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出戻り初心者ヘッズが、ニンジャスレイヤーを第4部から読みはじめる/シーズン1_13「ザイバツ・シャドーギルド」(前)

こんばんは、望月もなかです。
シーズン1も折り返しを過ぎました。今週からパートに出始めたのでちょっとバタバタしていますが、合間を縫って読んでいきたいです。とりあえず、今日読んだところまで書きますね。

前回の感想はこちらです。

【前提1】望月のニンジャスレイヤー知識

・ニンジャスレイヤーは第一部の書籍3巻で止まっています。中断してから6年、内容はだいぶ忘れてしまいました。
・2019年8月に『スズメバチの黄色』読了。
・忍殺用語にはいまだにビクッとします。

【前提2】感想の方針

・〈NJrecalls〉さんのまとめを、上から順に読んでいきます。
・読んだ日だけ感想を書きます(翌日に分割することもあります)。
・Wikiはまとめを読むために参照していますが、それ以外の前知識はあえて入れないようにしています。よって、単語がわからずよく混乱していますがそっと見守っていただければ幸いです。

◇◇◇

今回はこちら。

非常に長いのと、新情報が多すぎて脳の処理が追いつかないためおそらく三分割での更新になると思います。

シーズン1「ザイバツ・シャドーギルド」(前)

ウキヨの隠れ里が存在する……噂を聞いたコトブキは、ピザ・タキに辞表を提出し、自分探しの旅に出た。しかし辿り着いたウキヨポリスに、コトブキの居場所はなかった。ニンジャスレイヤーは、私立探偵シキベを通して、<依頼者>の言伝てを聞く。「己の内なるニンジャを御すべし。己の手綱を握るのは己自身だ」、と。さあ、次なるニンジャスレイヤーの舞台は。

 ♯予告編

えっ、予告編?
予告編があるのか……めずらしいね。

とりあえず読んでみます。

どうやら映画に出てきそうなキャラ立ってるオッサン(ニンジャ)が登場するっぽい。名前はコルヴェットさん。異常なまでのキャラ立ちであります。砂漠で出会う通りすがりのサラリーマンか? 趣味で忍術を少々ね!

ダークニンジャも登場。
ん、この人知ってるような気がする。第一部にいましたよね? フジキドの妻子を殺した実行犯が、まさにこのニンジャだったような記憶があります……あれっ、だったらどうしてまだ生きてるんでしょうか。殺されていないとはこれいかに。

う、ううん、わからないことが多すぎる。
情報量が多くて、初心者に厳しそうなエピソードの予感。

読んでみないとわかりません、本編に進みましょう。

 ♯1

冒頭からまったくなにも理解できない。

休憩。


(……そして数日の時が流れた……)

「キョート・リパブリック」の説明が私の脳をかき乱すのですが。どうしよう、文字は読めるのに単語がなにひとつわからない。外国語のようだ。

キョート・リパブリック、ガイオン地表。2038年以降の試練の10年期は、変化の無い事を何より尊ぶ都をも、否応のない変動に呑み込んだ。磁気嵐と共に経済上の優位は消え去り、闘争と破壊が碁盤の目を洗った。それでも朱塗りの五重塔はいまだ等間隔にそびえ立ち、誇らしく天を指す。 
「エッホ!エッホ!」サイバネ・リキシャー・ドライバーは観光客と武装ガイドをリキシャーに乗せて観光ルートを走り抜ける。時刻はちょうど正午過ぎ。狂言強盗団やバイオグール達もこの時間帯は大人しい。

ダメだ全然わからない。
キョート=「変化の無いことを何より尊ぶ都」、という説明箇所には「私の知っている京都っぽい面影」を感じるのですが……(なおフォッサ・マグナ以西はほぼ外国だと思っている辺境東北民のイメージでしかないことを付記しておきます)。
あとはまあ、観光地なところも同じっぽいですね……

「ここから見えるキョート城跡ときたら、たまらないですよ!」

「キョート城跡」とは。

『アセイルド・ドージョー』では、ユカノさん(ドラゴンニンジャ)が「キョート城へ忍びこんだ」って書いてありませんでしたっけ。

ドラゴン・ニンジャはかつてオヒガンのキョート城へ冒険の旅に向かい、様々な苦難を経て、ヌンチャク・オブ・デストラクションとメンポ・オブ・ドミネイションを持ち帰った。ブレーサーはいまだキョート城主のもとにある筈だ。(『アセイルド・ドージョー』♯2)

その城がもうないってこと?

