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リモートワークの乗り越え方(チームワーク編)

この記事は株式会社オプティマインドの2022アドベントカレンダーへのエントリー10日目の記事として書きました。


前回、環境編として音質や常時接続、会話中のマイクONについて書きました。 今回はリモートワークにおけるチームでの働き方について何か少しでもよくなるヒントが見つかればと思います。
(状況は様々なのでここではほんの一部の話です)


ところでリモートワークのいいところってなんだっけ?

リモートワークは提供する側も実施する側も恩恵があるはずです。 採用厳しいからリモートワーク許可するしかないか・・・みたいな後ろ向きな考えは横に置いて何がメリットで成果になりそうかを考えてみましょう。

提供側
・採用メリット:世界中から優秀なエンジニアを集められる
・固定費削減:オフィスの縮小など物理的な設備投資を減らせる
・従業員満足度:自由な働き方が提案できる
働いてくれる人のニーズに合わせざるを得ない部分はありつつも、物理出社前提よりは多くの優秀なエンジニアを採用できるようになったのは大きいと思います。

実施側
・物理出社の負担軽減
・通勤時間の有効活用
・ライフワークへの負担軽減(子育てや介護など)
・優秀な仲間との出会い
・もはやデファクト
総じて限りある時間のコントロールや主導権が自分にあることで成果を出しやすいことがメリットだと思います。


もちろんデメリットととらえることができるものもあるが

デメリットは挙げたらきりがないですし、できない理由を考えている時間があるならどうやったらできるようになるか考える時間に使ったほうが建設的です。
目を瞑ることはできませんがここではあえて言及しません。 できるだけリモートワークをポジティブに捉えていきましょう。


点検項目と対策

もうちょっとワークするはずだよな?と感じたら、今の状態をよく観察してみましょう。 

・そもそも物理出社前提のルールのままになっていないか?
リモートの良さは時間の使い方の自由度にあります。 単に出社しなくていいだけのリモートワークではその良さを活かしきれません。
部分的なフレックスを含め勤務体系の柔軟な対応とセットで検討しましょう。
働く側としてはすぐにどうすることもできない問題ですが、苦しんでいても良い方向には転びません。 より自分たちの価値が発揮されることや本来の目的に立ち返って改善を提案していきましょう。

・チームはリモート組と出社組に分かれていないか?
出社組が多くて1、2人がリモートとなるとどうしても疎外感が生まれがちです。 リアル側に引きずられることが多く、盛り上がった話にリモート側がついていけないことも・・・
基本はリモート、時々出社組がいるというバランスがメンバー同士の距離感を保ちやすいです。
できるだけ不利な方に合わせる気持ちがあるとうまくいきます。
リアル組も個席でリモート参加したり、会議室でもマイクは分けるなどの工夫でリモート側に配慮できます。

・チームは働き方の共通認識(期待値のすり合わせ)ができているか?
チーム内で必ずやるべきは、自分たちの働き方について相互理解を高めている状態を維持することです。 メンバーのライフステージや地域事情など会社にいるより直接影響を受ける変動要素が多いので、思いやりの心を持って相手に合わせたりすり合わせをして何が自分たちにとってベストな働き方なのかを模索していきましょう。
つい自分と同じ状況をイメージしがちですがリアルのようにみんながみんな同じ環境にいるわけではないので注意が必要です。
ミーティングの時間調整やAタイムの確保、メンバーはどんな状態だと一番パフォーマンスを発揮するのかをお互いが知っているだけでもだいぶ違います。

・定期的に働き方を見直しているか?
何が自分たちにとっての価値なのか?成果はでているのか?
リモートワークという働き方を選択することで自分だけが好きに働けるようになったわけではないと思います。 会社はその結果を求めていますしチームもよい成果につながっていることを求めているはずです。
大抵は仕組みで解決できますが、自分たちの働き方の微調整は常に行う必要があり、リモートワークだからこそ実現できるリアルを超えた成果を出すことに全力を注いでほしいと思います。


さいごに

言うほど簡単ではなく、すべてがこの4つの状況に当てはまるわけでもありませんが常にチームで成果を出す、組織で成果を出していくことを念頭に、どうすればリモートワークが機能するか、改善できるか、いや諦めずに改善し続けることができるか?が大事です。

もちろんやめる選択肢もあるかもしれませんが、もしやめるとしてもうまくいかないからやめるではなく、必要ないからやめるのが吉です。

大きく変える必要もなければ急に劇的変化を望むことも間違いです。 日々の業務をよく観察してふりかえって、昨日より今日が少しよくなったと思えるように小さな変化を積み重ねていきましょう!
きっと今のリモートワークはもっともっとよい働き方にできるはずです!

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