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ただ好きだから好きだと言って

ご覧くださり、ありがとうございます。ウィッシュノートです。前回のポエムにもスキをありがとうございました。

今日は、また恋愛についての詩を書きました。恋愛に限らず、自分が緊張している時は、その緊張が伝わって相手も緊張してしまうので、

「力を抜いて楽しんでみようね」
「そうすれば相手も安心するからね」

という感じの詩です。関係を壊したくないあまり、ついがんばりすぎてしまう方に読んでいただけたら嬉しいです。


ただ好きだから好きだと言って


どうして自分のほうが
弱いと思ってしまうんだろう?

相手の機嫌を損ねたら
見放される立場だと
思ってしまうんだろう?

恋愛は二人ですることなのに。
向こうから見れば
自分が「相手」なのに。

私たちはいつも自分ばかり不安で
相手も同じように恐れているかもなんて
ちっとも気づいてあげられない。


ありのままの自分じゃダメだって
恋人として正しいふるまいをするために
人に聞いたり本を読んだり
色々知識を身に着けて

しつこくしちゃダメ。
負担をかけちゃダメ。
笑顔でいなきゃダメ。
リードしなきゃダメ。
触りすぎも触らなすぎもよくないって、

素直な気持ちを押し殺して
好かれるために好きって言う。

自分が楽しいかよりも
相手が楽しいかばかり気にして
笑うことも話すことも
触れ合うことすら義務になって
一日の終わりに思うのは
「今日は楽しかった」じゃなくて

「今日のデートは上手くいったかな?」
「笑ってくれてはいたけど、本当はこっちに気を遣っていたのかも?」

自分が気を遣っていたものだから
相手もそうかもって一人反省会。


せっかく「自分がそうなんだから
相手もそうかも」って思ったなら
自分が本当にして欲しいことを
相手にもしてあげたらいいのに。

ただ好きだから好きだと言って
感情を素直に表に出して
不都合なところも許して
唐突にじゃれてみたり
安心しきった顔で笑って

「あなたと一緒だと楽しくてしょうがない」って

思いきり幸せを感じてあげたらいいのに。
自分がそうして欲しいように。


「相手がそうしてくれたら自分も」って
思っているうちは、相手は心を開かない。
だってガードをおろして
無防備な自分を見せるのが怖いのは
向こうも一緒だもの。

だから、ちょっとずつ、ちょっとずつ
自分から心を開いてみよう。
いきなり全開にしなくてもいいから
少しずつ相手に心を預けてみよう。

そうすれば相手も同じだけ
あなたに心を開くから。
いつか見かけだけじゃなく心から
寄り添えるようになれるから。