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出戻り初心者ヘッズが、ニンジャスレイヤーを第4部から読みはじめる/サブストーリーS1_7「クルセイド・ワラキア」-5

こんばんは、望月もなかです。
読みたてほやほや音声感想」、ご視聴ありがとうございました。音声配信って生まれて初めての体験だったんですけど、思った以上に楽しいですね! またその気になったら唐突にやるかもしれません。そのときは聴いていただけると嬉しいです。
そんなわけで、改めまして。音声には乗せられなかったアレコレ細かい感想です。


前回の感想はこちらです。


【前提1】望月のニンジャスレイヤー知識

・6年前に書籍第一部を3巻まで読んだところで中断。だいぶ忘れてます。
・2019年8月に『スズメバチの黄色』読了。
・2019年11月~2020年3月にかけてAoMシーズン1を読了。
・実況は一度だけ参加しました(20年2月の3部野球回再放送)。

【前提2】感想の方針

・〈NJrecalls〉さんのまとめを、上から順に読んでいきます。
・Wikiはまとめを読むために参照していますが、それ以外の前知識はあえて入れないようにしています。よって、単語がわからずよく混乱していますがそっと見守っていただければ幸いです。

◇◇◇

今回のエピソードはこちらです。

サブストーリー:シーズン1「クルセイド・ワラキア」(5)

論理十字軍の攻城兵器・論理大聖堂。その頂点に光り輝く「デミ太陽球」がネオワラキアの<夜>を明々と照らし、善良な市民をも容赦なく焼き殺す。怒りに燃えるワラキアの王・ブラドはサツバツナイトと肩を並べ、偽の太陽を破壊せんと論理大聖堂を駆けあがるのであった……! 

♯9(前)

ブラックヘイズさんの発する言葉がいちいち詩的でカッコいい。

だから言っただろう。竜と死神を同時に相手取るのは、愚か者だけだとな。
剣吞な猟犬どもが身を寄せ合い、ヨダレを垂らし、肉の吊られた祭壇を物欲しげに見上げて、不恰好に跳び上がる。不意に、いまおれの足を噛んだのは誰かと一匹が喚き始める。そのあとに続くのは何だ?』

いつもこんな難しいこと考えて喋っているのかな……すごいな……フジキドよりよっぽどポエットじゃありませんか。

読み返してもやはり、(これのどこがポエットなんだ? 詩人なめとんのか?)って思いますね……。ブラックヘイズさんを見習えよ!

AKINA:『なぜ祈らないんです?もっと増えますよ!?』
BLACKHAZE:『あいにく、俺の信じる神の部屋は満室だ』

すごい……ポエット。
即興でこの返しが出るってモノホンすぎる。ブラックヘイズさん、映画のシナリオ集とか愛読してる? このノリで一度コトブキちゃんの前で喋ってみてほしい。


「ふざけやがって……あの野郎のせいで、スナブノーズが……!ふざけやがって!」ソリチュードは吐き捨てた。

おっ、スナブノーズ→→→→ソリチュードじゃなくて、スナブノーズ→→←←ソリチュードだったんですね! 両方向矢印! これは盛り上がってきましたよ! 熱い熱い! ヒュー!!

一方のブラド&サツバツナイト。

サツバツナイトは跳躍し、ポムポムパンチでこれを迎撃!

ポ!? ポムポムパンチ!?  ねえこの、ねえ、このかわいいおなまえのパンチはなに、フジキドさんのカッコイイパンチなんだろうなとニュアンスでは伝わるんですけど響きが……

どうしても背景に

これが……こいつが……戦闘フジキド背景の壁紙画像に……

ポムポムプリンのせいで(ちがう)二人は大聖堂内部へと一時撤退。
そう、そして……そして来るのです、問題のシーンが。問題のシーンが(2回言った)。

一瞬、彼の高すぎる自尊心が邪魔をし、言葉を詰まらせた。だが王とて、形振り構っている時ではない。ブラドは背中合わせのサツバツナイトに身を預けながら、乞うた。49
「血を貸せ、サツバツナイト=サン……!カラテで返す……!」

えっ、、、、、吸血…………えっちだ!!!

やったああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

カラテで、カラテで返すってなにねえなにカラテって何の隠語なのかなあ!?!? 背中を預けたまま「乞うた」っていうのもえっちなんですよねえ、だ、だってさあ背中の熱いカラテ体温を感じながら、弱り失われていく自身のカラテ、すなわち下がっていくブラド自身の体温との差が、開いていくのを実感したからこそ自尊心を押さえつけてまで懇願しちゃったんですよね、はあ、体温とはそれすなわち生の証である……。すばらしいです……。えっち……えっちですよ…。

♯9(後)

ブラド公の言葉を解析すると、「体液を摂取したあと、カラテで返済が可能」ということであり、ということはカラテとはすなわち体液であり体液の交換こそがカラテであった?????(望月はこんらんしている!わけもわからずじぶんをこうげきした!)

「血を貸せ、サツバツナイト=サン……!カラテで返す……!」

なんでこのニンジャスレイヤー史上もっともえっちなセリフ投票でぶっちぎりの第一位を三万年連続で獲得するようなセリフをもう一回読ませてくれるの? 大事な箇所だったから読ませてくれたの? ありがとうね。

でも何回読んでも「カラテで返す」って実質「カラダで返す」とほぼ同義なわけだし、つまりこれはえっちですね?

「……よかろう」ごく短い思案と覚悟の後、サツバツナイトは己の右腕をブラド・ニンジャの前に差し出した。王が頭を垂れずに済むよう、奥ゆかしく、彼の目の前に。「恩に着る」ブラド・ニンジャはそれをチャワンめいて両手で丁重に受け、サツバツナイトの手首に牙を突き立てた。

体液を捧げてくれと乞い、
覚悟をもって受諾し、
相手の誇りを傷つけぬよう奥ゆかしく体液を提供し、
それを恭しく受け取り口で吸うの、

実質セッ


なんでもない。

血液量にして400ml弱。

400ml献血www 笑ってしまう。フジキドさんの献血シーンを見てしまったぞ……とヘンな笑いが止まらないんですけど。フフッ……

はぁ、体液を捧げた男と体液を飲んだ男になっちゃったな、竜と死神。えっちだな。

フーリンカザンが繰り返されるけどフーリンカザンの意味がわからないのでフジキドさんの真剣な言葉を聞いても(だからフーリンカザンってなに?)という感想しか抱けない。困ったね。

このままでは、ジリー・プアー(訳注:徐々に不利)。 

えっなんで今回は解説入れてくれたの!? 法則がわからない!!


「……あるいは、予期せぬ蛮勇であろう」とブラド・ニンジャは笑った。 8
プロイェスティの地下エメツ採掘場、発電ユニット周辺の闇からスーツを纏った黒人の吸血鬼ニンジャが飛び出し、鮮やかな空中3連続回し蹴りでオムラ・アシガルの首を跳ねた!カシウスである!
「殿!今援護いたします!イヤーッ!」

カシウスさんのターンだ~! ヤッターーーーー!!!!

主人の危機を救い、千載一遇のチャンスを確実にものにするカシウスさんマジ家臣の鑑、サイコーですよ。好き好き。きっとカシウスさんがやってくれたんだと信じてるっぽいブラドさんの態度も好き。主人が一途に大好きな第一の家来大好きなので嬉しい!!

えっジェイクさんめっちゃ活躍するじゃん!?
すごいねこの人、楽しくなってきました。また出てきてね!


♯10(前)

ブラド・ニンジャとサツバツナイトは、大聖堂で反撃の機会をうかがっていた……。エメツ鉱山には、満身創痍になりながらも一心にワラキアの民を守り抜くカシウスがいた。暗黒メガコーポの兵力を前にしてなお怯まず、懸命に戦うモータル達がいた。彼らはついに、デミ太陽球の電源系を奪い取ったのである! ――さあ、今こそ待ち望んだ反撃のチャンス。千載一遇の好機である!!

「サツバツナイト=サン、持っていけ!イヤーッ!」レッドドラゴンは己の右腕にありったけのカラテを籠めると、ヌンチャク・オブ・デストラクションを、前方のサツバツナイトめがけて投げた! 

 フジキドに 神器持たせちゃ アカンでしょ
(5・7・5)(忍殺川柳)

いや……あの……。フジキドさんにそんな……破壊兵器を持たせたら……絶対にとっても強いじゃないですか……。

「Wasshoi!」サツバツナイトは跳躍の最高高度でヌンチャクを掴み取った!タツジン!そのまま空中で身をひねり、大聖堂の頂に据えられたデミ太陽球制御装置に狙いを定める!着地と同時に、最大級のカラテを叩き込むつもりなのだ!何たる空中身体制御能力か!

