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ソムリエ試験ストレート合格する方法④

一次試験通過から二次試験まで

二次試験までは1ヶ月半しかない

合格率40%で最難関の一次試験を通過すると二次試験に駒を進めることになります。ソムリエ一次試験の受験期間は2022年の場合は7月20日〜8月31日になります。この期間内で合格すればよいので、初めて受験する方の多くが8月の後半に受験することかと思います。
しかし、二次試験が10月18日(2022年受験)ですので8月末に通過した場合、わずか1ヶ月半しか対策の時間がないということになります。

先ずは体調管理

私が8月16日に合格してから先ずしたことは人間ドックとコロナワクチンの注射でした。私の場合、テイスティングが飲むスタイルであることから大腸CTを念の為に受診。(40超えているので笑)
そして、コロナワクチン。二次試験対策が始まると毎日テイスティングになるので今のうちに打っておく。また、ソムリエ試験の受験要項を見ると二次試験時にコロナに感染した場合、無条件で一発落選なのですよね。当日熱があると会場にはいれない。これは厳しい。


なんとしても一発で決めたい

これ、試験あるあるなんですけど、一発で合格しないとズルズル何年もかかってしまうものなのですよね。私は試験沼にハマったトラウマ過去を持つので何とか一発で決めたいと思っていました。
ソムリエ試験は一次試験を合格すると、翌5年間のうち3回まで一次または二次試験免除で受験できます。
ところが、ソムリエ試験の三次試験の論述は二次試験の日に同日開催なのです。一年間一次試験の知識をほったらかしにして三次試験の論述試験ってかなり危険です。
試験が終わって私も気づいたのですが、一次試験は所詮暗記試験なので忘れるのむちゃくちゃ早い。使わない知識なので物凄いスピードで忘れます。
知識すっからかんになって論述試験は危険です。

ソムリエ二次試験とは

ソムリエ試験の二次試験はテイスティングです。
ワイン三種(赤白の比率は変わる)とハードリカー二種。をテイスティングしてワインはコメントシートを埋めて、産地、ヴィンテージ、品種名を解答。ハードリカーは品種名のみを解答。

2022白ワインテイスティング用紙
赤ワイン用。選択数や項目が毎年少し変わる


通過得点率の目安は公表されていませんが、どうやら絶対評価ではなく相対評価とのことです。二次試験のみの通過率は80%と言われております。

二次試験は独学は危険

独学かオンラインワインスクールか?

二次試験合格へ向けて作戦を練りました。私の場合ワインスクールなど通わずに一次試験は合格したのですが、二次試験はどうするか?これが悩みどころでした。地方都市なのでワインスクールなどなく、オンラインワインスクールという選択肢になるのですが、これが必要かどうか?
そもそも私は資格取得のスクールって懐疑的なのですよね。今の時代グーグル先生もYou Tube先生もいるので大抵の情報は手に入る。その中でスクールを受講する意味ってあるのかな?と。
一方で試験というものは準備段階の対策でほぼ決まるというのは学生時代からの考えで、一ヶ月半という短期間で独学で対策を練られるのか?という不安もありました。

佐々木メソッドとの出会い

オンラインスクールを受講するかどうかを迷ってる時に、一次試験でお世話になった一次試験対策アプリVINORETを運営しているヴィノテラスが二次試験対策をするというメール案内が来た。講師は佐々木健太氏。通称“佐々木メソッド”という独自の手法を用いて最短で合格に導くらしい。

ワンコインお試し講座を受講してみて納得。
佐々木メソッドはとにかく二次試験をどう突破するかに特化してる。講師の佐々木健太氏も合格するかどうかがテイスティング能力の向上よりも、何よりも大事なのかが分かってる。
店に立つソムリエは受かることが最も大事。そこを佐々木氏は分かってる。講義でそれがひしひしと伝わった。私も先ずは合格こそが全てと思っていたので共感した。
講義内容も理論的で自分には納得できた。佐々木メソッドの一番の強みはとにかく過去問を徹底的に研究していること。過去の二次試験で正解となった選択肢以外は排除していくというのがベースとなっている。その上に向き合ってるワインの特性、特に色調を基準に色づけていくイメージである。

味って非常に主観的で正解はない

私もずっと食に携わる仕事に関わってきているのでわかるが、味に正解はない。科学的な判断を介さないし、必要とされていない。人それぞれの好みや価値観、心理状況によって評価が変わる。つまり正解が決まらない。非常に問題にしにくいのだ。
それを問題にしようとするのだから、当然正解の基準になってくるのは過去問である。過去どのような選択肢が正解になったのか?これこそが一つに基準に他ならない。佐々木メソッドはそこに特化している。


落ちると来年も新幹線代2往復かかる

かくして佐々木メソッドの講座を受講することに決めたのだが、流石にフル講座をとったわけではない。

私の場合は基礎講座3講座(5,500円)と比較テイスティング講座6講座(6,800円)と本番想定講座1回(6,800円)
それでも5,500円×3+6,800円×6+6,800円×1=64,100円なので結構な出費である。出費というか投資である。

ただ、独学で失敗して二次試験と三次試験を来年に繰越ということになれば2往復の交通費の新幹線代だけで4万円を超える。一発で合格すればコスパは逆にいいと判断した。そもそも店のブランディング戦略上待てないというのが一番の本音であるが笑


講師は一人に絞った方がよい

実際に佐々木メソッド1本に絞って講座を受講して気づいたのですが、複数の講師から指導を受けてると試験前に心理的にブレがあるようだ。
「あの先生はこの選択肢だったのに、あの先生だとこうなっててどっちが正解なんだろう?」みたいな。Twitterみてるとそういう意見が試験直前に多かった。
おそらく、どちらも正解かどうかはわからないというのが答えなんだと思う。なぜなら先程お話したとおり味は非常に主観的で絶対的な正解は無く、あるとすれば出題者の意向が正解だからだ。
試験前に右往左往することになるので信頼できる講師を選んで心中することをオススメします。
出題者の意向のヒントは過去問んでしかわからない。過去問を徹底的に分析することこそがソムリエ二次試験を通過する最短の道である。

佐々木メソッドを信じていくのみ

こうして過去問分析を徹底的にしている佐々木メソッドを信じて突き進むことを決心しました。一ヶ月半という期間でどのように試験で必要なテイスティング能力をみにつけていったのか?次回は実際に佐々木メソッドを用いて二次試験までにどのような対策をしていったのかをお話していきます。

パート⑤に続く



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