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(はじめに) 当小説は、2007年に書いたもので、当時とあるお笑い芸人にドはまりしていた…
せっかく体力をつけようと思って、市営体育館に来たのに。 走路をぐるっと一周、ランニン…
せっかく駅前からバスに乗って20分かかる製菓用品店に来たのに、欲しかったクッキー型は見つ…
列車が大きな川を渡りきると、車窓の風景は再び野原が広がり、遠くの山並みが秋の色を呈して…
目の前に推しがいる。 いや、推し本人じゃないけど、推しの色を全面にまとったマンゴーパ…
机の上に、写真立てに入れて飾ってある写真がある。 そこには、大学の卒業式に正門前で、…
いったい、どこまで頑張り続ければいいんだろう。 いったい、どこに行けばゴールにたどり着けるんだろう。 毎晩、眠りにつくときは、ひたすら自分を責め続ける。 自分の選んだ道は、正しかったのか。いつか目指すゴールに、たどり着けるのだろうか。 故郷を出て、大学を出て、でもそのまま社会人になるのが嫌で、お笑い芸人の養成所に入った。一緒に入った友人とコンビを組んでいたけれどケンカばかりで解散し、それからずっと一人で活動している。好きな映画のワンシーンを真似したり、好きな歌を洋楽