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僕たちはオキシトシンを分泌するために居酒屋に行く

緊急事態宣言延長なのか。またも日本は世界から置いてきぼり。バブル崩壊後の二の舞。そういえば、禁酒令ってやりすぎじゃないって話。

■なぜ私達は居酒屋という場所に行っていたのか。
まずはここから考えてみよう。
◎飲食的観点から
 ・とにかく飲みたい。
 ・美味しいものを食べたい。
 ・少しづつ色んなものを食べたい。
 ・料理の技術や盛り付けの仕方を学びたい。
◎繋がり的観点から
 ・友達や恋人とおしゃれな雰囲気を楽しみたい。
 ・仕事の打ち合わせ。
 ・○○資金パーティー。
 最後は皮肉を込めて打ち込んだが、このような理由が考えられる。

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■なぜ居酒屋に休業要請、禁酒令がなされたのか。
 一番克服したかったのは、お酒を飲みすぎた時に大声になって飛沫を飛ばすことを防ぐため。だったですよね?確かに、居酒屋を封じ込めば解決するだろうが、もし経済のことを考えればより最善の策があったのではなかろうか。お酒を飲みすぎるのが原因なら、杯数を限定すればいいのでは。集団で大声で話すのがだめなら、お一人様限定ならお酒の提供可にすればよかったのでは。そもそも居酒屋が一番感染リスクが高い領域だったのか。
 話はそれるが緊急事態宣言が出された翌日のある記事の見出しに、「緊急事態宣言発令後の初日、早朝の人出減らず」。呆れますよね。早朝の出勤の人出が減るということは、テレワークに移行するということ、それが出来るのなら各社とっくにやってますよね。テレワーク率7割を目指すための努力はなされているのだろうか。
 話を戻して、今でこそ様々な業種が制限されているものの、居酒屋や酒類の提供を伴うお店が一番悪の権化かの扱いを受けているのではないだろうか。ここで、ググってみてほしい。🔍[東京 クラスター]。事業所、部活、病院、保育園、高齢者施設、などなど。だから、居酒屋は悪くないと言いたいわけではない。もちろん居酒屋でクラスターが発生したことはある。ここでの結論は、今なされている対策は、直接的な対策にはなってないのでは、ということである。かなり雑な議論をしていますが、次が本題です。

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■家飲みが多くなってから、飲酒量も増えてないか。
 どうだろうか。私自身が最近痛感している。居酒屋が開いていた頃は、月に2,3回飲みに行って、家ではあまり飲むことは少なかった。しかしながら、居酒屋が休業し始めてから、急に家での飲酒量が増えた気がする。お酒を飲まない人からしたら考えられないだろう。特に、一人暮らしだとこの影響は顕著である。
◎なぜ一人家飲みが過剰な飲酒量を生み出すのか。
・誰も止める人がいない。
・家に帰る必要がない、家にいるから。
・たぶん店で飲むよりも度数が高い。ハイボールやサワー系は特に。ちゃんと作っている人は酔うほど手元が狂って濃さが増していくだろう。
 最後の理由だけ少し長くなったのは、自分が最も大きな要因だと感じているからであるのは言うまでもない。

■酒を飲むほど、ドーパンがドバドバ出てる。(一番本筋です。)
 ちょっと脳科学的な話をしたいと思う。そして、本ストーリーの根幹をなすお話。最近読んだ本、樺沢紫苑著『THE THREE HAPPINESS 精神科医が見つけた3つの幸福』。そういえば、専攻は神経科学なので、なんとなく薄々気づいてはいたが、なるほど!と思った。
◎酒を飲むほど、どんどん沼にはまっていく
 アルコールによって放出されるドーパミンは私達に快楽を与えてくれる。飲むと陽気になって楽しくなりますよね。しかし、この快楽は一度味わうと、次々に前回を超えるものが来なければ快楽は感じられなくなり、どんどん摂取量が増えていく。これが、過剰摂取の原因である。
◎家での一人飲みならではの弊害
 居酒屋での偶発的な出会いやお店のマスターとの会話、一緒に行った人たちとの繋がり、これらは単なる装飾ではなく私達の脳に重要な変化をもたらしている。この時、セロトニンやオキシトシンといったホルモンが分泌されている。この子たちは私達を幸福に導いてくれるだけでなく、前出のドーパミンの暴走を抑止してくれる。一人で飲んでるとこれが無いのだから、合点がいく。オンライン飲みでも、リアルには勝てない。

一人家飲みがいかに危険なのかがわかっていただけろうか。今は良くても数年後の日本国民の健康状態はどうなっているのだろうか。酒だけだはない。現状様々な危険にさらされている。次項で締めとして、その話をする。

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■最後に、みんなで国を訴えませんか(笑)
 酒を飲みながら、様々な人々との対話を通して、私達は「健康で文化的な生活」を送ってきた。今それが犯されているのである。家飲みが増えたことで飲酒量が増え、健康が阻害されている。過剰な自粛が精神を蝕んでいる。政府や知事、メディア、マスコミが足を引っ張り合い、不安を煽っている。もはや「健康的で文化的」とは言えないではないか。
 ただ最近思うことは、政府に文句言ってもどうせ変わんないんですよね。もうあの人達にはあの人達なりのシナリオがあるだろうから、何を言ってもどうしようもない。そうでなければ、今の策を本気でやってることになるが、ならば相当頭の悪い残念な人達が毎日集まって、中身の無い会話をして、中身の無い策を講じるだけの無能集団であると言える。一応、フォローしておくと、何個かは素早く最善の対策を講じたシーンもあった。
 3密を避けましょう。ただコロナ対策は”疎”なものにならないよう尽力を尽くしてほしいと願うばかりである。

それでは、酔い週末を!

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