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「体質」は自分でつくる。

生まれつき備わっている性質や傾向….「遺伝的素因」。
つまり先天的、先天性のもの。

多くの人は「体質は遺伝で決まる」と考えている。
家系、家筋、血筋、血統、親のDNA🧬…….
体質は遺伝によって決まるもの….だから一生変わらない。
そのような考え方は、今でも多くの人が持っている。

だけど、後天性、後天的なもの…..「環境的素因」。
この「遺伝的素因」と「環境的素因」の相互作用が体質を決めていく。

環境的素因と言っても、いろいろある。

社会的、経済的、地理的、さらには気象的な自然条件などを含めた幅広い外的要因。
食生活、栄養、運動、睡眠、喫煙、飲酒といった生活習慣要因。

つまり、
「遺伝的要因+環境的要因=現在の体質」とも言える。

もちろん、親から受け継いだ遺伝的要因は無視できない。
ほとんどの行動に影響し続ける。

だけど、それだけでは全ては決まらない。
むしろ、環境的要因が大きく影響する。

わたしたちは食べ物や飲み物を摂取する。
家事をしたり、学校、オフィス、あるいは習い事、フィットネスクラブで
大勢の人と会い、会話をして、身体を動かす。
時には仕事や人間関係に悩まされ、
またヨガや読書で心を癒したり……
このような日常のごくありふれた出来事が、1人ひとりの体質を作っていく。

遺伝子は身体をつくる指令を出すだけでなく、環境を介してスイッチをオン/オフして
身体を柔軟に作り変えていく。

わたしたち、一人ひとりが経験すること全てが、それぞれの体質を作っている。


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