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Ambasciata d'Italia in Tokyo#1 (2019.06.06)

東京のイタリア大使館に行ってきた。

目的は、就学ビザの申請だ。イタリアの場合、オンラインでビザ申請は出来ないので、大使館に直接出向く必要がある。因みに、東日本と西日本で管轄が分かれており、東日本の人は東京の大使館、西日本の人は大阪の総領事館で手続きしなくてはならない。

イタリアのビザの申請は中々厳しいという話を事前に聞いていた。例えば以下のよう感じだ。

▣ 一番ハードルが低い語学留学でもビザが下りないこともある
▣ 申請が中々認められず初日の授業に間に合わないこともある
▣ 根掘り葉掘り聞かれるから、就業していても申請書には無職と書くべし

提出書類のことで一度大使館に直接電話したときも、電話越しの相手のぶっきらぼうな物言いに、ちょっとショックを受けた。大使館に愛想の良さを期待していた訳ではないが、軽い洗礼を受けた気がした。

そんな訳で多少の不安を抱え、大使館に向かった。場所は東京三田。田町駅から歩いて10分程度の場所にあり、裏手は慶応大学だ。なかなか風情のある場所に居を構えている。周りの景観は令和ではなく大正といった感じだ。

予約した時間の30分前に着くと、既に1人の女性が門の前で待っていた。軽く挨拶をすると、そこから雑談が始まった。彼女は外国人(東南アジア系)で観光ビザの申請に来たと教えてくれた。自分は知らなかったのだが、彼らは観光するにもビザが必要なようだ。韓国にもビザが必要だったと言っていた。日本のパスポートは最強だとも。

自分も何でここに来たかを話した。彼女は日本語ペラペラだったが、日本人にはない外国人特有の率直な物言いはそのままであり、彼女の発した言葉は胸に刺さった。

イタリア語喋れないのに、どうやって生活するんですか?

趣味でワインを勉強するから、1人で行くのは仕方ないですね

仰る通りです❢(笑)胸が気持ち良く引き裂かれたおかげで、30分の待ち時間もあっという間に過ぎた。いつの間にか外で待つ申請者の数も増えていた。そしていよいよ開門時間になり、大使館の中に入を踏み入れた。



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