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ニンジャスレイヤーを第4部から読みはじめる/シーズン2_18「フリージング・フジサン」(前)

出戻り初心者ヘッズの望月もなかです。こんばんは!

好きだったニンジャさんが爆発四散して、思った以上にへこんでいたのですが、とつぜんのピザタキに混乱してるうちに落ちついてきました。記憶の中に生きているからそれでいいんだ……ニンジャは死ねば肉体すら残しませんが、すなわち肉体以外のもの、託した願いや記憶は誰かの中で生き続けるということでもあるので……。あーーーでも悲しいな~!(白湯を呷る)

気を取り直してAoMシーズン2、続き行きます!

とつぜんのピザタキの感想(前回更新分)

前話の感想はこちら。


【前提1】望月のニンジャスレイヤー知識

・6年前に書籍第一部を3巻まで読んだところで中断。だいぶ忘れてます。
・2019年8月に『スズメバチの黄色』読了。
・2019年11月~2020年3月にかけてAoMシーズン1を読了。
・実況は一度だけ参加しました(20年2月の3部野球回再放送)。

【前提2】感想の方針

・〈NJrecalls〉さんのまとめを、上から順に読んでいきます。
・Wikiはまとめを読むために参照していますが、それ以外の前知識はあえて入れないようにしています。よって、単語がわからずよく混乱していますがそっと見守っていただければ幸いです。

◇◇◇

今回のエピソードはこちらです。

シーズン2「フリージング・フジサン」(前)

シトカの朝空に打ちあがる花火と狼煙、鬨の声、暴力――雪崩を打って過冬のヤクザ事務所を飲みこまんとするのは、赤銅色の腕を振りあげた逞しい海の男たち、そしてめいめいの武器を手にしたシトカ市民である! フジミ・ストリートのチンピラ、スーサイドが、かつての重鎮・オールドストーン船長をついに動かしたのだ。過冬から街を取り戻せ! 過冬の心臓、物流拠点の港湾取引管理ビルを押さえれば、勝てる……! 勢いづくシトカ市民の頭上を照らす太陽はしかし、不気味に翳りはじめていた……。

♯1

最近ニンジャとクローンヤクザばかり相手にしていたので、ヤクザ事務所のヤクザが平仮名で喋ったのを読んで(えっクローンヤクザが進化してる!?)って一瞬戸惑ってしまいました。まあ常識的に考えて普通のヤクザ(普通のヤクザ?)もいますよね。感覚がマヒしている。


カドマツ無惨粉砕!

なぜカドマツ……。シトカはお正月なんですか? ぼんぼりに灯りをつけますか?(それは桃の節句だよ)(もなかさんは混乱している)

スージーさんや弟分たちも参戦。「フジミはメチャクチャ」とのことで悲しい気持ちになってしまいました。フジミ・ストリート、復興して……。

港湾取引管理ビルを狙っているのはシトカ市民だけではありません。過冬と事を構えているソウカイヤもまた、屋上にソウカイエンブレムの旗を立てようとしているのですが……

「いや……ニンジャが居るか?先に進んだ」「ア?よその奴か?」「インシネレイトやヴァニティのソウル痕跡と違う味がある」ガーランドは吸った空気を舌の上で転がした。

ガーランドさんが今日も絶好調に卑猥。

え~……「空気を舌で転がす」とニンジャの味がわかるんだ……ふぅーん……。このえっちニンジャを全年齢向けの空間に放っていいんですかチバさん、風紀がまずいんじゃないですか。

インシネレイトくんもヴァニティさんもわかるんですね……ひょっとしてみんなの味覚えてるのかな? テイスティングが日課なんですか? ニンジャソムリエさんお好みの味を教えてくださいよ。マスラダくんのことさんざん「犬」呼ばわりしてましたけどご自分もたいがい犬めいたスタイルの持ち主ではございませんこと?

五人のニンジャのイクサの舞踏は、ホール上階の調度を破砕しながら加速する!

この、「引き」の一文がすごくいいですね! かっこいい!


♯2

影高く聳えたつ港湾取引管理ビル。ソウカイ・シックスゲイツのガーランドたちは過冬のニンジャと刃を交えながら、最上階を目指し駆け上がっていく。
一方その頃、エッジカム火山に侵入したコトブキとシキベは、人体エメツ抽出システム《オマーク》の破壊工作を開始していた……!

