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価値と価格を見極めるゲーム(アイデアメモ)

ゲームアイデア、なぐりがきメモ

世の中にあるRPGのほとんどは、「価格が高い=強い武器」ということになっている。ドラクエなんかも殆どの場合はそうなっているはずだ。

とにかく新しい町に行って、値段が高い装備を揃えればクリアできるようになっている。もちろんそれはRPG初心者にとってはわかりやすいゲームシステムになっているから悪いわけではないのだが、脳死でやってもクリアできるのはどうかと思ったりもする。

ということで、価値と価格が違うゲームはどうだろうかという話だ。


例えば?

単体の敵に100のダメージを与えられる武器が1000Gで売られているとするとき、敵全体に100ダメージを与えれる武器はいくらが妥当なのだろうか。(ブーメランみたいな武器)

ゲームのシステム上、限界として8体まで同時に敵が出てくるなら8000Gぐらいの価値があってもいいかもしれない。この武器が1200Gとかなら安すぎるし、1000Gより安いのは何か大きなデメリットがあるかもしれない(使うとダメージを食らうとか所持金が減るとか)

まあ平均として4体ぐらい同時に出てくるなら4000G前後だろうか。

また、勇者一人旅という縛りプレイをするなら必須のアイテムになるかもしれない。そうすると8000Gぐらいの価値はあるかもしれない。

タイムアタックをしていて、早く敵を倒す必要があるときなど、状況によって価値は変動する。


町毎に物価が違っており、Aの町では5000GだったがBの町では3000Gで売られていたりと。「一回我慢しようか」という選択肢を取れたりして遊ぶゲームだ。

最初から金持ちの勇者御一行

世界を救う旅に出るのだから王様から大金をもらっていてもいいかもしれない。上の設定なら最初から10万ゴールドぐらい持っていてもいい。ただ価値と価格を考えずに装備を揃えていくと途端に破産する。

割高な装備品がたくさん売られている世界で、うまくアイテムを入手して冒険を進めることがこのゲームの醍醐味だからだ。


呪文、消費アイテム、宿

HPを回復するとき、どうすると一番コスパが良いのかも考える必要がある。
一般的には宿に泊まるのが一番安いが、物価の高い町では必ずともそうとは限らないみたいな。回復させるより一旦気絶してから復活させた方が安いなら仲間を回復しないで戦うのもありかもしれない。


持ち物限度

不思議なダンジョン系ではおなじみな持ち物限度が必要だ。
なんでも持っていれば良いということはできず、麻雀みたいに何かを手に入れたら何かを捨てないとうまくいかないゲームにする必要がある。

持ち物に重さがあったりして、戦闘時に素早さが遅くなったりするなどのデメリットもあってもいいだろう。


ゲーム配信を考えて

今の時代、ゲーム実況されることを念頭にいれておく必要がある。
そういう意味で、価値と価格を見極めるゲームは盛り上がるかもしれない。

価値観の違いによってコメント欄が荒れたりするのが狙いでもある。

一切強くならないが見た目がよくなるアイテムを大量に作っておくとかね。
「そんなの買っているといつまで経っても世界は救えないよ」的な。

ランダム性高め

毎回プレイすると、アイテムの性能と価格が違っている。
そのため何度プレイしても楽しめるのだ。
運が良ければ強いアイテムを安く入手できたりする。そうするとクリアまでの時間が早くなりタイムアタックとしては優秀な成績が取れる。

いつも使っている武器が割高で売られているなら別の方法を考える必要もでてくるだろう。その辺のバランスを考えるのが面白いのだ。

まとめ

価値と価格を常に考えさせられるゲームをプレイしているなら、普段の生活でも割高なものを買うことは少なくなるはずだ。

それが真の狙いでもある。「割高だなあ」と思えば買わないようにしなければいくら金があっても足りないのだ。

Fラン大学に学費400万払う価値ある?みたいなね。スマホ1台に10万?とかね。 スペックと買ったときの価値を考えないと人生が破綻するのではないかと。それを考えさせられるゲームがあったら面白いのではないか。

あるいは、投資にも近い。
凄い会社なんだが、株価が割安になっているという判断ができれば株を買うことができる。そういう価値観を鍛える必要があるだろう。