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【対談インタビュー】GovTech領域にデザイナーが与えるインパクトの大きさとドメインの面白さについて

こんにちは!株式会社WiseVineの採用担当です。
本日は、代表の吉本さんとプロダクトデザイナーの飯塚さんに「プロダクトデザイナーポジションの魅力について」対談をしていただきました。

・GovTech領域にデザイナーとして携わる面白さ
・WiseVineのプロダクトデザイナーポジションの重要性
・理想のプロダクトデザイナー像

についてお話しして参りますので、「社会的意義のあるプロダクトに携わりたい方」や「世の中に大きなインパクトを与えたい方」はぜひ最後までご覧ください。


代表取締役社長 / 吉本翔生 プロフィール

慶應義塾大学SFCを卒業後、2011年に野村総合研究所コンサルティング事業本部に入社。エネルギー・気候変動政策を専門とし、国内外の行政(国際機関、中央官庁、地方公共団体)への政策立案に係るコンサルティングに従事。本業の傍ら、慶応義塾大学で途上国の自治体職員向けに気候変動政策に係る講義を担当。2018年3月にWiseVineを設立。

プロダクトデザイナー / 飯塚 まり子 プロフィール

デジタル系のプロダクト・サービスのデザイナー兼ディレクター。toB向けのサービスを得意とし、特に情報設計・UIを長く経験。シード期に近いスタートアップに関わることも多く「サービスが成長するのに必要なことをやる」をモットーとしている。2023年2月よりWiseVineに参画。



ーGovTech領域におけるデザイナーの重要性を教えてください

吉本:行政において、UXデザインを再定義しなければならない業務フローはたくさんあります。中でも特に、重要なのが予算編成です。行政の仕事を民間企業に委任していく過程で最後に残るほど、税金をどう配分するのか、予算編成って大事なんです。
しかし、行政の予算編成にデザイナーが入ったことは未だかつてありません。行政の複雑な業務フローを理解できないので、多くの会社ではデザイナーの仕事ではないんですよね。
WiseVineのデザイナーは、経営ダッシュボードの業務フローやワイヤーフレームをデザイナーの目線で書いています。自治体であれば、最後に知事が予算編成を決定する際の「誰が誰に情報を伝え、どの情報を基に最終的な意思決定を行うのか」をUXデザインの観点で再定義しているんです。つまり、GDPの約3分の1を占める行政の予算配分に直接的な影響を与えていることになります。
自分の書いた業務フローやワイヤーフレームがこれほどお金にインパクトする業界は他にないと思いますね。

飯塚:世の中に与えるインパクトが大きいところは魅力的です。GovTech領域に関わることで、多くの制約と高い負荷の下で働く財務省や財政課の方々の働く環境改善を改善することができます。私たちの仕事によって、効率的に業務を行えるようになり、もっと重要な業務に時間を割くことができるようになるんですよね。
これは結果的に、私たちが納税したお金がより良い方向で使われることにつながり、巡り巡って、私たちの日々の生活にも大きなインパクトを与えるんです。


ーGovTech領域に難しいイメージを持たれる方も多いと思います。実際の業務についても教えてください。

飯塚:デザイナーの業務としては特殊なものではありません。国や自治体の財政課の方々がどこに負担を抱えているのか、心理的プレッシャーに感じるのはどこなのかをヒアリングし、PdMやエンジニアなど開発チーム一丸となって問題の解決に取り組みます。これは、多くのtoBプロダクトのデザインプロセスと共通することですし、同じデザインの力を使うなら、よりインパクトの大きいところに挑戦したいと思いますね。

吉本:これまで、官公庁に納めるような基幹システムにデザイナーが入ってこなかった分、少し入るだけで変化が大きいんですよね。デザイナー個人からすると、デザイナーとして当たり前の業務をこなしているだけで世の中にものすごいインパクトを与える、費用対効果の大きいドメインです。


ーでは、GovTech領域の中でもWiseVineでデザイナーをする魅力についてどう考えていますか?

吉本:やはり、走り出しのスタートアップが予算編成というコアなドメインを扱っているギャップだと思いますね。小さい会社が大きなことを成し遂げようとしている。だからこそ、いちデザイナーでも世の中に与えている影響を実感しながら働くことができるんです。

飯塚:一般的に、大手SIerで作るような行政の基幹システムは、開発に2〜3年かかるのが普通です。加えて、SIerという事業形態上、開発が終わる頃には、他のプロジェクトにアサインされていて、最終的に自分のデザインが与えた影響を確認できないことがあると思います。
一方で、WiseVineはまだまだ小さい会社ですが、基本のサービスはSaaSとして展開することが目標です。なので、世の中のスタートアップが作るプロダクト開発に近いサイクルで期間を短く区切って、デザイナー自身もサイクルに入っていくことができます。
今までの基幹システムの作り方と大きく異なっており、「最終的にどのようにプロダクトに反映されたのか」「本当に価値が提供されたのか」実感できるところが魅力に感じますね。


ー理想のプロダクトデザイナー像を教えてください。

飯塚:社内外のコミュニケーションをもっと深めたいと考えています。行政の方々や、PdM、エンジニアと積極的にコミュニケーションをとり、共同でプロダクトを作って行けるようなデザインチームを構築できたら良いと思いますね。

吉本:プロダクトの成長全体をリードするような立場になって欲しいですね。というのも、デザイナーってすごく大事だと思っていて。
現在は、コンサルが「もっと業務をこうするべきだ」という観点でドメインの知識を活かしてリードしていますが、ドメインをある程度キャッチアップした後に「抽象化したらどうなるのか」一番考えられるのはデザイナーだと思います。細かな業務と汎用性の高いUIのように、具体と抽象を行き来しながら考える所にイノベーションは生まれるんです。デザイナーの方々に、もっともっとGovTech領域に侵食してきてもらいたいですね。

インタビューは以上になります。吉本さん、飯塚さん、ありがとうございました!


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