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危険思考?私の大学に対する吹っ切れた価値観〜後編〜引きこもるより開き直れ

[読破目安 5分程度]


大学が思ってたのと違う
大学に入って興味関心が変わった
って思ってる人に読んでもらいたい。自分の大学に対する考えと比べながら読んでみてほしい。
この記事は大学関係者の人、大学に夢を持つ人、子を大学に行かせたい人をがっかりさせてしまうかもしれない。
でも、これは現役大学生1人の意見だ。こういう価値観もあるものだと受け止めてほしい。

前編↓


前編の通り、私は大学が今の時代に合っているとは思わない。後編では、その葛藤をどう乗り越え、今どのような気持ちで大学生として生きているのか書いていこうと思う。

最初の2つの目次は流し読みで構わない、是非最後の3つだけでも読んでいってほしい。



辞める or 休学 or 開き直る

私は極端な性格ですぐに黒か白か決めないと気が済まない。やる気がないならやめた方がいい、やめないならやる気100%で臨まないといけない、というように。

親に言ったら何て言うだろう。そんなことわかり切っていた。

もったいない!!せっかく入ったのに卒業はしなさい。

絶対これだ。

一人で考え込むことに疲れた私は、半ばやけになって母に言ってみた。

大学が楽しくない。このままやる気もなく続けるくらいならやめるか休学して他にやりたいことを探そうかな。私の性格上、大学を続けたまま、この極度のストレスを抱えたまま新しい何かを見つけるなんて無理だと思う。だから一回リセットしたい。

こんなに綺麗な言葉では伝えていないが、こんな感じだ。しかし、やはり母は、やめない方がいいと言った。娘が肩書がない者になる不安、今よりも生気がなくなってしまうのではないかと言う不安。そして、私のこの完璧主義的な考え方を改めて、もっと上手にずる賢く生きなさいとも助言された。

頭の中で考えていることを言語化するのはとても良い。自分の考えを客観的に眺められるようになるし、堂々巡りしていたものが吐き出され脳の容量が解放されるんだと思う。おすすめ。

よし、では、もう一回考え直そう。

大学にいるメリット
・奨学金もらえる&借りれる(うちは母子家庭なので計10万くらい、学費も免除してもらっている)
・京都で一人暮らしができる(たまに寂しいけど自由)
・大学生としての特権(学割、社会的信用)
・卒業したら大卒と言うステータス
・専門家(教授)と話せる
・同じようなレベルの学生がたくさんいる
・図書館や施設を利用できる(コロナでビミョーだけど)
大学にいるデメリット
・専攻に興味がない
・自信とやる気がすり減る
・面白くない必修の授業を受けないといけない




私の決断 

上の条件を踏まえて私はこう思った。

嫌な授業のストレスさえなければ、奨学金が有りかつ後2年も自由な時間を得られる!そもそも、大学生は自分の専攻が本業であると言う法律はない。
よし、じゃあ、こうしよう。

卒業できるギリギリの単位数を稼いで、残りの全ての時間を自己投資に費やそう。

この決断の背景には以下があった。
1、やる気のあった1年生の時に頑張ってかなりの単位数を稼いでいたこと
2、コロナ禍で9割の授業がオンラインになっていたこと

私は2年後期の授業をだいぶ減らした。ライブの授業は1つだけ、対面は週1、残りはオンデマンド配信(録画されいつでも見れる講義)と課題のみの講義に絞った。



引きこもるくらいなら開き直れ

開き直ると色んなことが好転した。

まず、精神が安定した。私はストレスで8キロ近く太ってしまっていたし、情緒も不安定で家族にも親しいバイト仲間や友達に迷惑をかけた。具体的に以下を実践した。

・ストレスから物理的に距離を置いた
・「やるからにはやる気100%」という極論を捨てた
・新しいやりたいこと(本当は我慢していたこと)に取り組み始めた


次に、劣等感からいつも萎縮してしまうグループ課題があまり苦じゃなくなった。素直にすごい考え方を持っているなと言う視点で見れたし、自分がどう思われているのかあまり気にならなくなった。
多分、あなたとは違う道で私も頑張っていると言う自信がそうさせたんだと思う。


