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荒波を越えてゆけ/出来る人を見た時は/Z戦士になる方法

今日のポエムです。三本立て。

荒波を超えてゆけ


「人生という荒波を乗り越えて行け」というフレーズを昔どこかで聞きました。

 でも人生が海なら、荒波の中でもスイスイ泳げてしまえる人が居るのはおかしい。

 海は、本当は凪いでいるんだよ。

 溺れそうになるのは、海を恐れて力んでもがくから。

 上手に泳げる人ほど楽そうなのは、体の力を抜いているから。


出来る人を見た時は


 自分よりも出来る人を見た時は、自分を卑下するんじゃなくて相手を立てるといいんだよ。

 相手を『普通』に置くと、自分は『普通以下』になって誰も得しない。

 でも「相手が特別すごいんだ!それが得意な人なんだな!」って思えば自分を卑下しないで済むし、すごいと思われた人も嬉しくなるから。


Z戦士になる方法


「人の価値を決めるのは、その人が背負った荷物の重さだ」みたいな話を、昔どこかで聞きました。痛みや苦しみや重圧によって、培われる力は確かにあります。

 でも修行のために背負っていた重しを、そのままつけて戦うヤツなんて居ないよなぁ。

 ピッコロさんだって戦いの時には、重い帽子やマントを脱ぐわけだし。
 300倍の重力室で修行していたベジータだって、その負荷をかけたまま戦いはしないもの。

「自分は無力だ」とか「出来が悪い」と思っている人は、重しを外し忘れているんだよ。わたしたちは目に見えない重しを乗せて、ずっとずっと修行をしていたんだ。

 でも、こうして人生や幸せについての答えを探すほど迷い苦しみもがいて来たなら、あなたの修行はとっくに完成している。

 だから今度はあなたを縛っていたもの、苦しめていたものを一つ一つ外してみよう。それは逃げじゃなくて解放だから。本気を出すためのプロセスだから。

 あなたに圧し掛かっていた負担を一つずつおろし、重力室から抜け出した後も、すぐには動いちゃダメだよ。

 ずっと背負っていた重しを外すと、人はかえって不安になって「早く代わりを見つけなきゃ」と、また新しい重しを背負ったり、別の重力室に飛び込んじゃうから。

 軽くなった体がしばらく落ち着かなくても「しなきゃ」が「したい」に変わるまで、食べて遊んでゆっくり眠って、体に力を蓄えるんだよ。

「これでいいのか?」「だらけているんじゃないか?」と不安だろうけど、人間は元気になると自然と心が動き出すからね。「オラ、早く戦いてぇぞ!」って自分の力を試したくなるからね。そのワクワクに向かって飛び出す頃には、あなたも立派なZ戦士。

あとがき

最後まで読んでくださって、ありがとうございました。

『Z戦士になる方法』はふざけているようですが、ウィッシュノートはマジです(キリッ)。

疲れたり本気が出せなかったりするのは重しがついているからなので「こうしなきゃ、ああしなきゃ」をなるべく減らして「これがしたい。あれがしたい(あるいはしたくない)」をなるべく増やすようにしてくださいね。何事も体が資本なので、お体大事にしてください。