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#8 ファンレター

ファンレターを出してみた


 先週、とあるマンガ家の先生にファンレターとプレゼントを贈った。
2年前に年賀状を出したらとても素敵な返信をいただいて、その後もお便りいただいたりしていたのに、こちらからはすっかりご無沙汰してしまっていた。

クリスマスにカードを送ろうとして用意していたけど間に合わず、当然年賀状も出しそびれ、ようやく『えいやっ』と、バレンタイン目指してチョコレートを同封して発送できた。
喜んでくださるといいなあ。


ファンレターのちから


筆不精なものでついぞファンレターとか出せない人なのだが、以前、思い切って出して良かったと思ったことがある。
  ある作家さんの小説、雑誌掲載されたままずーっと文庫化されずにいた。ほかの作品は書き下ろしも含めて単行本とか文庫を出版されていたのだが、その作品は件の作家さんを好きになったきっかけのお話なので、どうしても文庫化してほしい!と思っていた。
  ずっと待っていても発行される気配がないので、数年前、編集部宛に『文庫化してください!』と年賀状を出した。
すると。その後わりとすぐに『文庫化するよ~』と公式のお知らせがあり、その年の終わりに本当に出版されたのだ。万歳!

もちろん、それ以前からほかのファンの方々からも出版の要望が出ていたらしいし、うまくタイミングが合ったということなのだが、自分のハガキもほんの一押しになったかと思うと、ああ、要望出して良かった!とつくづく思ったことであった。


ファンレターのすすめ


実はその作家さんは最近急逝されてしまい、かなりショックでいまだに悲しい。ただ、思い返すにあの時年賀状を出して本当に良かったと改めて思う。
自分たちファンがそうして要望を出さなければ、文庫として発行されずじまいで、先生の作品を形にして手元に置いておけなかった。

いま、推しのクリエイターさんがいらっしゃる皆さま。えいやっと、ファンレター出してみると、自分も満足、クリエイターさんにも喜んでいただけると思うので、思い切って(気軽に)出してみると良いと思います。




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