過冬のニンジャがアダナス出向社員さんにより調教済みだったので笑ってしまう。そんなことってあるんですね。

「アア……畜生……アア……」「我慢しなさい」イータはタイピングを続ける。その口角が心持ち、上がる。

非ニンジャによってビジネスライクに調教されるニンジャ……いい……。

カラス所長は「ニンジャ」判定されないんですね。ガワはともかく、てっきり魂はニンジャなのかと思っていました。

モノホンのニンジャたちはエレベーターで丁々発止。
ヴァイオレットさんの武器「サイ」が何かわからなくて、しばらく頭の中で動物が歩いていました。

これですね(しらべた)。

あんまり武器に詳しくないので興味深いです。なんでも海外作品ではなぜか忍者がよく持っているらしいとか。気持ちはちょっとわかる。

ホローポイントは唸り声をあげた。首の傷から噴出する血!力を込めて自力で止血完了!

ダイナミック止血だ! ホローポイントさんスゴイ。

「屋上だ」ガーランドが促す。「感じる。ニンジャが少なくとも二人。一方が先程ホールで感じた非過冬のニンジャ」

ガーランドさんのテイスティングもすごいですね……(ちょっと引いてる)。探偵に転職してもやっていけるんじゃないでしょうか。フジキドさんの同業者になって、行く先々の事件で服部とコナンみたいにしょっちゅう鉢合わせる関係にでもなったらいいんじゃないかな……待てガーランド! せやかてケンジ!!(こういう役回りはむしろシルバーキー氏の方が似合うような気がする、まあシルバーキー氏とフジキドさんの関係よく知らないんですけど……)(どっちかというとガーランドさんは怪盗ガーランドSになって毎回フジキドさんに予告状とか出してほしいですね)(なんでこんな話に?)

屋上から逃げようとした過冬のニンジャを捕獲し引き戻したのは、白く輝く鎖であった! スーサイドさんかっこいい!!


♯3

ビルの屋上にてひとり、ソウカイヤを待ち受けるスーサイド。シックスゲイツであろうともヘタを打つわけにはいかない。シトカを守るための正念場である。

然り、クロスカタナ紋章を空中にホログラムさせる。それは単なるノボリ旗に比類できぬ猛々しい旗印だ。だがそれゆえに工芸品めいたジツ・コントロールを必要とする。

細かいジツの調整に苦慮してるインシネレイトくん。可愛いね。
がんばれ❤失敗して❤(ひどい)

マスラダくんはこういうの得意そうだなって思いました。


ソウカイヤ相手に3vs1なのに、相手のメンツやソンケイの概念から切り崩していくの「大人の戦略」すぎて震える……。酸いも甘いも嚙み分けて、精神をすり減らしながら生きてきた大人の男だからこそ、今のスーサイドだからこそできるやり方なのが最高……。

「そうとも。俺らシトカの人間のイクサだ。この街を過冬のクソヤクザの手から取り戻す大イクサをおっぱじめたんだぜ。俺らがな!」スーサイドは下の街を指さした。見よ!呼応するかのように、炎を噴き上げた街の一角、恐らくは過冬事務所!「の」のマトイが掲げられ、歓声はここまで届いた!

めちゃくちゃカッコいい一幕なのですが、「の」のマトイがよくわからなくて一瞬止まった(考えてはいけないところですか? 海の掟に抵触しますか?)

「だったらどうする?どうでもいい話だよな……。その程度のタテマエでイチャモンをつけて、テメェらはここに来てる。どうして必死にやってる?気になるぜ」「……成る程、思いの他アタマが回るようだな」ガーランドは睨み返した。

はぁ……賢い男同士がバチバチ腹の読み合いをするの超興奮する……。

「イクサの話(カラテの問題)」から「交渉の話(シトカとソウカイヤが譲り合う条件の問題)」に持ち込んじゃったの最高~~~!

良すぎる……。マスラダくんたちを協力者として引っ張り込んだことで得た「シンウインターの居場所」の情報がここにきてシトカを救うための交渉材料として生きてくる構成があまりにもよすぎて興奮しました。

はぁ……スーサイドさん、てっきり1部で退場したとばかり思っていたのにこんな最高の男になって再会できるだなんて思わなかったので感無量であります。いや~ニンジャ再開した甲斐がありましたねー! 楽しい~!

いい加減にナァグナァグがつらいので(怖いから)、ガーランドさんも火山に向かってくれるとのことでちょっと安心です。この勢いで、あいつ一発やっちゃってくださいよ。


♯4

コトブキとシキベは、火山奥の<オマーク>システムにて過冬のニンジャと交戦していた!たとえ相手がニンジャであろうと、打倒せぬ限り市民を救うことはできない。攻めて攻めて攻めまくれ!

コトブキちゃんガッゴイ゛イ゛!!!!!(濁音)

カラス所長もめちゃ強ですね!? 歴戦のカラスですよ?!

カラスはニヤリと笑う。その瞳の奥には、老獪さ、人生の重みと悲哀。(俺みたいな弱っちい生き物相手に、何をムキになってやがるんだね?)

老人だけが使うことを許された達人級の煽りだ、ジョセフ・ジョースター(第三部)くらいの年齢になってようやく使うことを許されるやつだ……。

「ウケテミヨヨロシク!」コトブキは追うように踏み込み、拳を突き出した!