じゃあ最後の神器・ブレーサーは今どこにあるんだろう……。
なにもわからない。

血のマンデルブロ・サイン

マンデルブロとはなんだろういつもの忍殺語だろうか……と思いつつも一応調べてみたら数学関連の一般語(?)でした。おお、こういうのですか……

ちょっと生理的に苦手な感じですね。横を向いたおしりたんていが帽子ごと感電している図にも見える、というか一度その連想をしたらもうマンデルブロ集合がおしりたんていにしか見えなくなってきたどうしてくれる。くっ。

なお『おしりたんてい』は良書です。特に児童向け読み物シリーズがいい。伏線のフェアさが素晴らしく、子どもにまずミステリの面白さを伝えたいなら『おしりたんてい』から入ってもらうのはかなりアリだと思うのですよ。アニメもめちゃくちゃいい出来なので、アニメから入っても大丈夫です。

と息をするように推し作品を布教していくスタイル。

『オイ!返事しろ、ニンジャスレイヤー=サン!』タキの喚き声がニューロンに響いた。「無事だ」ニンジャスレイヤーは答えた。「情報通りか」『そりゃそうだ!オレを誰だと思ってやがる。だから気をつけろッつったんだ』「黙っていろ」

タキへの返答第一声が『無事だ』なのヤバない?(ゲンドウポーズ)
この……非常にわかりにくいようでいて『マーセナリイ・マージナル』くらいの時系列では確実にこの第一声をマスラダ・カイが発声しないという事実はおそらく誰もが認めざるを得ないという、確かな関係性の変化が味わえるやりとり……塩味の鶏もも焼鳥なみにジュワッとうめえ……焼きたて熱々の旨味が五臓六腑にしみこんでいく……。

そして安定の「黙っていろ」。カイくん、たまにはタキえもんに優しくしてあげて。

新たにその動向の一端が明らかになったサンズ・オブ・ケオス構成員の情報を、タキは素知らぬ顔で一度スルーしかけた。ニンジャスレイヤーはその不自然を見咎め、彼を脅し、強いて、情報を深く掘らせた。 

えっ、なにしたのマスラダさん?

純粋に疑問なんですけど、彼の暴力的な脅しがタキさんに対して実行されるとはもう思えないんですよね。私は。でもタキ的にはまだニンジャこわい感覚が残っているということなんでしょうか。

実際マスラダさんが実力行使に出ていたとしても、せいぜいほっぺたびろ~~~ん耳を引っ張るくらいしか想像がつかない。『ストーム・イナ・ユノミ』でピザ・タキを巻き込んだことを反省していたようですし、お店壊す行為はしなさそうに思うんですよね。ニンジャ腕力で叩いたらタキさん普通に死んじゃうでしょうし。やっぱり頬引っ張ったのかな……。

「殺して儲かるのに、なぜお前が避ける」

カイくんがタキさんのことをどういう風に思ってるのか、よくわかるセリフだと思いました。

「旧チェコ共和国、デジ・プラーグ」

あっプラハ!? プラハのことか!! 何のことかと思った!!

あっこの世界カナダもあんの。

へえ…………ふうん……。

というわけで私の頭がだいぶ付いていっていませんが舞台がカナダ? カナダ……? の森林地帯へ移りました。たすけて。

「デミ・ニンジャ」

「サダカル・ヤシモ社」

「イドの力」

「その場でケジメした」

新概念が続々と登場。状況の把握だけで必死である。
「ケジメした」ってなんだ。えっいやほんとなに。切腹とか?

そうこうしているうちにダークニンジャ=サンが登場。
本当に生きてた!!!


◇◇

 ♯2

次なるニンジャスレイヤーの標的は、魔術を使ったテロ組織とかかわりがあるらしい。マスラダは、デジ・プラーグへ飛ぶ。一方カナダの森林地帯では、企業軍が巨人ニンジャ・ガルガンチュアとの戦闘を行っていた。圧倒的な力に押される企業軍。そこへ突如乱入したのは、デミ・ニンジャを率いる三人のニンジャたち、そして彼らが主と仰ぐダークニンジャであった!


ダークニンジャさん、強い。

風格すら漂う圧倒的な強さでした。さすが前の部から続投している強キャラです。「ニンジャ大剣を掌から引き抜き」とかこれみんな大好きなやつじゃないか。掌から超常の力を引き出すのはロマン!!!

