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『コレラの時代の愛』ガルシア・マルケス

昨年の4月に出版された村上春樹さんの最新長編作『街とその不確かな壁』。その主人公が、コーヒーショップの店主の女性とで話題となったのが、ガルシア・マルケスの『コレラの時代の愛』です。

この作品では、主人公の男が10代のときに出会った女を忘れられずに約50年近く愛し続けています。主人公や彼が愛した女、その夫である医者などのエピソードが詳細に描かれています。壮大さを感じる、とてもいい物語でした。1人の女性を忘れることができず愛し続けているという点で、『街とその不確かな壁』と通ずるところがあるなあと僕は思いました。

1970年代以降世界的に勢いを持ったラテンアメリカ文学。その中心的な作家の1人であるガルシア・マルケスのマジック・リアリズムの手法には村上さんもいくぶん影響を受けたそうです。
僕も彼の作品を何冊か読みましたが、代表作の『百年の孤独』もいい作品なのが記憶に残っています。


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