そして、何より有意義な時間が過ごせるようになった。ストレスフルだったころの面白いくらいの悪循環を話そう。

1.課題が嫌すぎて締め切りの1週間前からそれについて心配し始める。
2.けど手をつけない。課題をしてない罪悪感から他のこともできない。
3.最終日にようやく嫌々やる。
4.徹夜になる。頑張った気になる。
5.クオリティが下がり酷評される。
6.課題がもっと嫌になる。
1に戻る

これが今はと言うと。

1.課題をチェックして費やす時間を決める。
2.短時間に分割してささっと取り組む。
3. 100点を目指さず、時間集中してできた分で勝負する。
4.6割の力でやったため講評はそんなに傷つかない。

課題はこんな感じだ。余った時間は、自己投資に充てている。具体的に何をしているのかはまた別の記事で書こうと思う。


「開き直る」と言う言葉を辞書で引くと

開き直り
読み方:ひらきなおり
これまで内向的な態度であったものが、居直ってふてぶてしい態度に様変わりするさま。開き直るさま。 
出典 Weblio辞書

今の私「ふてぶてしい」まさにその通りかも!
私は開き直った。
大学=奨学金と時間のためにしょうがなく行くところだと思っている。

課題を全力でやらないことにも、講義を時間の限り取らないのも、罪悪感はない。今まではせっかく入れた大学に一生懸命取り組めない自分が嫌だった。自分の作品がこれ以上酷評されるのが嫌で引き篭もった。そんな自分がもっと惨めで辞めてしまいたくなった。

でも気づいた。

1度好きになったからと言って、ずっと好きでいる必要はない。

作品が教授に認められなかっただけで私がクズなわけではない。

一生懸命がんばらなくても卒業はできる。

そして、私は今人生で最も自由でまとまった時間を持っている!



Going My Way

私は「私の今」にとって何が一番重要なのか分かった。それを教えるのは、親でも世間でも教授でも、そして自分の過去の決断でもない。それを教えるのは日々の感情だと思う。

好きだ、嫌いだ、ワクワクする、モヤモヤする。感情に素直になると良い。純粋無垢だった時代を思い出すのも良い。今現在、ストレスを抱えているならそれはチャンスだ。大事にしているものが間違っていると言うサインかもしれない。


多くの人が価値があると思っている物は、大体世間の常識をそのまま信じた先にある物だ。それを大事にするあまり、自分に大小のストレスがかかっていたとしても、気づかないか、自分が間違っているのだと誤解する。ちゃんとやらなきゃ、みんなと同じようにしなきゃ、過去の約束を守らなきゃ、と。

自分が大事にしているものが本物かどうか見分ける方法がある。それは「何のために?」と言う質問を繰り返すこと。

大学を卒業しなきゃ
「何のために?」
大卒資格を得ていい企業に入るために
「何のために?」
いい給料をもらって不自由なく暮らすために
「何のために?」
好きなものを買っておいしいものを食べるために
「何のために?」
自分の幸せのために

そしてたどり着いた答えと、最初の言葉を見比べ、この選択肢しかないのか考え直すこと。そして、一つの一つの答えに対して、自分の思い込みや世間の常識を間に受けてないか確かめること。(大卒資格があれば本当にいい企業に入れるのか、そもそも自分に取っていい企業の定義は何か、と言うように)

そして最も鍵となるのは、答えを書いている時の心の状態である。この時、やりたくてウズウズ、早くそうなりたくてワクワクしてきたらそれは本物である。

自分の今にとって本当に大事なものがわかれば人は無敵になれる。他人に少し批判されたくらいではビクともしない。今が本当に楽しいし、自信もついてくるし、できなくても立ち上がれる。人は心から夢に向かい始めた時、その過程にある課題を苦労や努力だと気づかないものだと思う。

赤ちゃんは大好きなママの元に行きたくて、歩けるようになる。この時、歩けるようになるか心配してないし、歩く練習を怠ったと言う罪悪感もない、まして転んでも僕は努力をしているのにと言う不満もない。「歩きたい」その一心である。

終わりに

この記事は大学に対する新たな見方を提示したかったのだが、大事なものの見つけ方と言うテーマに着地してしまった。申し訳ない。。
今、大学が楽しくない人、日々ストレスフルな人、やりたいことが見つからない人の一助になれば本当に嬉しい。

#大学 #ストレス #やりたいこと

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