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#5 マスカットベリーA 樽熟成 キュヴェ・イケガワ2016

今回のペアリングワインは、山梨県の『マスカットベリーA 樽熟成 キュヴェ・イケガワ2016』です!

【 Mr,ペアリングポイント】
※ワイン単体の評価ではなく、あくまでペアリングに使用しやすいものかどうかの評価です。

 Mr,pairing point/83pt

【ワイン名】
マスカットベリーA 樽熟成 キュヴェ・イケガワ2016

【ワイナリー名】
シャトー酒折
【産地】
山梨県
【品種】
マスカット・ベリーA 100%
【アルコール度数】
13%
【特徴】
ドライイチジク、ややジャムに近いストロベリー感は、葡萄と酵母RC212からくる果実香。
ほんのりとシダ植物や土っぽさ。
タンニンは柔らかく、古樽熟成のため、樽香も穏やか。
非常にレベルの高いマスカット・ベリーAで、ボジョレーの高品質のガメイにもひけをとらない味わい。


【ペアリング】
生姜とシナモン香る、甲州ワインビーフ、牛蒡、キノコの甲州煮

 《ペアリングの匠》
・タンニンが非常に穏やかなため、サシの強い和牛ではなく、赤身の旨味を楽しむ交雑種に

・甲州煮(甲州赤ワイン煮込み)に使うワインは、甲州産のものを用意

・ベリーの香りだけにとらわれず、後ろに隠れているシダなどの香りに合わせ、シナモンをアクセントに

・フラネオールへのアプローチはキノコのブタン酸メチル

【雑談】
近年、マスカット・ベリーAのレベルが非常に上がってきていると感じます。
フォクシー香を抑えながら、フラネオールの含有量を高く保っており、今後も楽しみな品種の一つです。
せっかくなので料理も、和の食文化の根幹がしっかりあるもので、今後もペアリングを考えていきたいと思います。

では、次回もお楽しみに!!

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