わーいタツジンだあ……すごいねえ~~……(すごすぎて引いてる)

……サツバツナイトは大聖堂の屋根の上に着地し、ヌンチャクのザンシンを行った。シシオドシを打ったかのごとき一瞬の静寂が、戦場を圧した。直後……ZGGGGGGOOOOOOOOOOOM!デミ太陽球の光はセンコ花火めいて急激に萎縮、消滅!ゴウランガ!……プロイェスティの空に〈夜〉が戻った!

フジキドさんすごいねええ……。

ほんと……すごいね………………

(引いてる)

神器を持ったフジキドさんがヤバすぎて絶句。

よ、よかったね……。ぱちぱちぱち……。


♯10(中)

がんばるがんばるニャーちゃんとオー・オー!
カワイイカワイイカワイイね!

というわけでドラクル城パート。

「この呪わしいニンジャソウルのせいで、俺は論理聖教会のデジカルマに上限をかせられた!ゆえに俺は、貴様らを憎む!貴様らの汚らわしい巣穴を滅ぼしたい一心で、俺は身も心も論理聖教会に捧げ、己の体を使って吸血鬼ニンジャに対するネオンプラズマの有効性テストすらも行ったのだ!」 6

へええ。

なるほど、憑依ニンジャさんの場合は、どんなニンジャに憑依されるか自分では選べないってことですか。そりゃそうか。ヤモトさんの例なんか見ても「突然なにか超常の存在が憑依する」だけであり、モータルが願ったからニンジャソウルが憑依してくれるわけじゃないんですものね。

だから、アイアンフォージドさんのようなケースも起こりうると。なるほどね。

ニャーちゃんめちゃくちゃ頑張ってて応援しました。頑張って……カワイイ……必死のかけ声が猫の鳴き声になるところカワイイ……。

最後はオー・オーちゃんの爽快な無双で決着。

オー・オー&ニャーちゃんのコンビは愛があって本当に可愛いですね。ずっと仲良くしていてほしい。


♯10(後)

エメツ鉱山の戦いも、ドラクル城のひそかな攻防戦も、ともに多くの血を流しながら決着をみた。ネオワラキアに再びの<夜>と、一時の平和が訪れるのであった……。

「ヌウーーーッ……」リヒターも、かつてならば「未熟なモータル風情が」と罵倒していたであろう。だが吸血鬼ニンジャたちのニューロンには、このたびの戦いで死んでいったヴァンパイアワナビー戦士たちの勇姿が焼き付けられていた。

皮肉なことに、IRC動画配信でブラドおじいちゃんがやらかしちゃったからこそ、ネオワラキア赤竜騎士団は真の意味でひとつになれたのですね。なんでもやってみるものです。ある意味、最新のテックを使おうとしたからこその結果なんですね。怪我の功名というやつです。おじいちゃん偉いぞ。

ソニアお嬢様とツインテイルズちゃんたちが仲良くなってるのとてもかわいい。和むニャー。離れ離れになっても文通(IRCチャット?)とかしてほしい。


♯エピローグ

論理十字軍はネオワラキアから撤退。
クラウドスティーラーなる謎のニンジャの警告により、レッドドラゴンもまた、ネオワラキアを越えてまで追跡することはしなかった。

これにて、ネオワラキアの戦いは終結したのである。

クラウドスティーラーなる新たなニンジャがここで登場。顔見せだけのようですが、ここで終わるとも思えない存在感ですね。今後、シーズン2以降で登場することもあるのでしょうか。

古の偉大なる隠密ニンジャにして軍師。平安時代のとある攻城戦においては、象部隊を雲に包みながら密かに峠を進軍させたという。

平安時代の象部隊ってなんですか?

ネオワラキアは平和になったのかもしれませんが、私の精神は波乱に満ち満ちています。平安時代……象……、象を、雲………??

カシウスさんまた殿とラブラブ(?)に戻れてよかったです。末永くお幸せに……。


地下からはスミソニアンのマスケット銃も回収されていたが、「最後まで吸血鬼狩師を謳ったニンジャが、その死後に宿敵たる吸血鬼らに讃えられたとあっては、名折れであろう」との配慮から、その名が式典内で言及されることはなかった。 15

このくだり好き。

彼らに授与される勲章や財宝や赤竜騎士団グッズなどは各々で微妙に異なっていたが、

赤竜騎士団グッズってなに!?!???!

