見出し画像

ニンジャスレイヤーを第4部から読みはじめる/シーズン2_13「ベリアル・アンダーカバー」(前)


シーズン3が完結したとの情報にそわそわしています。そして間を置かずシーズン1の再放送が始まっていました! ヒュゥッ(口笛)! 親密度:100の状態に慣れてから、敢えて親密度:0状態の原点を読み返すとまた新鮮なモッツァレラチーズのように背筋が伸びて、はぁ……はぁ……ピザタキ組は最高ですよね。食欲の秋です。

前回の感想はこちらです。

ピザNTRに関する戯言+手書きノートログはこちら。


【前提1】望月のニンジャスレイヤー知識

・6年前に書籍第一部を3巻まで読んだところで中断。だいぶ忘れてます。
・2019年8月に『スズメバチの黄色』読了。
・2019年11月~2020年3月にかけてAoMシーズン1を読了。
・実況は一度だけ参加しました(20年2月の3部野球回再放送)。

【前提2】感想の方針

・〈NJrecalls〉さんのまとめを、上から順に読んでいきます。
・Wikiはまとめを読むために参照していますが、それ以外の前知識はあえて入れないようにしています。よって、単語がわからずよく混乱していますがそっと見守っていただければ幸いです。

◇◇◇

今回のエピソードはこちらです!

シーズン2「ベリアル・アンダーカバー」(前)

シンウインターによってゾーイは再び奪われてしまった。手負いのマスラダたちはノイズまみれのフジミ・ストリートに残される。ユミル・ニンジャの強力なジツ。反撃の手はあるのか?
一方、シトカ市内を混乱に陥れている、過冬とソウカイヤの抗争は――

♯1

プールサイドに踏み入ったを出迎えたのは過冬のヤクザではなく、血統書がついていそうな室内犬だった。

「俺」が登場。誰です?
ここはゲーマーニンジャがマスラダくんに殺されたお屋敷ですよね(犬がニンジャリアリティショックにかかってるシーンで私もちょっとショック症状を呈しかけましたがなんとか耐えました。おれは、強くなっている)

俺はカーペットにしゃがみ、血の染みを舐めた。ニンジャソウルの残滓を感じる。爆発四散痕だ。それから、血を浴びてダメになったナチョがある。他にも……おそらく非ニンジャの……何人かの存在の痕跡。

おお……。なんかこの人、すごく探偵っぽい動きをしていますね。証拠をもとに推理もしている。……やっぱり探偵のお仕事ってこうですよね? 高いビルのてっぺんからマフィアにスリケン投げるのがお仕事じゃありませんよね? フジキドさんどうなんですかそこのところ。

男の方はアドリアン・メギルヴィッチ。シンウインターだ。その横で微笑む女は……歳月の経過があるとはいえ……俺が事前に見せられた肖像と同一人物。ディアンタ。どんな心境だった。全てを捨てて海を渡った時。

ふむふむ。
「俺」はシンウインターの妻(愛人?)について調べているようです。順当に考えれば写真立ての女性=ザルニーツァさんの母親かと思いますが、探偵さんの狙いがわかりませんね。「海を渡った」ということは、もしかしてディアンタ嬢はネオサイタマ出身なんでしょうか。


一方、固有結界から脱出できたホローポイントさんは浦島太郎状態に。

フジキドさんが借りパクした海賊ポータルは使用不能になってしまったんですね。じゃあ、ドS=ガーランドさんはもう出てこられないんですか。ざんねん。マスラダくん解体チャレンジはまた今度だね。

ところでロシアンクローンヤクザってなに?
普通のクローンヤクザとなんか違いあるのかコレ……服の色が違うとか? 格ゲーの2Pカラー的な? 考えない方がいいか……。


♯2

出遅れたホローポイントは状況に追いつこうとシトカの街をうろうろしている。破壊されたポータル、なぜかつながらないソウカイヤの通信網。シックスゲイツはどうなったのか?


