シン・ウルトラマン。ジャニーズへの偏見を作り出してたのは自分自身かもしれない。
小さい頃の夢はウルトラマンエースになること。
ショートカットでズボンしかはかず、自分は男の子だと信じてウルトラマンばかり見ていたあの頃。あれから、約30年。
なんであんなにウルトラマンに夢中になっていたのか、謎ですが…
少し成長してから、父が実は昔から怪獣の絵を描くのが好きだったと聞いてその影響もあるのか!?なんて思ったり。
そんな、どこかDNAに「好き」が刻まれてるのかも…なウルトラマン。
映画「シン・ウルトラマン」が公開されると聞いて以来気になって仕方がありませんでした。
で、結局見にいくことになるのですが見に行ったのにはもう一つ大きな理由があって。
有岡大貴くん。
noteでも触れたことがあったかもしれませんが、実は好きなんです…有岡くんが。
私は有岡担でもなんでもないので(ジャニーズファンは自分が一番応援してる人のことを担当と言います)えらそうなことは何も言えないのですが…
それでも2014年くらいから一時がっつりハマって、当時はツアーで地方遠征もしたし、今でもヒルナンデスを毎週録画したりYouTubeを追っかけたりと細々ながら、応援してます。
✳︎
シン・ウルトラマン公開初日。
Twitterのタイムラインに並ぶ、有岡大貴の文字。
ジャニーズアカウントだから当たり前かと思いきや…
リツイートされてくるのはジャニーズファンでない方々が有岡くんの演技を絶賛する声。
ジャニーズファンが都合よく一部の声を拡散してるだけでしょ、と言われたらそれまでですが…
少なくとも「ジャニーズだと知らずに俳優だと思って見ていたらジャニーズだった!!!驚いた!」という声をたくさん目にしたんです。
中には「安易にジャニーズタレントを使わない映画で良かった、という感想を見てニヤニヤしてしまった!」とおっしゃるジャニーズファンの方のツイートも拝見して、本編を見る前から妙に嬉しくなってしまった自分がいました。
で、見てきました。本編。
これが私の見た直後の感想。
映画としてよかった!の気持ちと
ウルトラマン好きな血が30年ぶりに騒いでしまったな!?の気持ちと
ジャニヲタとして誇らしい!の気持ちと…
全部が一気に押し寄せてきて、
どのアカウントでどんな感想をつぶやいていいのかわからずパニックしてしまったんです。
(私は一般的なアカウントとジャニーズアカウントを分けて使っています)
パニックしすぎて映画館出てしばらくTwitterの投稿画面開いてうろうろしてしまったほど(不審者)
✳︎
ネタバレしないために詳細は書きませんが…
有岡くんのことだけ少し触れておきます。
正直、自分が見ていた前評判が良すぎたんで大丈夫かな…ハードル上げすぎたな…という後悔と不安もあったのですが。
ウルトラマンたちが生きる世界からすれば人間なんてちっぽけで無力なんだ…という彼が持つ感情が見てる私たちとも重なって、なんとも泣けてきてよかったです。
ドライなようで、努力家で一生懸命。どこかチャーミング。
もはや滝明久がよかったのか有岡大貴がよかったのかわからなくなってますが、それこそ「演技がよかった」ということの証明ですよね。
で、見終えた後反省したんです。
ジャニーズへの偏見を持ってるような人たちが、ジャニーズと知らずに有岡大貴を賞賛してくれてることに喜びを感じた自分に対して。
そこに喜びを感じてるってことは、
ジャニーズへの偏見を持ってる人がいる前提を他でもない自分が作ってしまってるわけで。
偏見を作り出してるのは、偏見を無くしたいと言ってる自分自身なんじゃないか!?って。
有岡くん本人は自分がジャニーズだからどうとか意識して、この仕事に取り組んだのだろうか。
実際どうだったのかわからないけれど、
ただただ彼が滝明久という役と向き合って全力で取り組んだ結果が、今回の作品なのでは…?と思うとジャニーズという看板への評判をファンが勝手に気にするのも、失礼な話だなと。
だからこそ、感想を一般アカウントでつぶやくべきかジャニーズアカウントでつぶやくべきかわからなくなったのは、ある意味良かったのかもしれません。
それほど自分自身が、ジャニーズへの偏見の前提を抜きにした状態になれたということだから。
エンドロールで流れる
ジャニーズ事務所の表記も
Hey!Say!JUMPの表記もなかった
「有岡大貴」の文字は確かに誇らしかったけれど。
同時に彼がジャニーズ事務所でありHey!Say!JUMPであることにも、誇りを感じる。
これだからジャニヲタはやめられないな、と今日もまた、思いました。有岡くん、ありがとう。
(ちなみに、トップ画像は鑑賞前にマックで飲んだマックフィズふじりんご味。おいしかったです。)
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?