危険思考?私の大学に対する吹っ切れた価値観〜後編〜引きこもるより開き直れ
[読破目安 5分程度]
前編↓
前編の通り、私は大学が今の時代に合っているとは思わない。後編では、その葛藤をどう乗り越え、今どのような気持ちで大学生として生きているのか書いていこうと思う。
最初の2つの目次は流し読みで構わない、是非最後の3つだけでも読んでいってほしい。
辞める or 休学 or 開き直る
私は極端な性格ですぐに黒か白か決めないと気が済まない。やる気がないならやめた方がいい、やめないならやる気100%で臨まないといけない、というように。
親に言ったら何て言うだろう。そんなことわかり切っていた。
絶対これだ。
一人で考え込むことに疲れた私は、半ばやけになって母に言ってみた。
こんなに綺麗な言葉では伝えていないが、こんな感じだ。しかし、やはり母は、やめない方がいいと言った。娘が肩書がない者になる不安、今よりも生気がなくなってしまうのではないかと言う不安。そして、私のこの完璧主義的な考え方を改めて、もっと上手にずる賢く生きなさいとも助言された。
頭の中で考えていることを言語化するのはとても良い。自分の考えを客観的に眺められるようになるし、堂々巡りしていたものが吐き出され脳の容量が解放されるんだと思う。おすすめ。
よし、では、もう一回考え直そう。
私の決断
上の条件を踏まえて私はこう思った。
嫌な授業のストレスさえなければ、奨学金が有りかつ後2年も自由な時間を得られる!そもそも、大学生は自分の専攻が本業であると言う法律はない。
よし、じゃあ、こうしよう。
この決断の背景には以下があった。
1、やる気のあった1年生の時に頑張ってかなりの単位数を稼いでいたこと
2、コロナ禍で9割の授業がオンラインになっていたこと
私は2年後期の授業をだいぶ減らした。ライブの授業は1つだけ、対面は週1、残りはオンデマンド配信(録画されいつでも見れる講義)と課題のみの講義に絞った。
引きこもるくらいなら開き直れ
開き直ると色んなことが好転した。
まず、精神が安定した。私はストレスで8キロ近く太ってしまっていたし、情緒も不安定で家族にも親しいバイト仲間や友達に迷惑をかけた。具体的に以下を実践した。
次に、劣等感からいつも萎縮してしまうグループ課題があまり苦じゃなくなった。素直にすごい考え方を持っているなと言う視点で見れたし、自分がどう思われているのかあまり気にならなくなった。
多分、あなたとは違う道で私も頑張っていると言う自信がそうさせたんだと思う。
そして、何より有意義な時間が過ごせるようになった。ストレスフルだったころの面白いくらいの悪循環を話そう。
これが今はと言うと。
課題はこんな感じだ。余った時間は、自己投資に充てている。具体的に何をしているのかはまた別の記事で書こうと思う。
「開き直る」と言う言葉を辞書で引くと
今の私「ふてぶてしい」まさにその通りかも!
私は開き直った。
大学=奨学金と時間のためにしょうがなく行くところだと思っている。
課題を全力でやらないことにも、講義を時間の限り取らないのも、罪悪感はない。今まではせっかく入れた大学に一生懸命取り組めない自分が嫌だった。自分の作品がこれ以上酷評されるのが嫌で引き篭もった。そんな自分がもっと惨めで辞めてしまいたくなった。
でも気づいた。
1度好きになったからと言って、ずっと好きでいる必要はない。
作品が教授に認められなかっただけで私がクズなわけではない。
一生懸命がんばらなくても卒業はできる。
そして、私は今人生で最も自由でまとまった時間を持っている!
Going My Way
私は「私の今」にとって何が一番重要なのか分かった。それを教えるのは、親でも世間でも教授でも、そして自分の過去の決断でもない。それを教えるのは日々の感情だと思う。
好きだ、嫌いだ、ワクワクする、モヤモヤする。感情に素直になると良い。純粋無垢だった時代を思い出すのも良い。今現在、ストレスを抱えているならそれはチャンスだ。大事にしているものが間違っていると言うサインかもしれない。
多くの人が価値があると思っている物は、大体世間の常識をそのまま信じた先にある物だ。それを大事にするあまり、自分に大小のストレスがかかっていたとしても、気づかないか、自分が間違っているのだと誤解する。ちゃんとやらなきゃ、みんなと同じようにしなきゃ、過去の約束を守らなきゃ、と。
自分が大事にしているものが本物かどうか見分ける方法がある。それは「何のために?」と言う質問を繰り返すこと。
そしてたどり着いた答えと、最初の言葉を見比べ、この選択肢しかないのか考え直すこと。そして、一つの一つの答えに対して、自分の思い込みや世間の常識を間に受けてないか確かめること。(大卒資格があれば本当にいい企業に入れるのか、そもそも自分に取っていい企業の定義は何か、と言うように)
そして最も鍵となるのは、答えを書いている時の心の状態である。この時、やりたくてウズウズ、早くそうなりたくてワクワクしてきたらそれは本物である。
自分の今にとって本当に大事なものがわかれば人は無敵になれる。他人に少し批判されたくらいではビクともしない。今が本当に楽しいし、自信もついてくるし、できなくても立ち上がれる。人は心から夢に向かい始めた時、その過程にある課題を苦労や努力だと気づかないものだと思う。
赤ちゃんは大好きなママの元に行きたくて、歩けるようになる。この時、歩けるようになるか心配してないし、歩く練習を怠ったと言う罪悪感もない、まして転んでも僕は努力をしているのにと言う不満もない。「歩きたい」その一心である。
終わりに
この記事は大学に対する新たな見方を提示したかったのだが、大事なものの見つけ方と言うテーマに着地してしまった。申し訳ない。。
今、大学が楽しくない人、日々ストレスフルな人、やりたいことが見つからない人の一助になれば本当に嬉しい。
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