出戻り初心者ヘッズが、ニンジャスレイヤーを第4部から読みはじめる／サブストーリーＳ１_５「クルセイド・ワラキア」-３
こんばんは、望月もなかです。
ＡｏＭ最新話を読んでいるらしい夫くんが、最近よく「あなたはいずれ大変なことになる」とスマホ片手に預言してくるので気になります。なんだよ。最終決戦前に、マスラダくんとタキさんが廃墟で出会ったときの再現ごっこでも冗談めいてやったりしたのかな（そんなことされたらしばらく何も手につかなくなってしまう。。。）（自分の生みだした幻覚で情緒が死ぬという自爆行為）
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前回の感想はこちらです。
【前提１】望月のニンジャスレイヤー知識
・６年前に書籍第一部を３巻まで読んだところで中断。だいぶ忘れてます。
・２０１９年８月に『スズメバチの黄色』読了。
・２０１９年１１月～２０２０年３月にかけてＡｏＭシーズン１を読了。
・実況は一度だけ参加しました（２０年２月の３部野球回再放送）。
【前提２】感想の方針
・〈NJrecalls〉さんのまとめを、上から順に読んでいきます。
・Wikiはまとめを読むために参照していますが、それ以外の前知識はあえて入れないようにしています。よって、単語がわからずよく混乱していますがそっと見守っていただければ幸いです。
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今回のエピソードはこちらです。
クルセイド・ワラキアの感想、第３回。
今のペースだと、全５回になりそうですね。
ではではよろしくお願いします！
サブストーリー：シーズン１「クルセイド・ワラキア」（３）
聖なるヌンチャクを取り戻すため、ネオワラキアを訪れたフジキド・ケンジ。暗黒メガコーポによる領土侵略に対抗し、ＩＲＣ動画配信を始めたレッドドラゴン。そして第三の勢力もまた、ネオワラキアの地を奪還すべく、動き始めているのだった……。
♯５（前）
というわけで欧州の一大宗教組織、論理聖教会の登場です。
うぅ……、情報が多い。いつものことながら初登場の組織について説明されるとしばらく脳がフリーズします。
寿司屋のルチアさんから話を聞いたときは、てっきり小規模の狂信的カルト教団なのかと思っていましたがそんなものじゃなかった。政教分離のできていない暗黒ＥＵみたいなものですかね（雑）
あいかわらずＳＦ面での世界観作りこみが面白いな～。「デジカルマ」っていう概念も面白いです。
移動式攻城要塞「XЯuS4deR（クルセイダー）」もかっこよくて良いですね。ネーミングがイイ……。
♯５（後）
ブラド・ツェペシュが動画配信の喜びに目覚めていたころ、暗黒メガコーポ連合を従えた論理正教会は、ワラキアへ侵攻を開始していたのである。おじいちゃんスマホをデコっている場合じゃない。
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なおこの作戦においては、ベータ級の市民殺戮許可とデジカルマ免罪符が発行される。
へ～デジカルマ免罪符なんてあるんですか……宗教改革待ったなしじゃないですか。マッポーの世だなあ。
「デミ太陽球」が対ヴァンパイアの切り札として用意されているっていうのもＳＦ感あふれてて良いですね。
「吸血鬼は太陽に弱い」という伏線をカシウスの雑談でチラ見せ＋動画配信に見入るモータルのシーンでエメツ鉱山のようすも描いておく。２つの条件をクリアしたことで、説明が読者にもスムーズに伝わるんですね。巧いなあ。毎度のことながら、よく練られた構成で感心します。
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『フットボール、お好きですか？』『昔の仕事を思い出した』
『スタジアムで仕事を？』『リョウゴク・コロシアムの暴動鎮圧作戦に参加し、無線LANウイルスで頭がイカれたフーリガンを数百名ほど殺し、会場にいたオスモウ・テロ組織の中核セルを押さえた』
フットボールから流れるようにオスモウ・テロの話に移行されると私の頭のなかは疑問符でいっぱいになり何もわからなくなります。ひどいよ忍殺、ひどいよ……。
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ところでブラックヘイズさん。「使い捨てニンジャ部隊構成リスト」を眺めたとき妙な反応してましたが、ひょっとしてフジキド氏の知り合いなんでしょうか。
『何か、気になる点がありましたか？』『いや、大したことではない』ブラックヘイズは小さく頷いた。指先とニューロンが、十年前のカラテの熱を帯び、チリチリとひりついた。
十年前。でもその頃のフジキドは「サツバツナイト」じゃなくて「ニンジャスレイヤー」って名乗っていたんですよね？ それとも「サツバツナイト」って名前は思っていたより古いものなのか……意味深です。
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「これで、余のネオワラキアに敢えて手を出そうと考える者はいまい……！」ドラクル城、尖塔の頂きにある玉座の間。大理石の広間を歩くブラドの手には、携帯IRC端末が握られていた。彼の眼差しは今、窓から見える領土ではなく、IRC端末に流れる無数の文字列にのみ注がれていた。 20
