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オークランド (2019.03.02)

NZ最終日、私はおとなしく13時の便で帰国した。

当初1件ワイナリーに寄って帰国する計画を立てていたが、やむ無く断念した。オークランド空港のタクシーに嫌われたのだ。

オークランド空港の近く、徒歩で行くには遠いが(1時間と少々)、車で移動すれば近い場所にVilla Maria Estateがある。このワイナリーはNZでは大規模ワイナリーの部類に入るが、大量生産していても高品質のワインを安定して供給する優良ワイナリーだ。Gabaで英語を学んでいた頃、ニュージーランド人の先生が勧めてくれたのがここのワインだった。

日本にも何種類か入ってきており、普通のワインショップでも手頃な値段で買える。NZのスーパーではさらに所せましと並んでおり、私も色々試したが、その品質の高さ、安定性に驚いた。今回もし訪問できたら、プレミアムレンジのテイスティングを頼んでみるつもりでいた。

ホテルからKiwiGoaで空港まで移動し荷物を預け、さぁタクシーに乗るかと思って声を掛けたのだが、、、ことごとく断られたのだ。確かに、そういう情報を前日ネットで仕入れていた。オークランド空港のタクシードライバーは殆どがインド系で、彼らは距離が近くて大して儲からない場所には行きたがらないと。残念ながら、いみじくもそれは本当だった。

NZのバスは色々不便な点が多く使いたくなかったが、仕方なくバスの運転手に聞いてもみても、タクシーを使え、嫌なら歩けと言われる始末。タクシーを探すなかで、顔が見分けられず知らず知らずのうちに同じドライバーに声を掛けていたのだが、最初は25NZ$と言っていたのに、
「お前さっきも来たな。行きたいなら35NZ$は掛かるぞ」と言ってきた。。。これは完全にぼったくりレベルの金額で、私はそうと分かって乗りたくはなかったので、その場を立ち去った。

結局、今回のVilla Maria行きは諦めた。オークランドのドライバーもある意味では親切だ。実際にボッタくる気はなく、ただ乗せたくないだけなのだろう。

しかし、もしまたNZに来る機会があれば、今度こそワイナリーを訪問したい。今回は元々無理だったが、1日2回行われるワイナリーツアーにも参加したい。今回の事は、次回に向けた教訓として受けとめよう。

帰りの飛行機で、私は機内食Villa Maria のピノノワールを合わせた。昔小学校で遠足に行ったときに先生に言われた言葉を思い出す。帰宅するまでが遠足なのだと。私も帰宅するまでがNZの旅だと思ってピノを愉しんだ。

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ボディは中程度、少々スパイシーでアニスの香りや、ラズベリーやストロベリー等のベリー系の香りもする。オークや出汁のニュアンスもあり、バランスが良い。これをボトルで買っても20NZ$は行かない。改めて素晴らしいと思った。

何だかんだ最後までNZのワインを愉しめた。素晴らしい旅だった。ビザも有効化できたことだし、行きたかった産地も訪問できた。この旅で得たエネルギーを元に、また明日から新しいワインの世界に旅立とう。

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