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メタバースに片足を踏み入れる②

本記事は、ランサーズ新しい働き方LABの「研究員制度」の活動の一環として、私個人が行う「働き方実験」についてまとめたものです。

https://hosting.lancers.jp/lp/lab_researcher/

clusterのワールド

 さて、clusterというプラットフォームを使い始めた当初は、まずワールドといわれるユーザーが作った様々な空間を訪問してみた。cluster側で、「今週の人気ワールド」や「デイリーピックアップ」などで、お勧めのワールドを紹介してくれるので、サムネイルを見ながら自分の好みの空間を探してみるのは楽しい。

 幻想的な空間もあれば、リゾート風の空間もある。架空の街や古代遺跡風の空間もあるし、「バーチャル渋谷」など企業や自治体のワールドもある。

 例えば「バーチャル丸の内」は三菱地所のワールドだが、実際の丸ビルを訪問しているのと同じ感覚で歩き回ることが出来る。普段自分がよく行く場所を、メタバース上で体験するのは、何となく疑似テレポーテーションをしているようで不思議な感じだ。但し、ここで実際にショッピングしたり、カフェでお茶をしたり、というのは(未だ)出来ない。

バーチャル丸の内

エレベーターを上がると、東京駅の夜景を眺められるBarに行くことも出来る。

バーチャル丸の内

・・・誰もいない(笑)。人がいないので、空間はリアルなのに何となく「異世界」にトリップしたような感覚にもなる。でもこれも結構面白い。

ワールドの楽しみ方

 ワールドは他にもライブ会場やセミナールームもあり、イベントに合わせた空間を楽しむことが出来る。また、clusterの特徴として、自分で好みのワールドを構築することが出来る。方法は2つあって、もしゲームエンジン(ゲーム制作ソフト)のUnityが使えるのであれば、Cluster Creator Kitというシステムを利用して、自由にワールドを作ることが出来る。Unityを使った事がなくても、ワールドクラフトというcluster内のシステムを使えば、スマホからでもある程度のワールドが作れる。

 マインクラフトというプラットフォームでは、建築ガチ勢という、メタバース上に建造物を作り込む職人のような人たちがいるが、ワールド制作を始めるとその気持ちがとてもわかる。どんどん凝り始める→どんどん時間を忘れる・・なかなか危険だ(笑)。

始まっている本職のメタバース活用

 一方、本職の建築家によるメタバース活用も始まっている。

 こちらは建築家が自分の作品やポートフォリオをメタバース上で公開出来る。私自身は実際に建築物やオープンハウスを見て歩くのが好きなのだが、遠隔地にある建築を観に行くのは大変だ。建築雑誌をめくることも有るけれど、この部分をもっと見たいのになぁ、という箇所が載っていなかったりすると悔しい。3Dであれば、自由に歩き回って思う存分作品を鑑賞する事が出来る。

今後リサーチの段階で、メタバースの楽しみ方、関連する仕事をリストアップしてみて、どこかでまとめたいと思う。

<メタバースの楽しみ方①>
ワールドを堪能する(訪問、探索、記念撮影w)、
建築物やランドスケープをデザインする・制作する、
自作のワールドを公開する

<メタバースと関連する仕事①>
建築家(リアル/バーチャル)、インテリアデザイナー、不動産屋、
建築作品ツアーガイド、ワールド制作デザイナー、ワールド制作講師、
空間デザイナー、クールなワールドを紹介するキュレーター、
など

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