大丈夫。その恋、消化できるよ。

人の相談に乗るときも、
飲み会の場でも、
恋愛の話になると
「20代の大迷走期」を思い出します。

とにかく迷子になりまくっていた、あの頃。
地図を読むのが苦手でリアルに方向音痴な私は
それだけで辛いのですが、恋愛まで迷子になるとは。
どれだけ迷えば気が済むんだ…と当時は絶望してました。

「自分の気持ちを直接伝えてくれないのが辛かった」と言われて振られたり、
別の人が好きになったからと振られたり、
長くお付き合いした人と自分からお別れしたり、
相手がいる人を好きになり最終的に選ばれなかったり、
金曜の夜だけ連絡が来る「都合のいい女」になったり。

今思えばもっと相手のことも、自分のことも大切にする恋愛をすればいいのに…と反省ばかりですが、
その渦中にいるときは必死だったんですよね。

ボロボロになりながら、少しでも幸せになれる方法を見つけようと全力で生きてました。

そんな大迷走期の思い出たちはなかなか、消化しきれなくて。
忘れたフリして自分を騙そうと思っても、ずっと忘れられずにずっと胃がもたれてる…そんな感覚がしばらく続いてました。


そんな、消化しきれず残っていたものたちが
やっと消化できてきた気がするんです。
33歳になって、やっと。


過去に恋愛関係になった人たちが
子育てや家を建てることの大変さについて教えてくれたり、
プロとして世界で活躍する姿を見せてくれたり、
プロジェクトメンバーとして再会していろんな知見をくれたり

なんだかそういうことがいろいろあって、
シンプルに「学びの対象」として彼らを見れている自分に驚きます。

少しでも未練があったらこんな風にはなれないのだろうから当時のことを思うと信じられないし、
そんな時期を乗り越えていま自分の糧にできてるなんて、自分は結構タフな人間なのかもしれないなと。

決して元からタフだったわけではなく、今の旦那に出会って余裕が生まれて強くなった、というのもあると思います。

過去の恋愛について語るのは、今の相手のことを思うと本来は控えたほうがよいのだろうし、
自分が同じことされたらどう?という想像力を働かせるのは絶対に必要だと思ってます。

でも、過去の恋愛を経ての今の自分であることは確かだし、結構な労力と時間をかけた経験なので自分の人生の糧にできるのは良いことなのかな…とも。

過去の恋愛たちが消化できて、自分の血や肉になってる感覚。渦中にいて号泣してたあの頃の自分からすると、信じられません。


大丈夫、今は絶望的かもしれないけれど
ちゃんと自分の糧になる日がくるよ。

信じられないかもしれないけれど、
結婚もできるよ。


そんな風にいつか、今抱えてる悩みも
未来の自分が慰めてくれる日が来るのかな。

少しだけ希望を感じつつ、
あの頃苦しんだ自分に、たまにはありがとうを
伝えたいなと思います。

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忘れられない恋物語

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