砂漠の冬のスフィンクス

思いついたことを書きます。 共著: ほろあま( @horoama )、がくふぁ( @g…

砂漠の冬のスフィンクス

思いついたことを書きます。 共著: ほろあま( @horoama )、がくふぁ( @gurafa )

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#1 能 -ここにアニメがあった-

これは何?これはいつか築地で寿司に舌鼓を打った後、銀座の歌舞伎座を通りかかった時の話だった。 「経験したことのない趣味とか体験、経験してみたくない?」 この連載は、我々が知らない世界を体験し、それを既存の知識と結びつけることによって、新たな価値観や観点を見つけ出そうという取り組みのアウトプットである。 その記念すべき第一回は、Culture traditionnelle japonaise である能を観劇ことから初めてみることとした。 能読者諸君は能を見たことがあるだろうか

    • #3 糸あやつり人形観劇録 -時をあやつる糸-

      糸あやつり人形を見に行こうこの企画の1回目である「#1 能 -ここにアニメがあった-」を執筆している時点で、我々は人形浄瑠璃を見てみたいという気持ちがあった。 日本の伝統芸能のうちでもことさら未知の領域だからだ。是非行ってみたいなぁと思いながら、公演を探していると、気になるタイトルが目に入った。 https://www.isshiza.com/gracchus 浄瑠璃ではなく「糸あやつり人形」である。 ただの糸あやつり人形ではない、カフカの短編「猟師グラフス」をやるのだ。 浄

      • #2 LIVE STAGE「ぼっち・ざ・ろっく!」が素晴らしかった話

        前回の#1 能 -ここにアニメがあった-に続いて今回は2.5次元舞台を題材に体験を綴る。 今回はライブステージ「ぼっち・ざ・ろっく!」を見た人間の感想文である。 ーーーーーーー 舞台とは、時間方向に展開される不確実性のあるリアリスティックな表現技法である。 映像作品とは、特定の時間を切り出して空間表現を拡張する。 アニメーションは更にそれを表現として刻み、必要なものだけを映し出す。 アニメを舞台に落とし込むということは、アニメで表現されないもの、つまり簡略し誇張された最小

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      #1 能 -ここにアニメがあった-