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父と8歳息子の東南アジア&アフリカ旅行~アディスアベバの美人と珈琲①~Vol. 6

*1エチオピアブル = 約3.7円 (2019年9月16日 時点)

いよいよ、アフリカ大陸へ向かう。

バンコク発アディスアベバ行きET601便(エチオピア航空)は30分遅れの01:50に出発。

息子はギリギリ起きてくれてて助かった。さすがに30kg の息子と2人分の荷物を担いで機内に入る自信はない。

機内に入った瞬間目を疑った。

前の搭乗客が使った飲み物のカップや毛布がそのまま散乱している。
こんな事は今までで初めてだ。

飛行機の駐機は時間が経つにつれて航空会社へ課金されていく。
おそらくそれが嫌なので掃除も不十分のまま出発するのだろうか。

周りのアフリカ人は慣れた様子で床に投げ捨てていた。
もしかしたら、いつものことなのかもしれない。

僕達と同じ列に座ったおばちゃんはガーナ出身。親戚が東京に住んでて、最近遊びにいったらしい。喋って数分で、一気に友達のお母さんだっけ?的な距離感になる。とにかく良く笑う。そういえば僕の友人のガーナ人もいつも明るくて冗談ばかり言ってる。

アフリカ人の特徴なのか、ガーナ人の特徴なのかは分からないが一緒にいて楽しい。

乗客はアフリカ人7割、中国人2割、その他1割という感じだろうか。

中国人のアフリカ進出は噂には聞いていたが、後にケニアに入った後そのパワーを目の当たりにする。

機体は無事アフリカ大陸にランディング。

エチオピア入国のビザ代は一人USD50。

日本円でも払えるようだ

朝6:00の到着にも関わらず、職員はテキパキ対応してくれた。

ボレ国際空港は想像より綺麗で立派だった。

さすが1億人の人口を抱え、アフリカの玄関口と呼ばれる国際空港というだけある。

ボレ国際空港から外へ出るとなぜか欧州の雰囲気がした。

早朝でまだ寒く、一斗缶で焚火をして暖を取っている人もいる。

どこで感じた空気だろう。

マルセイユか、イタリアの片田舎なのか。。
どうしてかは分からないが「欧州」の匂いを感じた。

ボレ国際空港のロータリー

今回泊まるホテル「STAY EASY」の迎えの車は30分ほど待った後に来た。

SIMカードは買わなかったので連絡が取れず不安だったが、周りのエチオピア人が

「どこへ行くんだ」
「あそこが迎えのピックアップポイントだ」
「俺は違うホテルの運転手だが、送ってやっても良いぞ」

と、優しく声を掛けてくれて不安を紛らわしてくれた。

空港からホテルへ向かう車窓から街を眺める。
埃っぽい。道路の高架下には浮浪者も多く、野良犬も多い。

一国の首都にしては、少しさみしい感じだ。

寒いのもあるかもしれない。体感では18~20℃位だろうか。

7月に日本を出て、タイ・マレーシアとずっと夏だったので冷気が身体にしみる。

アフリカ= 「灼熱の大地」というイメージがあるがそれは間違いである。

もちろんそういう地域もあるが、年間を通して冷涼で爽やかな地域も多い。アディスアベバは高地にあるため1年間の気温は9℃~25℃くらい。
ケニアのナイロビも同様の温度で年間を通して快適な気候である。

どちらも日本に比べたらはるかに過ごしやすい。

ホテルへ到着。

時計を見るとまだ7:00なのでチェックイン出来るはずはないが、受付の青年スタッフに聞いてみる。

青年:「ソーリー。 今はまだ7:00だから、After 1 o'clock しか部屋に入れない」

僕: 「いや、チェックインは11:00からって聞いてるけど・・・」

受付: 「そう、だからAfter 1 o'clock ならOKだよ」

僕: 「いや、だから1時じゃなくて11時だと思うんだけど・・・」

上記のやりとりを3往復位して、どうやら受付の青年が話しているのが1 hour later という意味だと判明。 良かった・・・追加料金無しで8時から部屋に入れるとはありがたい。夜便の機内では寝られなかったので、とにかく早く横になりたい。

簡素だが良いホテルだった

シャワーを浴びるがお湯が最初の数分しか出ず、ほとんど冷水だった。

言葉にならない言葉を叫び、凍えながら浴びる。

そして荷物を整理した後、すぐに息子と寝入ってしまった。


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