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【ベトナム】【GDP 2050年まで年率5%維持拡大】【世界ランク2050年には32位⇒20位まで上昇】【1人あたりGDPは00年⇒20年で7.5倍に拡大】



 ロフさんがベトナムETF VNMをウォッチリストに入れたのをきっかけにやまえつも興味を覚えてちょっとベトナムについてメモがわりにnoteにまとめてみることにした。





ベトナム画像 地図

1.ベトナム 人口

人口増大:かつて8000万人と言われていましたが、現在1億人にまで増えている。2050年には1.15億人に増える見込み。この人口は時期を同じくする日本よりも多く、ベトナムの内需市場はとても楽しみな市場と感じる。

2.ベトナム GDP

名目GDP:
年率換算5%~7%の成長
2050年まで5%前後の成長を維持!
16年時点でベトナムのGDPは世界32位⇒
50年時点では世界20位まで順位を上げる!

1人あたりGDP:
2000年前半400ドル⇒
2020年3000ドルへ成長。
20年間で7.5倍に成長!!

ベトナム画像② ダナン


   ベトナムを含む東南アジア各国はどこも高成長!!


3.ベトナム 投資先


ベトナムETF【VNM】 ヴァンエック・ベトナムETF



 ベトナム企業でも主要企業はSBIで投資も可能!




4.ベトナム主要企業


ベトナムETF【VNM】
構成銘柄(一部)
■生活必需品
マサン
ベトナム・デイリー・プロダクツ

■不動産
ビン
ノー・バー・ランド・インベストメント

■素材
ホアファットグループ
エクラ・テキスタイル

■金融
ベトナム外商銀行

■一般消費財
フォン・タイ・エンタープライズ

■ヘルスケア
マニー


ベトナム画像③

5-①【マサン・グループ】ベトナム主要企業動向

マサングループは食品・飲料・食肉・鉱業を主軸に多角的な事業を展開する巨大民間企業グループで、ベトナムのローカル飲食店でよく見かけるこれらの魚醤やチリソースといった調味料やインスタント麺を製造しています。マサングループはM&Aを通じて事業拡大を続けており、ベトナムで評価の高いTechcombankの株式の20%を保有する筆頭株主でもあります。

マサングループ 売上構成



マサングループ 07~20年売上・利益推移グラフ




5-②【ビナミルク】ベトナム主要企業動向

ビナミルクはベトナムの食生活に牛乳を広め乳製品文化を根付かせてきた企業で、ベトナム乳製品市場で長年トップに君臨しています。ビナミルクは元々はベトナム政府傘下の国有企業として設立されましたが、今では国営企業の民営化の成功モデルとされています。

ビナミルク 00⇒17年 乳牛規模推移


ビナミルク 液体ミルクシェア


ビナミルク 09~20年売上・利益推移グラフ




5-③【ビングループ】ベトナム主要企業動向

ビングループと言えば不動産を主軸に幅広い分野で事業を展開するベトナム最大の巨大コングロマリット企業で、ベトナムではスーパー、病院、学校など至る所でビングループ関連の「ビン〇〇」と付いた名前の建物を目にします。ベトナムでは多くの巨大国営企業が存在している中、ビングループは民間企業としてベトナム最大の時価総額を誇る企業にまで成長しており、今やベトナム人の生活に欠かせない存在となっているだけでなく、ベトナムの今後の成長性を語る上でもビングループの事業戦略が大きく結びついています。

ビングループ 売上構成


binnグループ 07~20年売上・利益推移グラフ




5-④【ホアファットグループ】ベトナム主要企業動向


ホアファットグループはベトナムで建設用製鋼事業をメインで手掛ける民間の複合企業です。製鋼事業の他に電化製品・家具の製造、建設用機械の製造、工業用・住宅用不動産開発、動物飼料の生産といった事業も手掛けていますが、グループの収益と利益のほぼ80%を柱の製鋼事業が占めていてベトナム製鋼市場で3割超の市場シェアを有するベトナム最大の建設用製鋼メーカーです。


ホアファットグループ 07~20年売上・利益推移グラフ




5-⑤【ベトコムバンク】ベトナム主要企業動向

ベトコムバンクは政府が75%の株式を保有するベトナム最大の銀行で、株式時価総額ではベトナム全企業の中でビングループに次ぐ2位の規模を誇っています。ベトナム最大の銀行と言っても資産や収益規模はまだ日本の地方銀行クラスですが、2010年~2020年の10年間で資産は3.6倍、売上に相当する経常収益は4.2倍へ急拡大を続けていて成長の勢いは衰えていません。

ベトナム銀行 業界 


ベトナム銀行11~20年売上・利益推移グラフ




熊さんがまとめている新興国etf まとめは凄いボリュームのまとめで一目瞭然ですが、ベトナムのリターンは寂しいですね。

【どこよりも充実】新興国ETF 40銘柄 総まとめ【33か国・ランキングも】│投資熊のゆるふわ資産形成 (invest-kumakuma.com)



6.概要、結論更新(22.11.25)


ベトナムは、人口も増加し、GDPも長期的に維持拡大が見込まれる。主要企業も個別に業績を見て見たが、どこも素晴らしい業績の拡大をしており毎年着実な成長が期待できる。株価は、なかなか大きくは上がらない時代が続いているが、企業収益の成長とベトナム株式市場の時価総額が長期で見ると比例してはくるものと考える。

GDPは上昇し、国力、人口も大きく増えているのになぜか株価はそこまで期待したほど上がらない。なぜだろう。謎だったが昨日のチンさんを囲む神戸勉強会の3次会で解明。実際にベトナムのトップ企業のオーナー達とビジネスをされていた凄い方から頂いたお言葉。そう非常に単純明快でわかりやすい答えが見つかった。そう、ベトナムは自由資本主義国ではないというあまりに単純明快な答え。。に呆然。その通りなのだ。共産主義国家なのである。

もちろんベトナムはこれからも人口は増えて市場は拡大し、企業も成長していくだろう。だが、資本主義国ではなく共産主義国家なのだ。株価にストレートに反映されるわけではないのだ。証券市場が絶対ではないのだ。資本主義のルールは絶対ではないのだ。

 ベトナム一国にこだわらず、インドネシア、マレーシア、フィリピンなど東南アジア諸国は概して高成長が期待できるので分散して果実を得たいと考える。短期ではなく、長期目線で楽しみたい。




ベトナム画像④


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