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同じ船に乗って。

ど素人のサッカー観戦記録シリーズです。
ちょっと長いですが、お付き合いいただければ幸いです。

7月13日(土)、明治安田J3リーグ第21節。
SC相模原はアスルクラロ沼津をホームに迎えての試合。
試合前、沼津は2位、SC相模原は6位。
勝ちたい、絶対に勝ちたい、落としたくない……いや、どの試合も真剣勝負で落としたくないわけですが……試合でございます。

で、その前に。
夏の補強ということで、我がチームにも新戦力がやってきました。
まずはひとりめ、期限付きで、FC町田ゼルビアから、三鬼海選手。
ふたりめは、育成型期限付きで、横浜F・マリノスから植田啓太選手。
おとなりの街にある、しかも、J1チームからの新戦力!
ご存知の通り、ゼルビアさんはJ1昇格の今年、大暴れしてくれております。が、三鬼選手は大怪我でこの2年少しは実戦には出場できていない状態だったそうで……でも、ゼルビアさんの公式YouTubeを見ていると、本当にサポさんたちに愛されてる選手なんだな~と思います。
また、植田選手はまだ21歳と年齢的にも若く、根っからの「マリノス育ち」。育成型期限というカタチで数チームを経験しているようですね。
今節では、ふたりとも配下選手登録を済ませ、ベンチスタートということになりました。

さて、試合は……こんな感じの展開となりました。

今節から数試合のみ、ホームゲームの選手ユニが夏バージョンに変わります。ぱっと見た目、ビブスに見える……(^_^;) DAZNの画面左上スコアのチームカラーも、この色に合わせてあるという芸コマぶり(笑)

試合展開は、山雅の時と違って、劇的な部分というものはなかったけれど、上位チームに対するSC相模原の選手たちの「本気度」が、さらに高まってきてる、前に進もうとする「気迫」が見えていたような気がします。
前任の戸田和幸氏の育ててくれた部分を引き継ぎ、シュタルフ悠紀監督が、それらを活かしつつ、新しい采配を考えてくれているんじゃないかなって、素人ながら思います。
前半も後半も、両チームとも攻めあぐねているというか、決定打に欠けるというか……うまくかみ合っていないところが見え隠れ。
ですが、沼津さんはさすがというか、こちらがパス廻しをしても、それを奪いに来るスピードがまず、違う。
これ、私の思い過ごしだったらごめん。
どうも、SC相模原は、そのあたりの「スピード感」が今ひとつ、ないような気がするのです(とはいうものの、昨年よりはずっと、上がっていると思うのですが)。
でも、前に出る。
ボールを保持する。
相手チームの陣地へ攻め込む、繋ぐ。
それらが、随分と多く観られるようになったとも……
果敢に挑むSC相模原の選手たち。
シュタルフ監督は、いつものように、ピッチぎりぎりに出て、試合展開を見守っています。

後半75分。
それまで一進一退を繰り返していた試合が、ようやく動きました。
なんと、植田選手が移籍早々の初ゴール!これがまた、見事なゴールで、現地で見ていた私たちも、
「え、あれ、あそこから入っちゃうの?!」
「すげー!」
サガミスタの間からも、感嘆する声が聞こえてきました。
DAZNの動画でみてみると、軽やかに相手をかわして、ボールをあやつり、足を振り抜くと、綺麗に曲線を描いてゴールへ……一瞬、キーパーの手にもあたるのですが、それを意に介さず、そのままゴール!
ガッツポーズをする植田くんに、真っ先に飛びついたのは、おなじく後半から出場していたキャプテンの瀬沼選手。
「よくやった!」
と、髪をくしゃくしゃっとかきまわしているのも見えますね。
また、三鬼選手も、およそ2年ちょいぶりに実戦復帰。さすがベテラン、非常に落ち着いた様子で周囲を見て、ピッチを駆けている姿が印象的でした。

さきほどの1点が決勝点となり、2位・沼津を撃破!

試合終了後、選手たちがゴル裏に来てくれるのですが、その時に、シュタルフ監督もひとこと、あいさつをしてくれました。
シュタルフ監督は、相模原の監督としては初めてのギオンスということもあります。で、よくみてみると、いつものジャケットの下には、ユニホームを着ている……今月末のホームゲームで配布される予定のものを着用しているのです。
いつもオシャレなシュタさん(と、呼ばせてもらっている)ですが、私たちサガミスタのココロをくすぐってくるというか……人心掌握術に長けているというか(^_^;)、とても「粋」だな~と……
試合開始前にも、ピッチ見学をしていたサポさんたちのところへ自ら歩み寄り、ハイタッチしている姿も見ました。これは嬉しい!サポさんたちも大喜び!まさか、監督自らやってきてくれるなんて思わないじゃないですか。
私たちサポーターを「サガミスタ」と、愛称で呼んでくれて、選手もスタッフも、サポーターも「ファミリア=家族みたいなもの」だと言ってくれる……きちんと理解してくれているんですね。
「今日のファミリアは、ベンチのみんなやコーチとも一緒に踊りたい」
という言葉通り、勝利のうた「ファミリア」を、監督、コーチたち、選手たち、そして私たちも一緒にうたって、飛び跳ねて…!
これは本当にすごいなって思うのです。
そして、嬉しいじゃないですか、こういうのって。

今節の入場者数は3000人にもう少しで届きそうでした。
これも大事。前回のホームゲーム(山雅戦)の勝利も大きいと思いますし、植田選手や三鬼選手のおかげで、ゼルビアサポさんやマリノスサポさんも足を運んでくれていた方もいたようです。
選手の個サポのみなさんって、ホント、すごいな……

本気でJ2への昇格を狙っている……でも、それは相模原だけじゃない、沼津さんを始めとする、他のチームも同じこと。
団子状態が続いているJ3ですが、さて、後半戦、どう動いてくるのでしょうか……

SC相模原、ホームゲーム、負けなしだぜえええええええぇぇっ!!

シュタルフ監督が舵をとる船に乗って、コーチ陣、選手、サポーターみんなで、この先を目指して行くのです!

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