終わらない戦争

ロシアのウクライナ侵攻で始まった戦争が終わらない。
現代でこんなドロドロな戦争が始まるなんて信じられない。
最初苦戦を強いられたロシアは地力を発揮して東部で攻勢をかけている。
ウクライナの全面降伏を企んだ初期の目標は失敗したが、東部をロシア支配下に置くというプランBは達成しそうだ。
西側の武器供給を受けるウクライナが反転攻勢に出るかは予断を許さないが
ゼレンスキーは更なる武器供給を要請しているので武器が不足してきているのだろう。ロシア軍も人手不足に陥っているようで軍の年齢制限解除をしている。
ウクライナは徹底抗戦、ロシアは作戦完了まで、停戦は実現しそうにない。
西側は武器援助に徹底しているので誰も停戦を仲介する存在もない。
そんな中フィンランドのNATO加盟に反対したトルコが仲介役を表明した。
北欧のNATO加盟問題で評価を下げたトルコが挽回しようとする訳ではないが影響力を強めようとしている。
トルコはウクライナが当初戦果を挙げたドローン武器の供給国でもある。
西側とは一定の距離を取り、ウクライナを支援しながらもロシアとも関係がある微妙なバランスを取っている。
EUは物価が8%も上がって大変な状況である。エネルギー問題も厳しい状態にある。ロシアも徐々に苦しくなる状況は変わらない。
この不安定な状況は、チキンレースはどういう終結を迎えるのか。この不安を抱いたまま世界は暫く引きずりそうだ。

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