出戻り初心者ヘッズが、ニンジャスレイヤーを第4部から読みはじめる／サブストーリーＳ１_６「クルセイド・ワラキア」-４

こんばんは、望月もなかです。
３日ほどPCを開かなかっただけでnoteさんがログイン情報消失して「ゲストさんこんにちは」みたいなページ見せてくると、（すぐに飼い主を忘れる猫か？）と虚しい気持ちになってしまうことありませんか。私は今まさにそうなっています。

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前回の感想はこちらです。

【前提１】望月のニンジャスレイヤー知識

・６年前に書籍第一部を３巻まで読んだところで中断。だいぶ忘れてます。
・２０１９年８月に『スズメバチの黄色』読了。
・２０１９年１１月～２０２０年３月にかけてＡｏＭシーズン１を読了。
・実況は一度だけ参加しました（２０年２月の３部野球回再放送）。

【前提２】感想の方針

・〈NJrecalls〉さんのまとめを、上から順に読んでいきます。
・Wikiはまとめを読むために参照していますが、それ以外の前知識はあえて入れないようにしています。よって、単語がわからずよく混乱していますがそっと見守っていただければ幸いです。

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今回のエピソードはこちらです。
いよいよクライマックスにむけて走り出しましたね！

「クルセイド・ワラキア」 - ニンジャスレイヤー Wiki*

サブストーリー：シーズン１「クルセイド・ワラキア」（４）

IRC技術に傾倒するブラド・ツェペシュ。主の性急さを諫めようとした参謀カシウスは、無情にもドラクル城を追放されてしまう。守りの手薄なエメツ鉱山に向った彼が目撃したのは、論理聖教会と暗黒メガコーポの大軍による侵略行為であった。カタナ社開発のデミ太陽球は、吸血鬼ニンジャを焼き殺す恐るべき攻城兵器だったのである――！

♯７（前）

ソリチュード＆スナブノーズのおふたり、登場時から妙に親しげだったので気になっていましたが、やはり旧知の仲だったようです。やっぱりね。特大感情の萌芽を感じますね。特に

死を悟ったスナブノーズは、涙を流し、恐怖でガチガチと歯を鳴らしながら、ソリチュードに呼びかけた。「逃げ……」レッドドラゴンの牙が、スナブノーズの首筋に突き刺さった。

このあたり。恐怖で泣きながらも腐れ縁に「逃げろ」と声を掛け、彼を逃がすために捨て身の攻撃をするスナブノーズ……何かあります。この二人には確実に何かがあります。まあ命を賭して逃がしてもらったソリチュードさんもこの先長くなさそうなんですが。個人的にはソリチュードさんからは特に矢印出てなくてスナブノーズ→→→→ソリチュードみたいな一歩通行の関係性も好きなんですけど（何の話？）

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負傷したオー・オーを律儀に待ちながら逃げるニャーちゃんが良いです。この二人はお互いに矢印が出ていて可愛いよね。

ところでここの、

ツインテイルズはついに、玉座の前へと続く石階段を登りきり、赤竜騎士団の紋章が刻まれた扉の前に立った。この先にニンジャが待ち構えていれば、一巻の終わりだ。……だが、もしいなかったら？玉座の間の宝物を目の前にして、みすみす逃げ出すことになる。（（（ブラドはいないはずだ。いまブラドは地下にいる……！）））ツインテイルズは覚悟を決めた。

（（ブラドはいないはずだ））のニャーちゃんを見てると、背後から忍び寄って（その代わり……扉のむこうに狂った殺忍者がいたら……どうする？）と耳元で囁きたくなっちゃう。猫目をかっぴらいてツインテールをピンと緊張させて、細い足首から頭頂部までをブルっと震わせるニャーちゃん……見たい、見たいぞ！（欲望に忠実すぎる）（でも見たいよ見たいよ！！）

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マジでソニアvsニャーちゃんの展開になったので驚きました。来ると予想はしてましたがマジで的中するとビビってしまう。うわわ……。

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ソニアを連れて脱出しようとしたニャーちゃん、盗人絶許のブラドおじいちゃんに見つかって絶体絶命。そこに、まあ、来ますよね。はい。

