タコとイカと初産地ワイン
これまで試した日本ワインは47都道府県のうち24県。
ちょうど半分くらい。
先日、まだ飲んだことのない産地の日本ワインを購入。
それは、大阪府と千葉県。
たこシャン
まず、大阪府から。
大阪のワインは何年か前に試したことがあったが、どこのワイナリーだったかうろ覚えだったので、未経験にカウントしていた。
今回購入したのは、カタシモワイナリーの「たこシャン」。
カタシモワイナリーは、現存する西日本最古のワイナリー。
1914年創業で、それ以前からブドウ栽培を行っていたとのこと。
大阪では古くからブドウが栽培されており、カタシモワイナリーでも明治初期からブドウ栽培が始められた。
ワインのラベルには「たこ焼きと合わせて欲しい大阪スパークリング」とあり、以下のようなメッセージが。
ブドウの品種はデラウェア。
イマデヤで2,750円。
近所で、たこ焼きをテイクアウト。
こってりソースに、マヨネーズ、かつお節もオン。
生地に出汁がきいた大き目なたこ焼きに、甘めのソースとマヨネーズが絡んで美味しい。
飲み口はシュワっとドライだが、マスカットのような香りに、やや甘いニュアンスが追いかけてきて、ソースに良く合い出汁感ともなじむ。
さすが、大阪のスパークリングワイン。
デラウェアのワインは、生食用のブドウ品種ならではのチャーミングな香りがあるため、食中酒として料理に合わせるのがやや難しかったりする。
このたこシャンは、酸味のシャープさもあり、ややキリリとした印象で、他の料理にも合った。
この日のメニューは、たこ焼き以外に、肉屋の自家製ソーセージ、キノコソテー、カレー風味の野菜スープなど。
カタシモワイナリーの他のワインも試してみたくなった。
サワワインズ シャルドネ
次は千葉県。
サワワインズは、以前、ますたやさんの記事で知った。
▼スズメバチや水害でとても苦労された
サワワインズは千葉県八街市にあり、2010年からブドウの栽培を始め、2021年から自社醸造を開始。
ワイナリーの畑は、祖先が手放した畑を祖父の代に買い戻した土地とのこと。
八街市を「ワイン特区」とするべく働きかけ、ご家族でワイナリーをされている。
今回、どんな料理に合わせようか思案して、選んだのは、イカと玉ねぎのマリネ。
やっぱり「タコ」ときたら「イカ」で。
白ワインに良く合う、これまで何度もリピートしている料理。
まず、スーパーでイカを調達。
イカを洗って一口大に切って、さっと茹で、紫玉ねぎのスライス、粒マスタード、塩、酢と和える。
盛り付けて、実食。
イカはプリッとしていて、粒マスタードがマイルドな酸味のアクセントに、さらしてない玉ねぎスライスは血液サラサラになりそうな辛みがある。
旨味のあるイカが、健康的なマリネに。
いざ、初千葉ワインを合わせる。
グリーンがかった明るいライトイエロー、やや柑橘類の香り、すっきりとクリアな印象のなかに、ミネラル感や旨味、若干リンゴの蜜のようなニュアンスも。
これが自社醸造で初の白ワイン?!
ふと、思い出したのは、安心院ワイナリーのイモリ谷のシャルドネ。
クリアでドライななかに、ややミネラル感や果実味がある。
2022年の夏、関東は早く梅雨明けして、日照条件などはよかったと思われる。
そのポテンシャルを生かしているのではないだろうか。
2013年に初めて苗木を植えた八街市のシャルドネ100%。イマデヤで3,300円。
このワインはいい。今後も楽しみ。
千葉でこんなワインが作れるのか。
🐙 🦑 🐙 🦑
これで、日本ワイン未経験は21県に減りました。
10県台まで、もうすぐです。
さて、先月、11月にワイナリー訪問する予告をしました。
残念ですが、諸事情により延期することなりそうです。
年内には行きたいです~。
ちなみに、先月に作った「にしんなす」をワインに合うようにアレンジできました。
にしんを煮る時に「酒」を「白ワイン」に変えて、調味料のうち「醤油」を減らして「バルサミコ酢」を加えました。
結果、塩分が控えめになって、ワインに合う風味に。
安心院の小公子の赤ワインと想像以上に合いました!
今回もお読みいただきありがとうございました🍷
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