センスは知識からはじまる - 教養を学ぶことで普通が分かる -
皆様は「センスは知識からはじまる」という本をご存知でしょうか?
本日はこちらについてお話しします。
1. センスは知識からはじまる
センスは先天的なものではなく、誰でも身につけることが出来ます。
なぜなら、センスは知識の集積結果であるからです。知識の集約によって生まれる優れた判断基準(スキル)をセンスと捉えると、後天的に身につけられるイメージがつくかと思います。
つまり、根拠がないのにパッと思いつくことがセンスなのではなく、根拠を持ってアイデアが出てくる状態がセンスなのです。
2. センスが良いとは普通を知っていること
このセンスとは、言い換えると普通を知っているということになります。
普通が分からなければ、新しい要素を取り入れることが出来なかったりするかと思います。逆に、変な要素を取り入れることで悪目立ちする可能性があります。
センスが良い方はイノベーションを起こすことが出来ます。イノベーションは知識と知識の掛け算によって生まれますから、多くの分野の普通を理解することが必要となるのです。
3. 普通を知るとは良い/悪い状態を知っていること
それでは、普通を知るとはどういうことでしょうか。
普通とは、良い状態と悪い状態の中間ということになります。
「良し悪しの判断基準が何なのか?」「その判断基準では、どの程度から良い/悪いということなのか?」を理解することが、普通を知るということになります。
そのためには、王道を知っていたり、流行を知っていたり、売れているモノの共通項を知っている必要があると思います。簡単には数値化できない事象を判断するために、普通を知っている(良し悪しが分かる)状態にする必要があるのです。
4. 教養を学べば、良し悪しが分かる状態になる
良し悪しの判断基準などを学ぶことが、センスに繋がるという話を述べてきました。その判断基準を知るためには、王道や流行り、モノゴトの共通項を把握しておく(知識を身につける)必要があるとも記載しました。
それでは、どのように知識を身につけていけば良いのでしょうか?
これについて、私は「教養を身につけること」がその一歩だと考えています。長い歴史の中で、様々な方々が試行錯誤を繰り返してきました。それによって多くの情報が世の中に出回っているので、そういった過去の情報を利用して未来を予測していく必要があると思います。また、未来は予測するだけでなく、自分から行動して変えていく必要があると思います。
世の中は複雑であり、さまざまな業界・分野が相互横断的に関わっています。各業界の王道や流行を理解し、共通項を抽出するためにも、新聞や雑誌等を通じて、多くの情報に触れることが必要になってくるかと思います。
5. 教養を学ぶことがセンスに繋がる
過去を知り、自分の頭で未来を予測することには、教養が必要だと考えています。そして教養を学ぶことで王道等を理解することができ、明確な判断基準を持つことができます。判断基準を持つことで、簡単には数値化できない事柄に対しても、根拠を持って自身の意見(アイデア)を発信できると考えています。
まだ私もセンスを身につけれていませんが、引き続き知識を集約し、明確な判断基準を持てるように努力していきたいと思います。
参考資料
Amazonリンク:センスは知識からはじまる
このnoteの内容は、上記の本だけではなく、自分の考えも混じっています。
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