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精神的な自傷について【心が痛がっているよ】

ご覧くださり、ありがとうございます。ウィッシュノートです。前回のポエムにも、スキをありがとうございました。

今さらですが、無名の人間の書く詩を気に留めて、読んでくださる方が居ることが、すごく奇跡だなと、とてもありがたいです。

今日はちょっと暗いテーマですが、自分なりに大事なことを書いたので、読んでいただけたら嬉しいです。


心が痛がっているよ


心も血を流すんだよ。
気力はそこから流れ落ちていく。


精神的に弱いことは
病気で悪いことだからと
胸の痛みや心の疲れを
素直に言えない人がいる。

人に言えないだけならいいほうで
感じることすら悪いみたいに
自分の弱さを見まいとして
心の傷から目を背ける。
血はそこからダラダラ流れて
心はみるみる衰弱する。


衰弱した心は
些細な痛手を大きく感じさせる。
これ以上、自分を傷つけさせないために。
痛みを避けて自分を護らせようとする。


でも多くの人は
「傷つく自分が悪いんだ」と
弱さを克服しようとして
あえて痛みの中に身を置き
他人に自分を傷つけさせる。

他人に自分を傷つけられまいと
痛みから離れた人も
「逃げてしまった」という罪悪感と
「自分は弱い」という劣等感で
自分で自分を痛めつける。


過去に他人から与えられた
数えられるほどの痛手より
もっと多く数え切れないほどの暴言で
容赦なく自分を責め立てる。

それがいちばん自分の心を
切り刻んでいることも知らないで。


心も血を流すんだよ。
自分の言葉にさえ傷つくんだよ。

それを弱さだと嫌って
情けないことだと責めて
叩き続けるのはやめようよ。

心が痛がっているよ。
君の心だよ。