ギギギイと大扉が押し開けられ、何者かの声が聞こえた。「……盗人が盗人に説教をたれるとはな」

正論すぎてめちゃくちゃ笑ってしまった。正論、ド正論。
いや～さすがですフジキドさん、格が違うわ。

フジキドさんの第一声が矢のように速くまっすぐ核心をついてくるの面白すぎる、なにも間違ったこと言ってないのにかえって笑っちゃうのこれ何の現象なんでしょうね？　忍殺界隈では名前とかついてるんですか？　あまりにもおもしろすぎるwww
（全然関係ないけどフジキドさんて「３本の矢はたやすく折れぬが絶対ではない……ならば１００本ならどうだ」とかわけわかんないこといいながら１００本の正拳突き繰り出してきそうなところがありますよね）（ニャーちゃんいうところの「カラテの怪物」ってまさにこれよな……）（こわいね。）

♯７（後）

賊の侵入を許したドラクル城内は混迷を極める。何事かを企み暴れまわる、論理聖教会のアイアンフォージド！　吸血鬼志望のモータルたち！　ニャーちゃんを追い詰めたブラドの前でド正論をかますカラテの怪物・フジキド！！　ニャーちゃんとオー・オーは、無事３０億を手にしてオキナワで豪遊できるのか！？　　　

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「……聖なるヌンチャクを奪い返しに来ました」

フジキドさん喋るだけでおもしろいからズルいな。もはや歩くコンテンツだよ。

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ニャーちゃんこれ、終わったあとドラゴン・ドージョーでオー・オーを直してもらうとかそういう展開になったらどうする？ 　沖縄の海で遊び暮らすはずが、なぜか岡山の山奥で清楚ユカノにチャを出されているニャーちゃんの宇宙猫顔が見たいんですよね、私は。はい（ドラゴン・ドージョーにサイバネ技術者は多分いないのでただの幻覚です）。

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レッドドラゴンvsサツバツナイトはさすがの手に汗握るバトル。ブラドが若きリアルニンジャって呼びかけるのが面白いですね。長の年月を生きてきたレッドドラゴンからすると、フジキドさんも「若者」のくくりに入るんだなあと……。私の中で、フジキドさんて若いとか若くないとかそういう次元を超越したところにいるので新鮮でした。

（（（ブラドニンジャ・クランのカラテ奥義は、心臓串刺しめいた貫通チョップ突き、即ちインペイラー・ツキです。かつて彼は、この技により無数のトルコ兵を殺して高々と掲げ、串刺し公として名を馳せました。

？

串刺し公ってそういうものなんだっけ？？　混乱してきたな。。

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「否！」国際探偵フジキド・ケンジの推理が光った。「奴は三神器でオヌシらの興味を引き、自らは別の目的を達するために、まんまと別のレリックを奪っていったのだ。……ヤマト・ニンジャ所用の品と伝わる、ボー・オブ・ザ・トラベラーをな！オヌシはそれを知らなかったであろう！」

推理！？　これ推理なのか？　私はいつの間にか探偵による推理シーンを読まされていた？？？　「ボー・オブ・ザ・トラベラー」ってなんだ？　突然の新アイテム来たんですけどなにこれ？

ともあれブラドおじいちゃんはやっぱりケイトー・ニンジャに騙されていたっぽいですね。ｄｓｙｎ。「愚かな！我らは遠く離れようとも繋がっているのだ！」「そこで見ているがよい！」からの電話シーンは不憫の一言。そんな「連帯保証人になった旧友はとっくにトンズラしたってヤクザに告げられた人」みたいなムーブをせんでも……ブラドおじいちゃん……。

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『呼び出し中な』の文字がIRC端末に現れ、荘厳なる電子レクイエム音楽の呼び出し音が鳴った。ブラド・ツェペシュは通話をスピーカーモードにし、その音を部屋の隅々まで行き渡るようにした。

ス、スピーカーモードwwww　使いこなしてるwwwwww

『すまない。こちらは今電波が悪い。今何と言った？』「ケイトー＝サン、今どこにいる！？ドラゴン・ニンジャの宝物殿から、何を奪い取った！？」
『電波が……よく聞こえない』「モシモシ！モシモシ！モシモシ……！」

