#11 鹿とぶつかった話

とある真夜中…

数カ月前のある晩秋のこと。
深夜の０時を過ぎたころにやむを得ない用があり、車で近所のコンビニへ。
距離は１kmくらいで片道５分ほどの場所です。

帰路、助手席の連れ合いが『あ、シカ』と言った途端、それが目の前に飛び込んできた。急ブレーキ踏む間もないようなタイミング。
鹿は道路の左側の歩道にいたのだが、何を思ったかまっすぐ道路を横切ろうとしたので鹿の横腹に正面から当たってしまった。
ちなみに車は軽のハイトワゴン（スペーシア）だったので、ちょうどバンパーが鹿の背と同じ高さでした。
鹿はそのまま道路の真ん中あたりに飛んでいき、そのまま横ひねりに１回転して「すくっ」と立ち上がった。
『もんどり打つ』ってあんな感じ？？　初めて見たよ…

鹿にぶつかった時って

他に車も来ないのでその場で停車。ケガでもしていたら保護しなきゃいけないし、でもどこに電話すればいいの？とちょっとパニックになりながら様子を見ていたら、鹿はしばらく道路の真ん中に立っていたものの、やがてトコトコと反対側の田んぼの方へ歩いて行った。
車の方を確認すると、バンパーが歪んでる！（泣）

ひとまず帰宅し、とりあえず市役所（の深夜連絡先）に電話。
鳥獣被害は市役所へ～っていう記事を市報か何かで見た気がしたので。
深夜受付の人は親切でした。
鹿はそのままどっか行っちゃったし、場所と経緯だけお話しして終了。
『担当課に伝えておきます』と言ってくれました。
こういう時はどこに電話すれば良いんでしょうね？と聞いたけど分からなかった。。。鹿がケガでもして動けなかったらとりあえず110番したかも。
その後の鹿のことも気になったが、普通に歩いていたし大丈夫だろうと思うことにした。
車は動くし、真夜中なので保険代理店さんに電話するのも気が引ける。
事故証明も取れないけど仕方ないね！

ところで鹿の体って（車の方がダメージ大）

さて、車の方はバンパーが歪んだだけ？と思って、翌日ディーラーさんに連絡し、持ち帰って見てもらったらけっこう重症でした…。
右のフロントライトが押し込まれる感じで、部品も壊れていたし回路は切れているわで修理に数日掛かりました。
幸い車両保険を付けていて（これは私が以前別の車を縁石にぶつけて廃車にした事があるから）、事故証明が無くてもOK、次回の保険料も変わらないよ、とのことなので保険を使うことにした。
【しかし、先日更新の時に見たら等級下がって保険料上がってました！車両保険外した（苦笑）】

何しろ鹿の横腹の弾力というか、圧がスゴカッタです！
中身みっしりって感じ、しかも固い。当たった瞬間『ぼーんっ！』て音がするようだった（笑）。
きれいに真横から当たったので、鹿も大丈夫だっただろうと思います。（希望的観測）

それにしても、山の方で鹿が出るとは聞いていたけど、まさかこんな平地で出会うとは。。。山からは何十kmもあるのに。
一応幹線道路だよ。保育園も学校も近いよ。田んぼが多いけど。
多分一生に一度のことだろうなーと思います。珍しい体験でした。