赤黒の風?嫌な色だ。十中八九、奴の装束色だろう。

また俺さん登場。「赤黒」が好きじゃないってことはマスラダくんの知り合いでしょうか。色だけならフジキドさんの可能性もありますね、ブラックヘイズさんとか。でも、モノローグに詩情が感じられないので違うかな……

じゃあ、探偵仕事に慣れている=アナイアレイターさん? 彼ならフジキドさんを見たことあるかも。でも「IRCで上と通信したい」と言っているのでこれも違うか。アナイアレイターさんはフリーの魔法使いですもんね確か。

じゃあ誰かに雇われて動いている=DZさん? DZさんだったら私が嬉しい! ただ、DZさんは非ニンジャなんでしたっけ。ニンジャだったらスーサイドさんが出会った時点でそういう説明がありそうなので違うかなあ。

今のところ知っている誰にも当てはまらなそうです。誰だ、俺。

インシネレイトさんが再登場!!

インシネレイトはズレた眼鏡を指で直す。

あれ?
この人この前、伊達眼鏡を炎で溶かしてませんでしたっけ。

ひょっとして予備の眼鏡をトランクにみっしり詰めてシトカに持ちこんでたりします? だってそうでもしないとイクサのたびに溶けちゃいますよね、カトン・ジツの仕様上……。いっぱい買いこんで、その日のスーツや気分に合わせてフレームを選んでたりするのかな。おしゃれでかわいいね。

「俺ァ致命傷を受けたぞテメェ……ジツ無かったらテメェ……アイサツ前に俺はテメェもしかしたら……絶対に許さねえ」

気持ちに語彙が追っついてなくてカワイイwww

ずたずたに裂けたヤクザスーツのジャケットの内ポケットからスペアヤクザ眼鏡のひとつを取り出し、焼き溶けたもののかわりに、かけ直す。

スペアヤクザ眼鏡~! やっぱり持ってたのか!!!
同じフレームのものいっぱい持ってるのか、ひとつひとつ違うオシャレフレームなのかどっちかな~。個人的には後者を推したいですね。(ところでメガネのフレームは溶けるのにジャケットはボロボロになる程度なのはなぜ)(耐火スーツなのかな?)

「姉御はどうしたんだよクソッ!」

!?

あらあらどしたんデスカ~~ヴァニティさんがいないと寂しいんですか!? ウフフフ……ニヤニヤしちゃうニヤニヤしちゃう、マスラダくんといつか末っ子対決してほしい!!

「落としどころが曖昧だ」やや離れた日本風ビルの瓦屋根の上で鸚鵡が呟いた。

オウムがしゃべっている。これはあの、カークィウスがオウムの口を借りて喋っているだけですよね。オウムがニンジャなんてことが、あるわけないですよね。ですよね。カークィゥスの本体がオウムだとかそんな展開にはならないですよね? はははそんなわけがあるか。オウムはニンジャにならないよ。……たぶん。

怖いお話はこのくらいにして、「落としどころが曖昧」「要求がナンセンス」にはめちゃくちゃ同意。チバ=サンが動いているのだとしたら、シトカの抗争はあくまで陽動にすぎず、裏で別の目的が……みたいな戦略も普通にありえそうな気がするんですよね。

そしてホローポイントさんはいまだ迷子なのである。ロシアンクローンヤクザってほんとなに? なにが違うの? 考えちゃいけないことですか?

「ドーモ……自分はブルハウンドと申します。その、色々な災難があって……後がねえんだ、ソウカイ・シンジケート=サン!」再ドゲザ!「オネガイシマス!」

あ~! ブルハウンドさん生きてたんだ!? よかったね! なんかすぐ死にそうですけど!

「つまりアンタに責任があるんだ!」ブルハウンドはホローポイントの脚に縋りつき、革靴にメンポを擦りつけた。「俺は役に立つ……アンタの従者になるぜ。何でも情報を吐き出す。全部だ。だから頼むよ……俺を助けてくれ……オニイサンと呼ばせてほしい。俺を男にしてくれよ!

