見出し画像

超初心者サポーターのひとりごと。

少し長い文章です(6/29-10:20 少し追記)

応援しているサッカーJ3チームのSC相模原、この10日間の間に「激震」が走りました。

戸田和幸氏の解任には、正直、寝耳に水。
ほとんどのサガミスタが思っていたことだと思います。
それも、大事な松本山雅FCとの対戦を控えた数日前の、突然の知らせでした。
「おいおい……社長、どうなっているんですか!」
思わず、スマホの画面を見たまま、声に出していた自分。
この日から、サガミスタ仲間の間でも、いろんな意見が飛び交いましたが、私はあくまでも「初心者サポ」であり、応援スタンスは基本的には「見守る」ということを決めています……私ごときが意見するのは烏滸がましいことだとも思っています……でも、さすがに今回の解任には、びっくりしました。

不安な気持ちを抱えたまま、6月22日(土)、迎えた第18節はホームゲーム。ナイトゲームで、更に、対するは、強豪・松本山雅FC。
実は、SC相模原は山雅から、一度も勝ち星を挙げていないという事実がありました。そして、山雅もJ1、J2、J3すべてのステージを経験していながら、再浮上のきっかけをつかめていない状況が続いています。
私も、相模原ギオンスタジアム(ギオンス)に足を運びましたが、山雅サポの数に圧倒されてしまったのは事実です(まぁ、駐車場云々で色々、問題も発生していたようです。マナーやルールを守れないのはどうにかならんのでしょうか……)。
この日は、相模原市民デーということもあり、それでも徐々に相模原ユニを着た人たちが増えてきました。ただ、相模原も山雅も「緑色」なので、あちこちにいろんな緑色が溢れていたなぁ……
顔見知りのサガミスタさんたちとあいさつしつつも、やっぱりどこか不安な気持ちは隠せない。
そして……アウェイゴール裏の人がどんどん増えていくのを目の当たりにして、私はちょっとした「怖さ」も覚えつつ、ホームゴール裏で待機しておりました。

この日の相模原の暫定監督は、ヘッドコーチの高橋健二氏。
何が何でも勝たなければならない、むしろ、こういう状況だからこそ、勝ちたい……勝たねばならない相模原。
個人的には、戸田氏の思いに報いねばならないとも……ひっそりと思っていました。
さぁ、強豪相手に、出陣です。

試合の様子は……私が書くよりも、以下の動画をご覧ください。

後半、伊藤選手が素晴らしいゴラッソで1点返した直後から、相模原の選手たちの動きが明らかに変わってきました。それは、私のような初心者が観ていてもわかるくらいに……気迫が違って見えたのです。
逆に、山雅の選手たちには「焦りの色」が見えてきました。相模原の選手が必死に食らいついてくる、その気迫に押され気味になってきている……少なくとも、私にもわかるくらいに。
同時に、サガミスタの応援もものすごいものになっていきます。スタジアムジャックすらしかねないくらいに集まった山雅サポに負けない、気迫と迫力、声量……確実に大きくなってきているのです。

私は、ゆる~いサガミスタ……のつもりです。
だけどね、今回はどうしても……どうしても、勝ってほしかった。
ゴール裏で、サガミスタさんたちと一緒にクラップして、声をあげて、選手たちに声援を送り……

3点目が入った時、ギオンスの空気は、完全に「相模原劇場」でした。
最後の最後にこぼれ球をスーパーセーブした、GK・三浦選手に大歓声!
その直後の試合終了のホイッスルが聞こえなかった……相模原の選手たちがガッツポーズして、三浦選手が膝をつき、両手を突き上げた時、ようやく、試合終了したんだとわかったくらいです。

ようやく、ようやく、山雅から勝ち星をあげることができた!
ホームゴール裏で、私もサガミスタさんたちと抱き合ったり、グータッチをしたり……すごかったですよ、ええ。
となりにいた、サガミスタ仲間が、目にうっすらと涙を浮かべていたことも非常に印象的でした。

この日の試合の舞台裏の動画、公式でアップされております。
貴重な、ロッカールームでの選手たちの様子と私たちサポーターの様子を纏めてある動画です。

ゴル裏応援代表さんが、社長と話し合ったというお話しも入っています(こういうのって、ホント、不思議……サッカーって本当に不思議だなと思う、ド素人)。
この日の選手たち、高橋監督、スタッフ、コーチ、サガミスタのみなさんの様子は、この動画でぜひ、観て欲しいと思います。

帰り道、この日は、最初に私をサッカー観戦に誘ってくれた、先輩サガミスタさんのクルマに乗せていただくことができました。
彼は、少年時代からサッカー選手としてプレイしていた経験も持っていて、とても穏やかですが、でも、芯の通った方でもあります。その彼が、
「今日の試合は、今まで自分が相模原の試合を観ている中でも、5本の指に入るくらいのすごい試合だった」
ということを話してくれました。

それくらい、この日の勝利は、劇的なものだったということなのです。

私は、まだまだ……どこか、遠くから観ているところがあるかもしれない。むしろ、わざとそうしているという部分もあります(過去の経験上)。
でも、それでも……やっぱり、SC相模原を応援したいと思う気持ちは、去年よりもずっと、強くなっています。

そしてそして……
シュタルフ悠紀氏、SC相模原の監督に就任のニュース。

これにも、本当に驚かされました。

個人的に、シュタルフさんは、もうひとつ応援しているチーム、AC長野パルセイロの監督だった頃を知っているだけなのですが、この方、非常に熱いタイプの方だったと記憶しております。

まぁ、この件に関しては、SNS上でも色々な意見が交わされておりますが、中にはちょっと言い過ぎじゃないか…と思うものもちらほら……
でも、サポーター・ファンが言っていいこと、悪いことっていうのがあるはずなのですよね。私たちが経営や運営に介入しているわけでもないし、それはやってはいけないこと。そのあたりの線引きは、はっきりしておかないといけない。
だけど、中には、とんでもない発言をしている意見もあって……

私がサッカー食わず嫌いだった原因のひとつが、これなのです。
どうも、サッカーファン・サポーターって、このあたりが独特というのか、他のプロスポーツチームのファンとは、また違った雰囲気があると思います。なんだかなぁ……と……
フロントのやり方が気に入らない、サポーターの気持ちを理解していないと一方的に考えて、もっともらしい意見を述べる、というのは、ファンでもなくサポーターでもないと、私は思うのです。
最終的な判断は、フロントが決めること。
私たちファンやサポーターが、そこの口出しするのは、違うんじゃないのかなって思うのです。

それでも、私はSC相模原を応援します。
だって、それしかできないから。
私は、チームそのものを応援しています。

さて、明日6月29日は、J3の第19節。
SC相模原はアウェイで、カターレ富山と対戦。
シュタルフ監督の初采配となります。

パルセイロは、松本山雅との「信州ダービー」。
こちらも、名物になっている一戦ですが、さて、どうなるか?

今年のJリーグ、折り返し地点に差し掛かっています。
今後のニュースも色々……出てくるんだろうなぁ……

この記事が参加している募集