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星になれたら。

夏のスキー場のような、草の斜面。
1ヵ所だけ、光っているような気配を感じた。

見馴れない横顔。
ずんぐりした中年のおじさんだった。
その笑顔が一際、輝いている。

楽しそうに練習する人は珍しくない。
みんな、飛びたくて来てるから。
一瞬浮いただけで、相当嬉しい。
でも彼は、遥かに超えたレベルで楽しんでいる。
その笑顔が、光り輝く程に。

一目ぼれしてしまった僕は、昼食をご一緒させてもらった。

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