秘儀・『あーあー聞こえな～い　ちょっと電波悪くって～～～☆』の術。
すごいなあ、ケイトーさんはIRC端末を使いこなしているなあ真の意味で。

……ここ、かわいそうなブラドおじいちゃんに笑っちゃうのは確かなんですけど、「最新テックを使いこなす者が、必ずや勝利を得る」の「使いこなす」がどういうことか如実に対比されているシーンでもあると思うんですよね。ブラドのいう「余は使いこなしている」は「機能を使える」に過ぎなくて、それこそスピーカーモードだとか動画配信だとか、そういう「IRC端末を使ってできることをやっている」だけなんですよね。まあそれでもすごいんですけど。望月さんは動画配信できませんしね。ブラドおじいちゃんすごいよ～ぱちぱちぱち。半年ＲＯＭってからだともっと良かったね～。
対するケイトーさんは、ＩＲＣネットワーク技術という「道具」を使って、人を（この場合はレッドドラゴンさんを）動かしている。道具で遊んでいるうちは道具を使いこなしたことにならない。道具を利用できるようになって初めて、真に「最新テックを使いこなした」といえるんですよね。きっと。

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「「おのれ……！」」その言葉を発したのは、ブラドだけではなかった。胸の奥で、黒い火打ち石が打たれたかのように、サツバツナイトもまた目を見開き、凄まじい形相を作っていた。

ニャーちゃんがあれほどおそれていた「フジキドの眼前で軽率に邪悪な行動を取る」をやってしまった論理聖教会＆暗黒メガコーポ……ただただ……ご愁傷さまです……

ブラド公とフジキドが一時的に手を組み、論理十字軍に立ち向かうところで続く！　ブラド公の黒蝙蝠のジツ本当にかっこいいなあ。

それにしても前回の感想でテキトーに書いてた予想がだいぶドンピシャになってきそうでヒエッってなりました。こんなことってある？

♯８（前）

ケイトー・ニンジャに騙されていたことを知り、愕然とするレッドドラゴン。追い打ちをかけるように、論理十字軍によるプロイェスティ蹂躙の報が届く。忠臣が、愛する祖の土地が危機にさらされている……！　聖なるヌンチャクと引き換えに共闘を持ちかけられたサツバツナイトは、レッドドラゴンの手を握り返す。二人のリアルニンジャは手を携え、ネオワラキアの夜闇へと飛び立ったのである――！

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さながら陸上を征くオイラン級原子力空母の如し。　

？

「アイエッ！？」「ニンジャINC！」

ＩＮＣ？？？

「貴様を殺しデジカルマを稼がせてもらう！」

そんな通貨みたいに……というかデジカルマ増えたらクルセイドされるんだから稼いじゃダメなんじゃないの？

論理十字軍の言っていることが理解できなくて困る。カシウスさん頑張って。

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「いいか、俺がネオサイタマの刑務所にいた頃の話だ……」　
「……暗黒メガコーポの輸送船が墜落し、そこに積まれていたカイジュウが暴れ始めて、囚人を食らい、建物を破壊……俺も死にかけた……」意識が朦朧とし始める。ジェイクは歯を食いしばり意識を保つ。「そいつはビルみたいに巨大で、触手とハサミと翼を持ってやがった……。しかもニンジャだ……」

どうしよう、ＡｏＭシーズン１を読んだあとだとジェイクさんのネオサイタマニンジャ与太話がホラなのか事実なのか判断できない。実際、カイジュウみたいなニンジャいるらしいじゃないですか……カナダの森林地帯とかに……はっ、今気づいたけどシトカってカナダの近くじゃないですか、まさかシーズン２であの巨大ニンジャ出てくる！？

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ボロボロになった状態でも殿の姿を目にして涙ぐむのはいい家臣の条件（？）なのでカシウスさんは執事の鑑だと思いました。いいね。黒蝙蝠をまとって現れるのめちゃくちゃかっこいいのでまあそりゃ涙も出ます。