してあげたらいいんじゃないですかぁ~。
首輪をつけてオニイサンって呼ばせてあげたらどうですかァ~~~!? フゥーーッ!(興奮)(拳突き上げ)

いいじゃんいいじゃん……男にしてあげなよ……ほら……ギャラリー(鬼娘)さんもいるからさ……ヤーチマヤーチマイナ、ヤーチマヤーチマイナ……(ドンドコドンドコドンドコドン!!)


♯3

まいごのまいごのホローポイントさん。おれらのアジトはどこですか? 名まえを聞いてもスッゾコラー! 目的聞いてもドグサレッガオラー! わんわんわわーんわんわんわわーん! 泣~いてばかりい~るブルハウンドくん!

……興奮しすぎてちょっとおかしくなってきましたね。
冷静になるためにちょっと休憩します。


(カフェオレ片手に散歩したりドングリを拾ったりしています)



……ただいま帰りました。
外の風にあたったので冷静になった。失礼しました。

ソウカイヤは、ゾーイちゃんのことを知らない。なるほど。
それにしてもブルハウンドさんしぶといですね~。ヘタすりゃ生き残ってしまいそうですよ。

「テメェのジツかコラ」「違う!俺はサイバネ犬を胸部に格納する能力の持ち主だ……!」

改めて説明されるとマジでわけがわからない。なんだこれ。能力? 能力ってなんだ? ニンジャとはいったい???

俺は鉄格子塀を飛び越え、中庭に着地する。「海のほとり孤児院」。

また俺さん。

っていうか「俺」さん、めちゃくちゃ優秀な探偵じゃありませんか!?
フジキドさん! フジキドさんちょっと! こっち来て!! OJTしてもらってくださいよ!! ……という気持ちになってしまいましたが、きっと私が見たことないだけでフジキドさんもいつもはこういう仕事をしてるんですよね、って書いてるそばからあんまり信じられない自分がいる……(ごめんなさい) (AoMでは探偵行為してるところ見せてくれないからフジキドさん……) 探偵とはいったい?


♯4

シンウインターには過去に女がいた。名はディアンタ、偽名はユーリア。娘のオリガを「海のほとり孤児院」に捨てたあと、彼女は病死したのだという……。女の痕跡を辿る謎の男。彼の狙いとは? そしてソウカイヤと過冬のイクサの行方は……

ソウカイヤのニンジャを拷問する過冬たち。

部屋の奥には巨大なマトリョーシカが鎮座していた。マトリョーシカにはシメナワが巻かれ、片目がない。大願成就のおりに黒目を描き込むのである。額入りのショドーにはカタカナで「強い悪さ」とある。

いや……いやいやいや。ダルマと混ぜるな。混ぜないでくれ。「熊の絆」も意味がわからない。やめてくださいよ。やめて。頭がおかしくなる。

と思ってたらヴァニティさん!!
インシネレイトさんも一緒じゃありませんか! よかったね~姉御とまた会えたんだね~よしよし。嬉しいね~。

その時だ。KRAAAAAASH!事務所の壁がいきなり破砕し、石くれと粉塵が撒き散らされた!

ところでここの描写が好き! 音と情景が立体的でとても良い。

「クソガーッ!」インシネレイトのこめかみが爆ぜた。「姉御!悪りィけど面倒くせえわーッ!」
「オレハ!死ナネエ!絶対死ナネエーッ!」自らも焼かれながら、インシネレイトは不明瞭な叫びをあげた。「姉御!死ンダラ!アンタモ!ソコマデノ女ッテコトデ!俺ヲ!恨ムンジャネエゼ!」

…………。

インシネレイトくん → ヴァニティ姐さんへの感情、確実に「在る」のでありがてぇな……って拝んでしまう。塩だれ豚バラ厚切り串焼きを提供してもらっているような気持ちでハァ~うめえうめえ!塩気を吸った油が滴ってうめぇ!!って気持ちで味わってしまう……ヴァニティさんどこまでも振り向かずにインシネレイトくんのこと放置して先に進んでいってほしいです、眼鏡はその背中を追っかけていくので……ウフフ……フフフフ……!!

