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デザイナーが個人開発に挑戦しているお話

こんにちは、@nanammeonです。
超久しぶりにアドカレに参加させていただきました。題材は「個人開発 Advent Calendar 2022」です。今回は14日目の記事としてタイトルにもある通り、デザイナーが個人開発に挑戦しているお話を書きます!

まずはじめに

個人開発と謳いましたが、わたしだけで個人開発をしているわけではなく、エンジニアである@nerd0geek1さんとコンビ開発をしています。
それを踏まえた上でデザイナーが個人開発に挑戦しているお話として読んでもらえれば幸いです。

なぜわたしが個人開発に挑戦し始めたかというと自分がペインと感じているものを解決したいと思ったのがきっかけです。

以前Twitterでチラ見せしたものを共有させてください。

このツイート、2021年3月に投稿していますが実際に腰を上げたのはつい最近です。1年半越しの復活となりました。お待たせし過ぎていますね。

個人開発のきっかけ

周りで個人開発をしているひとが多く、自分も作ってみたいなという小さい目標を掲げたのがまず最初。が、興味はあったけれど作りたいものが思い浮かばず、こういうのあったらいいかもというスタートから始めるもののしっくり来なくて頓挫することもありました。

というのも自分は0→1の発想よりも1→nの方が得意なため「君なんかアイディアある?」よりも「こういうモノを作りたいんだけどアイディアある?」の方が思いつきやすい性格なので、なんか作りたいけど作るものが無いなあという日々。

ふと感じた日々の煩わしさに開発への火が燃える

自分がペインと感じているもの、それが毎日飲むお薬の管理でした。
100円均一で売られているようなお薬ケースにまとめるほどこまめな性格でもないですし、かといって毎回飲んだ飲んでないをきちんと把握する脳も持っていない。

毎日数種類の薬を飲んで毎日を送っているわけですが、杜撰な管理方法がゆえに時々起こる「あれ、飲んだっけ……?」現象。

薬によっては起床時、食前や食後、就寝前、はたまたn時間ごとといったさまざまな時間帯によって飲むタイミングが発生します。正直いって覚えきれないペイン、煩わしさにピンときました。それが服薬管理アプリです。

唐突のAppleから新機能

2021年3月に発起しているものの中々画面設計の構想がうまくいかず、日々だけが過ぎていった時に目にしたものがこれ。

2022年秋ごろにリリースされたiOS16の新機能としてAppleがヘルスケアに服薬管理の機能が出ました。驚愕と悔しさがやってきつつもAppleが作ったということは需要があるということだ、誇ろうというポジティブを元に絶対に出してやるぞという固い決意が生まれました。

今なにしているの

もともと構想段階にあった画面たちをブラッシュアップし、開発に携わってくれる@nerd0geek1さんと何を達成するべきかを決めてプロダクトをリリースするために現在進行形で奮闘しながら動いています。

開始宣言時はiPhoneを普段使いしており、iOSデザインに合わせて自分の好きなようにデザイン設計をしていたのですが、Androidに機種変更したことによりこのままだとAndroid使っているユーザーは不便を感じるかも……と思ったので、両OSに耐えうる「らしさ」が出る画面にブラッシュアップしました。

また、Flutterで開発予定なので今回マテリアルデザインに舵を切ったのは正解でした。こうやって自分のスキルが向上していくのが見えるのも個人開発の楽しさのひとつですね。

コンポーネントのブラッシュアップ案
iOS/Androidの両OSに耐えうるデザインに変更(画像例はiOS)


プロダクトを形にしてまずはリリースを目標にしていますが、ただものづくりをするのではなく、ユーザーの体験を考えながら離脱率を避けるための施策や毎日使ってもらうための継続率を増やす構想、はたまたマネタイズ形態なども練っています。

まだその段階ではないだろうという声もあると思いますが、作ったものをより良く使い続けてもらうのが最終的な目標になるのでそれらを考えるのはけっこう楽しいです。手を動かしてUIを作るのもだいすきですが、考えるフェーズもまた違った楽しみがありますね。

デザイナーとPOを兼務する

現在の開発分担ですが、プロダクト構想および画面デザイン設計は私が行い、開発全体の実装・ロードマップの先導を田畑さんに担当してもらっています。

基本的なコミュニケーションはSlackで行い、フロー図や細かいフィードバックコメントなどはFigmaに残して記録しています。Notion等のドキュメントツールも合わせて利用しつつ、お互い認識のすり合わせだったりゴールの確認に齟齬のないように。

自分が考えている懸念に対して具体的なアンサーをもらえた時の例

ちょっとじぶんの話

じぶんの話になりますがそろそろ30歳になる年でもあり、社会人歴もそろそろ2桁に達しそうな時期になりました。

新卒時代含め20代前半は手を動かすのに精一杯だったころに比べると、ずいぶんスキルは上達したなと感じます。作るスキルに加えて課題の発見、それを解決するための施策のアイディア出しといった全体を見据える「考える・見つける」スキルも上達してきたなあと自己評価を綴っておきます。

個人開発していくなかで感じたこと

画面デザインを作るという楽しさも含めてこのプロダクトをどこまでの状態でリリースに持っていくか、さらにより良くするにはどうするべきかを考えることができるのも一貫して楽しめるのも個人開発の良さかなと感じます。

ですが、悩むときはとことん悩むし、〇〇むずかしくて辛い!もう考えたくない!という気持ちも少なからずあります。日々お手伝いしている案件の業務と合わせて考えて手を動かていると過集中してしまい、夜は脳も体もパンクして疲れた!大の字で投地!となる日も少なくないですが、いまは充実感のほうが大きいのではやく仕上げたいな〜という気持ちでいっぱいです。

おわりに

次の個人開発の記事ではリリースしたよっていう内容のものが書けるといいなという未来のじぶんに期待を込めて〆させていただきます。

開発がんばるぞ〜☕️

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