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イタリアワイン最上位の等級を地図で覚えよう

J.S.A.呼称資格試験対策勉強の暗記を進めるための資料です。
・出力してキッチンの壁や静かな個室に貼ってお使いください。
・タブレットなど画面の大きなデバイスでの利用を推奨します。

・イタリアワインの格付け

イタリアではEUが制定した新ワイン規則に沿ったイタリアワイン法が2010年5月から施行され、そのワイン法によりワインは管理されています。
格付けは下から『Vino』『Vino a Indicazione Geografica Protetta(I.G.P.)』『Vino a Denominazione di Origine Protetta(D.O.P.)』となり、後の2つはワインの産地表示を伴います。EUの分類ではこの3カテゴリーですが、イタリアワインに関しては従来通りの格付けである I.G.T.、D.O.C.、そして1984年に最上位に加わったD.O.C.G.などの表示も認められています。

イタリアワインの新旧格付け

・多様なブドウ品種

イタリアでは紀元前2,000年以上前から行われていたというワイン造り。
ワイン用ブドウの主要品種で中近東原産と言われるヴィティス・ヴィニフェラは、ギリシャ〜イタリア南部に上陸して半島を北上、そしてヨーロッパ各地へ伝播したとあります。また、その過程で残った多くの固有品種により各地で造られるワインも多様性に富んでいます。イタリア全20州でワイン造りが行われているので、ワインスクールやインポーター主催のイタリアワインを学べる講座も多く、受験後にも学びを広げることのできる産地でしょう。

・D.O.C.G.

Denominazione di Origine Controllata e Garantitaの頭文字をとったもので、
2008年までの旧分類ですが、現在もラベルへの併記が認められています。
最低10年以上D.O.P.(D.O.C.)であること、ヘクタール当たりのブドウ収穫量/樹の数の制限、ブドウの剪定方法、熟成方法、化学分析/鑑定検査が必要、出荷には国の検査を必要とするなど厳しく統制される原産地呼称ワインです。
現在76の銘柄がD.O.C.G.として認定されています。

・D.O.C.G.、以前は一次試験の必須暗記項目でしたが、フランス・ボルドーのメドック格付けと同じく受験後に役立つ知識として暗記なさると良いでしょう。イタリア半島は絵になるので、キッチンの壁などに貼り、パスタを茹でている時間などに品種の勉強はいかがですか?

銘柄銘とブドウ品種、特筆項目などを各州ごとに記載しています。

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