なんかこう、いいよね……名前を簡単につけられないけどそこに確かな感情だけがあるやつ……。

過冬とヨロシサン製薬(お会いするの1部のおぼろげな記憶以来かもしれない……クローンヤクザの製作元でしたっけ?うろ覚え)はつながっていると。ふーむ。過冬のヤクザスーツがカタナ社製なので「オマーク」はカタナ社製かも知れないと思っていましたが(もっともカタナ社の業種的に違和感がある気はしてた)、ヨロシサンがかかわっている可能性もある?

ミュータント廃液ってなんですじゃろ。

【mutant】…突然変異体。突然変異が形質的な変化として現れている固体やサイボウ・ウイルスをいう。突然変異を起こした遺伝子自体をいうこともある。(大辞林 第三版)

改造実験の結果できた廃液みたいなものかな……。で、ニンジャにすら突然変異を起こすその液体を、シトカの湖に投棄するというお話が裏で進行していると。ふむふむ。

でもって、過冬はソウカイヤを中央区に誘き寄せて、そこに廃液をブシャァと撒いて一網打尽にすると……そういう計画? なのかな。はたしてうまくいくのかどうか。

あの時カシマールは「彼」を通してあり得ざる光景を見、新たな力を授かった。以来、彼を取り巻く世界は千切れ、ハデス・ニンジャの繋がりは朧な断片と化した。「おお、おお、サツガイ」彼は呟いた。

カシマールさんもサツガイ関係者なのかーーー!!

同じ街中で誰かがボソッと「サツガイ」って呟いただけでピクッ!と反応するマスラダくん獣っぽくてかわいい、、、じゃない! いやそうじゃない!! な、なんで向かい合って、あぐらを、あの、フジキドさんとマスラダが向かい合ってなにがどうなってあの、一緒に、そうしてそうなっているんですかウワーウワー!!!

対面にアグラするフジキドは眉をしかめた。「集中せよ」「奴の名がどこかで」マスラダは呟き、アグラを解いた。「感じるぞ」「今はその時ではない!」フジキドは厳かに言った。

マスラダくんちょっとは話聞いてあげて。

そして再びの「俺」探偵。

何を思った。死に際に、何を見た。恐るべき夫のことか。残してきた息子のことか。それとも、己の血のことか。

ん? えっと、「残してきた息子」ということは、ディアンタ(=ユーリ)には海を渡る前にも子どもがいたということになりますか? ザルニーツァさんには兄がいるってことですよね。異父兄妹。

ま、貴様らのボスの情婦を探るよそ者がいるとなれば、喜ばれないであろう事は……」左斜め後方25度の空間に歪み。俺は身を沈め、トラヒトアシの構えをとった。

トラヒトアシ!?

もしやガーランドさん!? ドSなシックスゲイツのガーランドSさん!?

「ドーモ。スモークドラゴンです」いいだろう。俺はアイサツを返し、名乗る。「ドーモ。ガーランドです」 

やっぱりガーランドさんじゃありませんか!!
ガーランドS、おまえだったのか……フジキドさんよりずっと探偵らしいことをしていたのは……。

ガーランドさんはなにを探っていたのか。気になります。

というわけで今日の感想はここまで。
また次回お会いいたしましょう、ではでは~!


-----------------------------
次の感想はこちら。


この記事が参加している募集

読書感想文

楽しいことに使ったり楽しいお話を読んだり書いたり、作業のおともの飲食代にしたり、おすすめ作品を鑑賞するのに使わせていただきます。