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ぶどうを潰せば(2) ~白い葡萄たち~

今回はワインに使われるぶどう品種について勉強していきましょう!
タイトルから耳をすませばのように言ってみたけど、このほうが覚えてもらいやすいような気がしたのでこれから連載で使っていくね笑 

まず、ワインに使われるぶどうには白ぶどうと黒ぶどうという2種類がある。大きな違いはまず見た目から皮の色の違いだね。白ブドウは緑で黒ブドウは黒い。中には白ぶどうだけども皮が赤っぽい品種もあるけどね。それ以外は品種によって香りや味わいがどんどん変わってくる。この個性を覚えていくと、香りや味わいから実際に飲んだ時に品種がわかるようになっていくよ。
ではまずは白ワインに使われる白ぶどうからみていこう。

1.シャルドネ
まずはシャルドネだ。これは白ぶどうの女王とも呼ばれ、フランス原産だけど今や世界中で栽培されている品種。世界の名だたる高級ワインやカジュアルワインまで、どんなワインにもなれる。
その秘密はどんな醸造方法にも使えるということ。だから同じシャルドネでも国や地域で味わいが全く変わっていくんだ。寒いところでは柑橘系のライムやレモン、グレープフルーツの香り。そして暖かいところだとマンゴーやパインアップル、ピーチのような香りと様々。まさに化粧映えしまくりのどんな役柄もこなすカメレオン女優という品種だね。

2.ソーヴィニヨン・ブラン
次にソーヴィニヨンブラン。原産はフランス。これは爽やかという言葉がぴったりな品種だ。基本的特徴は青リンゴやハーブのような清涼感とすっきりとした酸味。特に1970年代のニュージーランドで爆発的な人気が出て、ニュージーランドといえばマルボロ地区のソーヴィニヨンブランというまでになった。ここの特徴は果実味たっぷりの香りと味わい。パッションフルーツやグアバのフルーツ爆弾のようだ。とってもフルーティなのでワインを初めて飲みたい人にオススメしているよ。

3.リースリング
この品種も忘れてはいけない。これは原産はドイツ。ただ上の二種に比べると栽培が難しくあまり広範囲で栽培されていない品種になる。主にフランスのアルザス地方、他の国でもカナダやアメリカのワシントン州、オーストラリアの南オーストラリア州でも栽培されているよ。特徴は豊かな伸びのある酸味だね。香りも栽培地で変わるけども一つはペトロール(石油)香と呼ばれる特徴がある。僕としては新しいテニスボールの缶をカシュって開けた時の香りというかね。ただ絶対ある香りじゃないから気をつけてね。
後はこの品種は熟成する楽しみもある。何年も寝かせておくとはちみつのような香りが出てくるのはこの品種ならではかな。

という風に、代表的な3種を挙げてみた。実はこれ以外にも何種類もあるんだけど、まずはこの3種を覚えて次に行くというのがいいと思う。なぜなら彼らは本当に基本の品種たちだからね。

次回は黒ぶどうを紹介するよ。ゆっくりいこうぜ。

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