なに、グッズって何!???(笑)
殿が作らせたの!?(作らせたんだろうなあ……もうスマホケースとか自前で用意してるくらいだもんなあ……)

ニャーちゃんの褒章が猫のお世話して一年間ゴロゴロできる権利(要約)でよかったなあと思いました。オキナワじゃないけどお友達とゴロゴロゆっくりしてね。

あとジェイクさん本当にいいキャラですね。なんでこんなにキャラ立ってんだろ……おもしろいな。また出てきてね。

映像の下には『余 の 完 全 勝 利 で し た 』と書かれた白いテロップが、黒い帯をバックに、右から左へと奥ゆかしく流れていた。

くっwwwww

またテロップwwwww

っていうかまだ週1配信続けるんですね、まじか。がんばってください。そのうち「良い」の数に一喜一憂して「広告を入れようと思うのだが……」とかカシウスさんに相談し始めたりしたらどうしましょうね。カシウスさん頑張って……。

ノイズ混じりのTVから漏れ聞こえるのは、ブラド・ツェペシュのIRC-SNS配信、論理十字軍の敗北を告げるニュース、あるいは暗黒メガコーポ各社の今期の注目新製品について、そして地球の裏側、ナスカで起こった大規模な崩壊の続報について。……フジキド・ケンジの気は逸る。

おおっ、ナスカ! ナスカじゃないですか!!

こうしてマスラダくんの話とリンクしてくると興奮します!

フジキドさん、一生懸命マスラダくんのこと考えてくれてるの、めちゃくちゃ良い……すばらしいですワオワオ!!! 滾る滾る滾りますよ~~~、あの若者に自分が教えてあげられることをすべて伝えてあげなければいけない、と気が逸っているのうわーーーーーー、、、最高。

マスラダくんが20才そこそこという外見描写もありがとうございます、フジキドさん情報をありがとうございます。興奮してきた。20才そこそこ。

本当に、一瞬、異国の地であったほんの僅かの交錯で、互いが互いを強く心に想い、目指している……素晴らしく良いです。素晴らしいです。ブラドおじいちゃんの動画に「良い」推してる場合じゃないですよ、フジキドさんに「良い」を一億回くらい押させてほしい。ふおお。

彼は腰に吊った聖なるヌンチャクとともに旅を続ける。今回のような事態の再来に備え、神器をひとところに集めず分散し、ひとつをフジキドが持つべきであると、ユカノ自身も提案していたからだ。 44

えっ。

フジキドさんがヌンチャク……持つんですか………核兵器じゃん……。

ユカノさん本当にそれでいいと思ってるの……?大丈夫?

トレンチコートの懐に仕舞った彼のIRC携帯端末には、別れ際に友愛の印としてブラド・ニンジャから贈られた、厳かな赤竜騎士団仕様の強化ステンレスケースが装着されていた。

赤竜騎士団グッズwwwwww

贈られてる、贈られてるじゃないか……!! フジキドさん側も律儀につけてるの笑っちゃうんですけど。シリアルナンバーとかついてたらどうしよう。もちろん友愛の証に001(ブラドさんのは000)とかで……刻印されていたらこれはえらいこっちゃですよ……。

(ところで友愛の印といえば「カラテで返す」件はどうなったんですか?)(もう返してもらったんですか?)(それともこれからいつかフジキドが大変な目に遭ったときに満を持して返してくれるんですか?)(というか血を吸ってカラテをドレインしたあと、どうやってカラテを返すんですか? やっぱり体液で返すんですか?

吸血鬼……謎多き存在ですね。
ぜひとも国際探偵の捜査が必要だと思います。


◇◇

ふう。

めちゃくちゃ面白かったです!!!
熱くおすすめされるのもよくわかる、ボリュームたっぷり満足感たっぷりの楽しい長編エピソードでございました!

さてさて、次はとても短いエピソードのようですね。それが終わると、ついにプレシーズン2に突入です。だんだんとシーズン2の開幕が近づいてきました。わくわくします!

では、また次回の感想でお会いいたしましょう。お疲れさまでした!





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