あああああああぁ! 
オムラがコトブキちゃんに変な文化を植えつけてる~~ッ!!

オムラの株価が下がる呪いをかけてやる。くうっ。コトブキちゃんに変な言葉教えないでくださいよ!!

二人と一羽の協力で、ついにニンジャさんを倒してしまいました! すごーい!! 大金星じゃないですか!! ぱちぱちぱち!(満足げなカラス所長が可愛いですね)

「何スか?聖なるポン・パンチって」「聖なるユンシェンの恐るべきカンフー・ヒサツ・ワザです。わたしがその域に達することなどできませんが……センセイや、サンスイの修行が必要な筈です」「そうッスか」

コトブキちゃんに(あ、はい)みたいな反応するシキベさんかわいい。。「そうッスか」のとき絶対真顔になってるでしょ……。

「その……なんかいけ好かないッスね、アンタ」

シキベさんに白い眼で見られるNPCのモブ視点になりたいだけの人生だった。

「これ以上用はないッス。役立たないんで」とか冷たく吐き捨てられて踵を返されたい………はァ……。

「ハイ。イイエ」

ふるえますね(興奮して)(健康に良い)。

部屋の隅ではイータがうつ伏せに倒れ、屈辱に頬を紅潮させて嗚咽していた。「よくも……!ふ……紛争解決の手段は幾らでもあるんだ……許しませんよ……!」

イータさんモブなのに終始ヒワイで面白いな……アダナス社ってそういう社風なの……? って思ってたらシキベさんが「アダナスの社員っていうのは皆アンタみたいなんスか?」ってタイミングよく思ったまんまのこと言ってくれたので笑いました。アダナス社どうなってるんだ。

「始めましょう。タキ=サン?準備はいいですか?」コトブキはUNIXをあらため、LAN直結した。
彼女とデッキは光り輝くLANケーブルによって結ばれ、今まさに、ネオサイタマのピザタキから、タキが侵入を開始する!

あ~~~!? コトブキちゃんとタキさんの共同作業だァ!?!
最高。興奮する。ふぅ。楽しみです!!!!


♯5

エメツ抽出装置をどうにかして、眠らされた人々を覚醒させる。シトカのコトブキと、ネオサイタマのタキがネットワーク内で力を合わせ、システム<オマーク>に挑む!

コトダマ空間の描写、素晴らしくSFみあって好き。ワクワクします。

キャバアーン!電子ファンファーレが鳴り響き、「正解です」のショドーが垂れ下がった。フクスケたちがドゲザした。コトブキは凍りついた。

私も凍りつきましたが(違う意味で)

静かにコトブキちゃんの傍らに降り立つタキさん格好良すぎてニヤニヤが止まりません。ええ~、カッコイイ……どうしちゃったんですか格好いい……。

透き通った身体の奥に、タキの忠告通り、じっと息を殺して動かない彼女の自我の芯が光っている。動くなよ。タキはもう一度呟く。コトブキにそのまま奥まで行かせて、うまくやらせる当初のプランは早速失敗だ。タキがやるしかない。

ああああ~~~頼りになるタキさん~~~~!!!!

「仇」の漢字が流れていく描写好きです。
次々と罠を潜り抜けていくタキさんマジ天才、すごいかっこいいです。うう~、クールじゃん……天才!!

「コラッ!畜生がコラ!」「ピガガガーッ!」悲鳴を上げる蓄音機から赤い血が溢れ出る。これがソルダACV-401、当時ネオサイタマのハッカーがシケモクと呼んでいたウイルスの心臓だ。

当時

当時!?!?

えっ、ちょ、あのこれ、ひょっとして姉貴のニューロンを焼いたウィルスなのでは!? ねえそうなのでは!!?! そうだったらわたしがしぬ、だ、だって当時ネオサイタマでって、……タキさんにしてはえらく強い感情があの、これは、

「マジ、ラッキーだったぜ」彼は呟いた。……姉はシケモクに殺された。だからタキはそのコードの一字一句漏らさずニューロンに刻みつけた。今回それが役に立った。

あああああああああああああぁああああああああああああああ゛あ゛あああああぁぁあ゛やっぱりそうじゃん!!!!!

HPがすみやかに減少していく……れすといんぴーす……

むりです、ほんとむりですわたし、義姉弟に弱いんです……よわいんですよ……むり……

ついに現れたサツガイがゾーイちゃんとどんな関係なのかとか、気になるといえば気になるんですが、いまはもう、巨大感情を抱いて溺死するしか……

はぁ…………姉貴の仇……ハァァ……(顔を覆ってじたばた)


では、次回の感想でお会いいたしましょう……。

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次の感想はこちら。



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