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ねえ、僕が大きくなったら結婚してよ

息子と同じクラスの少年(4歳)になぜかめちゃくちゃなつかれている。年明けくらいからだろうか。

どんなに遠くからでも私の姿を目にした瞬間、満面の笑みで○○のおかあさあああん!と全力ダッシュでタックルしながら抱きついてきて、繰り返しハグをせがまれ、保育士さんに止められてもヤダ!あと十秒!と粘りまくり、じたばたしながら引き剥がされて去っていく。

いやーかわいいなあ。なんでこんなに好いてくれるのかなあ。と和んでいたらついに今朝、「◇◆(少年の名前)がおおきくなったら○○のおかあさんと結婚する!」という名言が飛び出した。

おう、まじか。

そういう台詞をリアルで言われる日が来るとは思わなかったのだけれど、実際にぶつけられるとこれはすごい。白い光のかたまりがふくれあがって一瞬で燃やされるようなエネルギーのある強力な言霊である。

頭をくしゃくしゃしながら、そうかそうかぁ、結婚したくなっちゃうようなカッコいいお兄ちゃんになってねとしか答えられなかったわけだけど、不覚にもときめきは感じた。はぁ、朝から若返る。若いっていいね。4歳からのプロポーズ。いい経験ができた。

楽しいことに使ったり楽しいお話を読んだり書いたり、作業のおともの飲食代にしたり、おすすめ作品を鑑賞するのに使わせていただきます。