というか今気づいたんですけど、ガルガンチュアって第四部予告編に「カナダの森林地帯を、山のように巨大な得体の知れぬニンジャが彷徨い始めた」って書いてあったアレですね! すっかり忘れてました。(いろいろありすぎて)(ほんとうにいろいろありすぎて)

「みすみす御身の御力を……。ケジメ致しました」左手小指を掌に乗せ、恭しく差し出す。ダークニンジャが手をかざすと、ケジメ指は焼け焦げて風に散った。

私の知ってるケジメだった(小指を詰めるやつ)。そういうこともあるんだね……。「ケジメ指」って名詞は初めて目にしたけどね……。

出た。出てしまった。キョート城が。

なに???

なにこれ???????

キョートの動く城??????

まっっったく理解できないのですがなにかこう亜空間を漂う城的なものが「キョート城」ってことでしょうか???

で、城は「ザイバツ・シャドーギルド」なる集団が本拠地としている…と。

ダークニンジャ=フジオ・カタクラは、端的にいって、ナラク・ニンジャのソウルを必要としている。

ダークニンジャにも本名あったんだ!??

地味にすごい衝撃だったんですけどあの、ニンジャの人間名(?)が書かれるのってけっこう珍しいよね!? 人間だった子がニンジャになったパターンであればわかる(ヤモトさんとか)んですけど、登場時からニンジャだったキャラクターの本名が主人公以外で明かされるのってあまり記憶にないので驚きました。

フジオ……あなたフジオっていうのね……(cv.草壁めい)

邪剣ベッピン……。

どうしよう色々説明されてるのに「ベッピン」で思考が停止する。何も頭に入ってこない。

「現世への再接触」

再接触とは。もうなにもわからない。あとは、ええと、「オベロン」という集団と敵対している……「ニンジャの始祖神」……うう、新情報が多すぎる。


「……手足を捥ぐなどして、地下牢に繋ぎ、時が満ちるを待つのがよきかと」「よかろう」

へえ、マスラダ・カイの手足を捥いで地下牢に繋ぐのか、ちょっとえっちだなと一瞬だけ思ってしまいましたごめんなさい。

そんなマスラダさんは地下を通ってデジ・プラーグに侵入を果たしていました。ゴドブギヂャン゛必死の形相で這いあがるのガワ゛イ゛イ゛イイ(汚い濁音)

ニンジャスレイヤーは頭上の空を見上げ、目を細めた。「青い」 

くっwwww だめだ、ニンジャスレイヤーが「空を見上げる」という動作をするだけで「寂しくなったときは、星を見上げてください」を思い出して笑ってしまう。

◇◇

 ♯3

ザイバツ・シャドーギルドは邪剣ベッピンのためにナラクが欲しいので、マスラダ・カイを拉致監禁しようとたくらんでいるらしい。こわいね。

カーキ色のポンチョ! カワイイねマスラダ~~~~~~!!!

ガイドブックちゃっかり用意してるコトブキちゃんも可愛い。この調子で世界一周してくれ……なんなら旅行記も書いて……。ウキヨが書いた旅行記、絶対売れるし映画化もするよ(?)

注意せよ。ナラクがニューロンに警告の呟きを発する。

この声でね。「注意せよ」ってね。ハイ。

『オレの凄みを見せてやっからよ。どんだけオレが大事かって事を』タキが恩着せがましく言った。

あの……めちゃくちゃ興奮しました……。

まあいきなり失敗して言い訳がすごいことになっていますが(笑)『未来を見ろよ!』じゃないよ。多分その未来にはマスラダに耳たぶグイグイ引きちぎられかけてるタキさんがいると思うよ。

私はですね、この長いエピソードの中で最終的にタキがマスラダにとってどれだけ大事かってことを見せてくれる伏線セリフの可能性に思い至ってしまって興奮が収まらないのでありますハァハァ(なお先は読んでいないので私の純然たる願望です)。思う存分見せてくれ……どんだけ大事かってことを……頼んだぞ……!!!!!!!!

映画に出てきそうな例のイケオジニンジャさんが登場したところで続く!

さて、どんな展開が待っているのでしょうね?
まだまだ序盤っぽいので楽しみです。

今日はここまで。
次回の感想でまたお会いいたしましょう!

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次の感想はこちら。


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