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出戻り初心者ヘッズが、ニンジャスレイヤーを第4部から読みはじめる/シーズン1_9「アセイルド・ドージョー」(後)

こんばんは、望月もなかです。
正月そうそう子どもが熱を出したので、付き添いがてら常夜灯の光で読みました……暗い部屋でも読めるのがネット小説のいいところ。そんな暗闇でも燦然と輝くイノシシのようなフジキドさんの大暴走。唖然としますね。というわけで「アセイルド・ドージョー」感想の続きです。

前回の感想はこちらです。

【前提1】望月のニンジャスレイヤー知識

・ニンジャスレイヤー歴は第一部の書籍3巻まで。6年前なので、内容はだいぶ忘れてしまいました。
・2019年8月に『スズメバチの黄色』読了。
・忍殺用語にはまだ慣れず、たびたびビクッとします。

【前提2】感想の方針

・〈NJrecalls〉さんのまとめを、上から順に読んでいきます。
・読んだ日だけ感想を書きます(翌日に分割することもあります)。
・Wikiはまとめを読むために参照していますが、それ以外の前知識はあえて入れないようにしています。よって、単語がわからずよく混乱していますがそっと見守っていただければ幸いです。

◇◇◇

今回はこちらから。

シーズン1「アセイルド・ドージョー」(後)

(前回まで)ユカノさんを石にされて宝を奪われたので、フジキドさんが異国まで乗り込み切っては殺しチョップしては殺す。まだまだ殺す。つづく。

 ♯5

サツバツナイトの後ろでは数名のカロウシタイが死んで横たわっているそうです。サツバツナイトの仕業ですね。

ところでフジキドを慕うエンドロ少年の父親ってさぁ……。

父がある日突然徴発された夜の事を彼は決して忘れない。エンドロの父は今も王国のどこかで名前も奪われ、カロウシタイの一員として働いている筈だ。(『アセイルド・ドージョー』♯3)

もし、もしですよ、フジキドの背後に倒れているカロウシタイの中にエンドロ少年の父親がいたりしたら地獄が始まってしまうのでは? 「やったぜ、オッサン!」と駆け寄ろうとした少年の足元に……見覚えのある背中が転がってい……ハイやめやめやめ! 地獄を幻視するのはそこまでだ! 酷い妄想をするのはやめろ!


しかしアレですね、忍術(ジツ?)ではなく「爆発物」という物理的手段でセストーダルに致命傷を負わせたフジキドのことですから、襲い来る大量のムカデに対しても殺虫剤をばらまいて無慈悲に皆殺しするのかと思ったら普通に潰したり蹴ったりしていましたね。

こういうの使って「グワーッ」ってなるのかと思った。本物のムカデじゃなくてジツのムカデだから効果がないということなのか?

ともあれ殺虫剤不使用のまま、ベテランの風格で手負いながらもゲオフィルスを撃破。一話であっさり二人もニンジャを殺す、さすが先代ニンジャスレイヤーの名に恥じない活躍でございます。フジキドさんは強いねえ。

だが……まだ体は十全に動く。

十全に動く。じゃねーーーーーーーーーよ!!!

えっ まだ殺るつもりなんですか

止まってフジキドさん STOP、そのへんにしておこうよ、もう二人殺したじゃん、香車みたいなお人だねほんとにアナタは!!

フジキドさんのスピードについていけないままにサツバツナイトはシャン・ロア王の元まで来てしまいました。正面突破にもほどがあるのでは?

しかも「ダイ・ニンジャです」という自己紹介まで……ダイとは。自ら名乗っているのかその名前? 

「然り」サツバツナイトは認めた。「オヌシの呪いはこれで無効だ」「ふむ……執念深い男のようだ」

笑ってしまった。本当にそうですねー!

◇◇

 ♯6

サツバツナイトは火のように速く二体のニンジャを殺し、呪いを解くための印を手に入れた。しかし彼は無謀にもその足でシャン・ロア王のボロブドゥール宮殿に乗り込み、ムカデ・ニンジャに対峙するのであった。

「どうだ。階段を上がり、そして頭を下げたぞ」

「どうだ」じゃないよ。そういう問題じゃないでしょ。

ムカデ・ニンジャが哄笑した。「グワラグワラ!ポエット!」

「ポエット!」じゃないよ。どこが詩人なんだニンジャたちの考えていることはわからん!!!

はぁ~人間にはニンジャたちのセンスがわからぬ。

そして手に汗握る戦闘シーンの最中に突如現れる「ブッダウォリアー像」にスッと真顔になる。集中してたのに……読解力が一時的にゼロになるからやめてほしいな……。

執念深く冷静に神器を取り戻すフジキドさんには感心しました。
執念深い。

◇◇

 ♯7

圧倒的格上のムカデ・ニンジャに対し一歩も引かず、サツバツナイトはついに奪われた神器「メンポ・オブ・ドミネイション」を奪還した!

「この期に及んで謀るようであれば、再び戻って来る」

フジキドさん、ほんっと疑り深いね……。

ムカデ・ニンジャさんがフジキドのめんどくささにドン引きして投げやりになっちゃってるのもはや笑うしかないんですけど。モンペならぬモンスターニンジャ扱いをされていますねこれは。クレーマー枠ですね。

さすがですフジキドさん。

そこには……ゴウランガ……生身のユカノがいた。
「フジキド」ユカノはメンポ・オブ・ドミネイションを受け取り、下ろした。弱々しく微笑んだ。「わたしの不甲斐なさゆえに、世話をかけましたね」「どうという事はない」フジキドは頷いた。「ゴウランガ……」タイセンは涙を拭った。

ゴウランガ……ん? ゴウランガ? ってなに??

忍殺語として聞いたことはあったような気もするんですが、タイセンくんも「ゴウランガ……」とか呟いてるし、口語だったのか。こういうところで使うの……? OH MY GOD(なんということでしょう)的なニュアンスでしょうか。よくわからないな。

フジキドさんなりにマスラダさんの行く末を案じてくれているのにちょっと感心したのですが、

ドラゴン・ゲンドーソーの存在無くば、フジキドは悪鬼となり果て……。

ナラクとか師匠とか関係なくフジキドさんって、あ、なんでもないです。クレームやめてください。


「カツ・ワンソー」なる知らない敵の名前が出てきました。誰だろ。

ワータヌキ像って何??
しかも頭に通信機能があるのか。どういう……信楽焼のたぬき人形みたいなのしか想像できない。

? こういうのじゃない??

そしてフジキドと「スネイク・オナ・マナ・イタ」の後半部分予告編に出てきたメカ眼鏡っ娘が知り合いだと判明。おお、本編にも出てくるんですね。楽しみ!

岡山県の山頂だから電波が悪いっていうのはよくわからないな……岡山県とは……。

ムーディーブルース使いっぽいニンジャが出てきたところで次回に続く。またマスラダサイドの話に戻るようですね。フジキドの物語とどうつながっていくのでしょうか。楽しみです。(ところでフジキド、エンドロ少年との約束無視して帰ってきちゃったんでしょうか。あんなにお世話になったのに~)

さてさて、今日はここまで。
また次回の感想でお会いいたしましょう。


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