というか〈夜〉が戦場の上空で凝集を始めています。のセリフが格好良すぎてもうだめ。ひえ～最高、しゃぶしゃぶごまだれですよ

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『#BLACKHAZE：待て、レッドドラゴンだけではないぞ！奴は、もしや……！』

ブラックヘイズさんやっぱりフジキドのこと知ってるっぽい？
もともとネオサイタマにいたのかな。

♯８（後）

「ドーモ、ブラド・ツェペシュです……！」「ドーモ、サツバツナイトです……！」勝ったッ！クルセイド・ワラキア、完！！

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まだ完じゃない。

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さらに、周囲には論理聖教会の禁欲的なシスターオイランたちを侍らせている！

禁欲的なシスターオイランて、なにその矛盾を矛盾でコーティングしたうえで念入りに欺瞞を糊塗したような存在は。

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ところで♯８冒頭のアイサツシーンですが、ブラドが名乗りに「レッドドラゴン」じゃなく「ブラド・ツェペシュ」名義を使ったの、なにかこうネオワラキアを守る主としてのプライドのようなものを感じてグッときますよね。（城でフジキドと対峙したときは「レッドドラゴン」と名乗っていたので…）

その名乗りの成果もあると思うのですが、ここで

「嗚呼……！」首都ネオブカレスト。ワラキア・スシの店内で、偶然にもその中継放送を見ていたルチアは、掛け軸の墨絵に祈り、息を吐いた。彼女はもはや誰の目を気にすることもなく、今こそ、稚気じみた祈りを捧げることに決めた。英雄ブラド・ツェペシュよ、私の愛する祖国を護り給えと。

ＩＲＣを使いこなせなかったブラド・ツェペシュが、結果的にＩＲＣ中継生放送の恩恵を得て、民から真の忠義を獲得することに（偶然）成功しているところ、実に忍殺っぽい展開だと思いました。皮肉と捻りがきいてて良いです。

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「楽しませてもらおうか、吸血鬼！」不敵に笑い、白いボディスーツの胸元のジッパーを下ろす！次の瞬間、フェイタルは白い毛並みの怪物に変身していた！その体躯は２倍近くにも膨れ上がり、長い牙と爪、垂れ下がった耳は、もとの姿……トップモデルじみた美女とは似ても似つかぬ凄まじさ！

えっフェイタルさんなんで巨大化変身したの？
ニンジャ？　ニンジャだよね？

よくわからなくなってきました、ニンジャって変身もするんだっけ？

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『コーッ！シュコーッ！何故だ！？何故止められぬのだ！？相手はたったの二人だぞ！？……何故だ！？』

それはね、二人が怪物だからだと思います。
延々と無双してくれるので安心して読めます。楽しいな～。

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「貴様の膂力をもってしても、オリハルコンは引き千切れんぞ」ブラックヘイズが操るそれは〈鷲の捕獲〉と呼ばれるアマクダリ・ウェポン！

忍殺世界にもオリハルコンって存在するんだ……。
というか「アマクダリ」って第三部の、たしか、敵のような、なんかじゃなかったでしたっけ（未読なのでめちゃくちゃ曖昧）。っていうことはブラックヘイズさんはネオサイタマにいたことがあるのかな。ならフジキドさんを知っていてもおかしくないですね。

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そしてドラクル城では……おおおおっ、これ、ニャーちゃんが頑張る展開じゃないですか？！　ヤッター！！　がんばれがんばれ！

（ごめんね、でも『バカ』のくだりはどんな顔をして読んだらいいのかよくわからなかった。むりでした。ごめん。）

「決めたんだ。私とオー・オーで、どうにかして、あいつをブッ殺すからさ」　70

ハーーーーーーーーッ……。ニャーちゃんキミがオヒメサマだよ（私の）……。１０万円くらいなら課金するからオキナワでじーまみー豆腐食べておいで……がんばれ！！！

今日はここまで。
感想も次でおしまい……と思いたいのですが、なんだか♯９も♯１０も長そうな予感がするので、あまりに文字数が嵩むときには分割するかもしれません。これから読むのでその感想量次第ですね。

いよいよもって面白くなってきました！
ではでは、また次の感想でお会いいたしましょう。

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次の感想はこちら。

（読了直後の、音声感想）