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ニンジャスレイヤーAoM(4部)のコトブキちゃんはなぜ誰にでも愛されるのか?+おまけ(1)

あらら、新書みたいなタイトルですね。
いつもと違いますねぇ。

はいこんばんは、望月もなかです。
ニンジャスレイヤー第4部感想~余談&おまけの休憩回です。息抜きにどうぞ。

みんなコトブキちゃん大好き問題

忍殺4部のキャラクターについて夫くんと話していた夜のこと。

夫くん「コトブキちゃんのことは登場した瞬間からみんな大好きなんだよ。かわいいよね。でもなんであんなに好かれるんだろう、愛されるポイントはどこにあるんだろう?」

望月もなか「(オタク特有の早口)」

夫くん「アッハイ」

ちょっと引いてた。なぜだ。
悔しいので独断と偏見で私が私なりに解釈したコトブキちゃんを可愛いと思っちゃう理由を語ります! 語りますよ!!

<1>
映画に夢中になって拳を突き上げながら一生懸命応援している子はもれなく可愛いに決まっている

ニンジャスレイヤーが好きなみなさんの大部分はたぶん映画が好きだと思う。映画じゃなくてもドラマとか漫画とか戦って因縁や苦悩を乗り越えてやっつけて勝つウオーーー! みたいな物語媒体を少なからず愛しているのだと思う。少なくとも私は好きです。ボクらの主人公が何度でも立ち上がり拳を握り強大な相手に全身全霊で立ち向かう、負けるな! やっちまえ! 頑張れ!! みたいな気持ちに冷めた目を向けるどころか率先して応援してキラキラした笑顔で細い指を拳の形に握りしめて、「ヤッチマエー!」と応援してくれる、そんな子は僕らの味方に決まってるじゃないですか。好感度下げる要素あります? 断言しよう、ないね!! 映画のクレジットが流れて画面が真っ暗になったあと、ほう……とため息をついちゃうところまで心に寄り添ってくれている可愛い可愛いコトブキちゃんハーーカワイイ!!!! コトブキちゃんの気持ちはわかる、わかるよ、だって私も同じだから! 同じだね、同じがあるのは嬉しいね!! 『あんさんぶるスターズ!』の守沢千秋をよろしくお願いいたします!!

<2
僕らの主人公がピンチになったときにいつも助けに来てくれる

コトブキちゃんはニンジャスレイヤーがピンチになると最高のタイミングで助けに来てくれる。我らの主人公がピンチ! が、がんばれ! すごく難しい状況だけど負けないでくれ!! そんなときに颯爽と現れる味方! 「背中は任せろ俺がいる! お前はそいつをやっちまえ!!!」はあああああああぁそんなの嬉しいじゃないですか。ピンチのときに仲間が助けに来てくれる、嬉しくないわけがない、しかも助けに来てくれた仲間が可愛い女の子だったらもっと嬉しい!! 絶体絶命のピンチに見舞われたとき、何の見返りもなく手を伸ばしてもらったら嬉しくない人がいますか? いないですよ! コトブキちゃんは義理人情に基づいて自分の意志で「義を見てせざるは勇無きなりです!」助けてくれているので、借りを作りっぱなしで後ろめたく思うとか特にそういうこともないのがさらにいい!! 敢えて語弊のある言い方をしてしまいますがあと腐れがない!!!

まだ第四部の前半しか読んでいない浅学の身ではありますがこれまでのエピソード『マーセナリイ・マージナル』(ガーランドからの逃走を助けてくれる)、『ヨグヤカルタ・ナイトレイド』(クローンヤクザとの挟み撃ちから助けてくれる)、『ストーム・イナ・ユノミ』(タキのピンチを助けてくれる&迷うマスラダに喝を入れ勝利への道を示す)、三編すべてでコトブキちゃんがいなければニンジャスレイヤーはやられていた可能性が高いわけです、しかも最高のタイミングで現れる。タキシード仮面かな?

まだニンジャスレイヤーになりたてのマスラダさんは、崖のはるか向こうに仇が浮いていたとしても、アクセルを踏みっぱなしのまま海の上に飛び出てもいいのか一瞬だけ躊躇してしまうようなところがあるように思うんですよ、そんなときコトブキちゃんは躊躇が致命的になる一歩手前のタイミングで「大丈夫です、GO!!」と喝を入れてくれるし断崖の下でトランポリン広げて待っていてくれる。そういう信頼感がある。なおフジキドは誰に言われずともアクセルをさらに踏み込んでいくタイプなわけですがフジキドさんはフジキドさんなので……誰でもナポレオンになれると思ったら大間違いだぜ?

<3>
守ってあげなくちゃ! と気を使わなくていい

戦いに同行してくれる後方支援系の子が女の子だった場合、どうしても気を使わなきゃならないのがその子の安全であることはままある。女の子じゃなくても頭脳系のフィジカルが強くない仲間だったりするときも同様。人質にされたり身の程を弁えずに「私も一緒に行く!」とか言い始めて待っている間に敵が迫ってきてピンチみたいになるとどうしてもストレスが溜まっちゃうことがある。いくら素敵な仲間だったとしても、「主人公の目的を達成するための障害」というポジションに居座られてしまったとき、どうしても一部の視聴者側/読者側からの好感度が下がってしまうことは否定できない。

例えば『バック・トゥ・ザ・フューチャー3』のクララ嬢などがいい例ですね、「我らが主人公」の「障害」ポジションになった途端、どうしてもちょっと好感度下がっちゃうんですよ。この辺りの匙加減て非常に難しいところだと思うし、「彼女」そのものが「主人公の目的」だったりする場合には必ずしも当てはまらないので、人質にされたら全部だめとかそういうことではないんですけど。

何だか脱線してきましたが、まあ要は『仮面ライダーW』の所長はハチャメチャ素敵で可愛いよねってことが言いたいわけです。

 コトブキちゃんはオイランドロイドなので頑丈だし「直せばいいんです!」だし、戦闘力もあるし状況判断の面でも優れている、迷っているときは積極的に喝を入れてくれるし、自分の損傷によってマスラダの精神が揺らぐ隙すら与えない。主人公の目的を邪魔するどころか背中を押すための行動しかしてないんですよ、天使かな!? 

以上をもちましてコトブキちゃんを好きにならざるをえないしコトブキちゃんを可愛いと思う理由についての陳述を終わります! 閉廷!!! お疲れさまでした!!!!!!!


おまけ《手書き感想ノート》

さて。
今回の記事は上記のたわごとを書きつけておきたかったというのもあるのですが……、もう一つの動機がこの「おまけ/手書き感想ノートまとめ(第1回)」です。そろそろいったんバックアップをあげておこうと思いまして。(『スズメバチの黄色』感想日記でもやったアレです。)

私の「ニンジャスレイヤー」感想記事は、基本的に、読みながらノートに手書きしていた感想メモを取捨選択してまとめなおしたものになっています。読みやすさを優先してnoteには書かなかった細々としたツッコミや、メモ代わりのラクガキなんかがあったりもします。とはいえ基本的な内容はほとんどおなじなので、完全におまけですね。

感想取りこぼしがもったいない&自分でも記録を見返せるようにバックアップしておきたい、ということで、枚数が溜まってきたのもあり一度ここでログをあげておきます。

こんな感じの画像です(抜粋)

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制限なしに全公開するのは恥ずかしい&かなりの画像量(37枚)になっているため、ここから先は「おまけ」ということで……。

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