私が好きな神楽坂の居酒屋さんへ行くことになりました。

住宅街にぽつんとあるちょっと隠れ家っぽいお店で。かなり久しぶりでしたが、行ってみると前と何も変わらなくてなんだか安心しました。

一歩中に入ると木のぬくもりが感じられるアットホームな雰囲気で、店員さんもとっても気さく。

あー久しぶりに来たけどやっぱりいいなー!と大好きなお店に親友と来れた喜びをかみしめつつ。

名物のアジフライ、刺身の盛り合わせ、だし巻き卵…とどれも最高においしくて、
これまた大好きな蕎麦茶ハイとの相性も完璧で至福の時間を過ごしました。

おいしい料理とお酒、気の置けない親友とのたわいもない…でも時に熱い会話。
こんな幸せな組み合わせある?ってほど心が満たされるのを実感しました。

そんな時間の、帰り道。
親友がぽつりこんなことを言ってくれたんです。

「私、maiちゃんといるときの自分が好きなんだよね」

予想もしない突然の言葉にびっくりしつつ、理由を尋ねてみると「ありのままの自分でいられるのもあるし、前向きでいれるから」
とのこと。

こんなこと、好きな人に言われたらときめきすぎて死ぬよね!?ってくらいに嬉しくて。
好きな人と両思いになれたときレベルで舞い上がっちゃいました。

付き合いの長い親友との会話で、「舞い上がる」ことがまだあるなんて。

お互いに無理はしてない。
でも、会話するときは相手に配慮のある言い方をする。
その度合いが合ってるから私たちは一緒にいてラクだし、ポジティブでいられるのかなーと。

こんなに一緒にいて心地いい人はそんなにいないけれど、きっとこれがあたりまえと思っちゃいけないんですよね。

世の中は合わない人の方が多いから、
たまには合わない人とも関わって
そのありがたみを感じることも大切だよね…
と親友とも話しましたが。

こういう考え方も含めて、彼女とは結局合ってるのだろうなあ。

「この状況、あたりまえじゃないからな!」

心の中の加藤浩次がずっと叫び続けていたし
親友とも
「あたりまえじゃないんだよね」
「うん、あたりまえじゃないね」

とぼそぼそ確認し合いながら帰りました。

あたりまえじゃない幸せを大切にしなきゃと気づかせてくれた、神楽坂の夜。

私も彼女といるときの自分が好きな気がしました。

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