見出し画像

日本ワイナリー巡り シンポジウム編 / 北陸にエールを③

過日、東京大学の農学部キャンパスで「日本ワイン造り手の会」の公開シンポジウムが開催されました。

好きなワイナリーの方々がお話をされるとのことで、事前に申し込みをして初参加してきました。

「日本ワイン造り手の会」公開シンポジウム

シンポジウムは4時間超のプログラムです。
途中で聞き疲れしちゃったりするかなと思いきや、集中力が途切れることは全くなく、会場のアットホームな雰囲気にも癒されて、充実した時間を過ごすことができました。

これまでいただいたことのあるワイン、「ラ・グランド・コリーヌジャポン(岡山県)」「マンズワイン(山梨県・長野県」「セイズファーム(富山県)」「奥出雲葡萄園(島根県)」「ウッディファーム(山形県)」「ドメーヌ・オヤマダ(山梨県)」の造り手さん達のお人柄を感じられつつ、日本ワインの知識を深めるよい機会となりました。

また、ワインエキスパートを受験するときに「香り」についての著書を読ませていただいていた東原先生と鹿取先生から、直接お話も聞けました。

■当日のタイムスケジュール ※敬称略

12:50 開会
    
13:00 「ワインを味わう脳科学」
    東原和成(東京大学応用生命化学専攻 生物化学研究室 教授)
 
13:20 「10年間で何が変わったのか?そしてこれからの未来は?」
    鹿取みゆき(信州大学特任教授、フード&ワインジャーナリスト) 

13:40 「ナチュラルワインについて思うこと」
    佐々木賢(農楽蔵)

14:00 「今、日本でのワイン造りに必要なものは何か?
     〜帰国して日本でワインを造るようになって~」
    大岡弘武(ラ・グランド・コリーヌジャポン)

14:20 休憩

14:30 「ブドウを育てること、ワインを造ること」
    山田雄一郎(山田堂)

14:50 「大手と見なされるワイン造りの実態:メリットとデメリット」
    西畑徹平(マンズワイン 小諸ワイナリー)

15:10 「地域とともに歩むワイン造り:
     能登震災の被害と今後の復興を目指して」
    田向俊(セイズファーム) 

15:30 休憩

15:40 「造り手への道? 一個人がワインを造るということ?
    (障害とそれを乗り越えるには)」
    齋藤聡(ワインのおしごと bacu)*元奥出雲葡萄園
 
16:00 「学びと現場でのワイン造りに向き合うこと」
    金原勇人(ウッディファーム&ワイナリー) 

16:20 「日本でワインを売ってきて思うこと」
    與語篤史(スールライユ) 

16:40 日本ワイン造り手の会会長挨拶
    小山田幸紀(ペイザナ農事組合法人、ドメーヌ・オヤマダ) 

17:00 終了

ブドウ畑など現地の写真を見せてもらいながら、造り手さんのお話を聞くと、ちょっとワイナリー見学をしたような気分になれますね。

なかでも、次期「日本ワイン造り手の会」会長となるセイズファームの田向さんからは、石川県内のワイナリーの被害状況についてご説明がありました。

更に、セイズファームでは「その土地の魅力、情景が浮かぶワイン」を造ろうとしていること、ワインをきっかけに現地に訪れて欲しいこと、そのためにはワインを伝える存在として「シェフ」の存在が大きいこと。

現在、能登半島の素晴らしいシェフ達がお店を営業できない状況にあること、それでも炊き出しをしたりして地元で活動をされていること、そして、営業再開したら是非現地を訪れて欲しいことなどについて、お話がありました。
改めて、現地へ行こうという気持ちを強くしました。

輪島、氷見から届いたもの

先月、輪島市にある「ハイディワイナリー」のワインを注文したことを記事にしました。

そのワインが今月上旬に届きました。
「発送しました」とメールがきてから4日程かかったでしょうか。
輪島からよくぞ届けていただきました。

白、ロゼ、赤、計6本

特に「千里せんり」というシリーズは3種類購入しました。
ハイディワイナリーのサイトを見ると、「地球の裏側からでも、千里はるばる来てもらえるワイナリーでいたい。」そんな造り手としての想いを込められたワインとのことです。

セイズファームと共通していますね。
現地に来てほしい。
情景を思い浮かべながらワインを味わってほしい。
能登半島に想いを馳せつつ、大事にいただきたいと思います。

特に楽しみにしているのが、好きな品種「ソーヴィニヨン・ブラン」。
山菜や春野菜と合わせたいと思います。

左が千里 ソーヴィニヨン・ブラン
右は私が日本ワインにハマるきっかけになった
「リュードヴァン」のソーヴィニヨン・ブラン

さて、もう一つ届いたものがあります。
「氷見のふるさと納税」のお礼として届いた「セイズファーム」のリンゴジュースとシードルです。「セイズファーム」ではリンゴも栽培しています。

左がシードル、リンゴジュース(パッケージ有)、特製エコバッグ「HOPE」
右がパッケージを開けた無濾過のリンゴジュース

氷見から届いた荷物をあけてみると、お礼の説明書きがありました。
シードルを無濾過のリンゴジュースで割るのもオススメとのこと。
セイズファームのシードルは辛口で食中酒にいいですが、リンゴジュースの甘みを加えて飲むのも美味しそうです。


🍎   🍎   🍎


という訳で、日本ワインの造り手の方々の話を聞いたシンポジウムの様子と、「北陸にエールを」の第3弾をまとめてお伝えしました。

応援として石川県産の日本酒・ワインを扱われるお店も見かけます。
先日、穴水町にある「能登ワイン」の赤グラスがお店のメニューにあったのでいただきました。初めての石川県産ワインです。
これで、日本ワインは経験済27県、未経験20県になりました。

<日本ワイナリー巡り8都県+経験済19道府県=27都道府県>

ワイン未経験が1県減って20県になりましたので、地図を更新します。
なお、今回のシンポジウム編は現地に訪れていないので、お話を聞いたワイナリーさんはカウントしません。

オレンジ:日本ワイナリー巡りnote記録済 8都県
ホワイト:ワイン経験済 19道府県
グレー:ワイン未経験 20県

能登については、鉄道が再開したことなど嬉しいニュースも増えてきて、少し春の気配も感じられるようになりましたね。

今日、散歩に行ったら、紅梅・白梅、ミモザ、水仙などを見かけました。
しかも、公園ではもう「エドヒガンザクラ」が咲いていて、春らしいピンク色に癒されました。

彼岸桜が咲き始めた

外で過ごす時間も大事ですね。
年度末で何かとあわただしいですが、少しずつ春を探して、輪島ワインと料理の組み合わせもご紹介できればと思います。

今回もお読みいただきありがとうございました🍷

この記事が参加している募集

一度は行きたいあの場所

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?