コメントに嬉しくなってウキウキしちゃうブラドおじいちゃんおもしろい。でもＩＲＣ世界への理解はまだ浅そうなので心配です。電脳上の熱狂は往々にしてたやすく醒めてしまうもの。ブラドはそのことを理解しているのでしょうか。
「彼の眼差しは今、窓から見える領土ではなく……文字列に注がれていた。」の一文が、彼の未来を示しているようにも思えます。時代に合わせた新技術を身につけるのは素晴らしいことですが、代わりになにかを取りこぼしてしまっていないでしょうか。
そんな矢先のカシウス解雇は、ブラドが、間違った道へと踏み出す最初の一歩のようにも見えました。
それはそれとして
カシウスの言葉はそこで遮られた。
ブラドの手がカシウスの顎を掴んでいたからだ。ブラドは、自責の念で重く垂れていた参謀の頭を、無理やりに、ぐいと上向かせた。
ご主人さまから、執事に対する最後の顎クイには不謹慎ながら興奮しました。さすがですレッドドラゴン=サン。伝統を尊重しながら最新のトレンドも取り入れていく、温故知新を体現したラスト・顎クイといえましょう。素晴らしいです。ぱちぱちぱち。
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ニャーちゃん大活躍カワイイネ！！！！！
「ジツの力で猫に偵察させたんだから、査定上げてよ！100万は絶対上げてよ！」その後からは黒猫を抱いたツインテイルズ！
いくらでも査定上げちゃう……。黒猫抱いてるニャーちゃんにだったらネコボーナスで＋１億円くらい上げちゃう。ちゅ～るもオマケにつけちゃう。
「ニャイエエエエ……」
ギエエエエエエエエ！！？ ななななに！？
そ、そんな可愛いの……だめです、だめですよこれ、ハーッ！？
もうね、罰金ものですよ罰金。
フジキドにびくびくしているニャーちゃんに和んでいたところに不意打ちの「ニャイエエエエ」で表情筋が緩んで戻らなくなっちゃいましたからね。
わたわた必死で頑張るその背中、守る。(o_Oが）
♯６（前）
ドラクル城潜入チームに加わったフジキド・ケンジは、人々が囚われているのではなく、吸血鬼を目指して自ら城に残っていることを知る。新事実を前に、方向性の違いでチームは分裂。ソリチュードとスナブノーズが宝を探しに別行動を選択し、サツバツナイトはどこへとも知れず去った。ツインテイルズはオー・オーとともにアイアンフォージド隊についていくことにするが……？
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サツバツナイトは言った。「……私も降りさせてもらおう。オヌシらのくだらん仲違いに付き合っている暇は無い」そして踵を返した。そのまま彼は大回廊に向かって歩を進めた。
さすがフジキドさん。迷路があれば壁をぜんぶ破って最短距離をまっすぐ進むタイプの男。基本的に回り道しませんよねこの人。スピード感がある。
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「ニャイエエエエエエエエエ！」果たして如何なる麻痺毒の力か！？ツインテイルズは痛みを感じぬどころか、その場に棒立ちとなって身動き不能！そのまま血を吸い上げられていった！
ニャイエエエエエエエエエエエエエエエエ！！！
オー・オーとのコンビに和んでいたら一瞬の隙を突かれてしまった……死なないで死なないでツインテイルズちゃん！！！あわわわわ、、、
余談ですが。
少女大好き巨大ロボ＆特殊能力少女のコンビ、王道ですよね。よくあるといえばよくある組み合わせですが、明らかに最近どこかで似たようなの見たんだよなあ……あ～～でも思い出せない……と、ずっと考えていたのですが、ようやく思い出しました！
これです！！
ようやく喉の小骨が取れた～～～～！ スッキリ！！
♯６（後）
よ、よかった。ニャーちゃん死ななかった。アイアンフォージドさんありがとう。フジキドさんの前でイキがる様子がおしり振って踊る子ネズミみたいとか言っちゃってごめんね……。
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これこそが中世吸血鬼伝承の影に隠された暗黒ニンジャ真実である！
あ、はい。そうですか……。
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「待て、見せてみろ！そのままではお前も吸血鬼ニンジャになってしまう！儂ならば治療してやれるぞ！」モータルの帰り血に染まったスミソニアンが、下卑た笑みを浮かべながらツインテイルズに近寄る。
はぁ？
ツインテイルズちゃんにさわっていいのはオー・オーちゃんと私だけですけど？
酢味噌のじーさんは引っこんでろ、ペッ（唾液） しっしっ！
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プロイェスティのエメツ鉱山が襲撃を受けている模様。
モータルばっかりなので皆殺し展開にならないか心配していたら謎のニンジャさんが出てきました。誰？
採掘場の奥から、上半身に毛皮のコートを纏った男が雄叫びと共に姿を現し、血のように赤い目を輝かせながら突撃。銃弾を軽々と回避し、オムラ側の隊列へと飛び込んだ。
サンとアシタカの息子かな？
じゃなくて、♯４（前）で言及されてた例のニンジャゴーストですね多分。伏線が丁寧！
（ところでジェイクって人、やけにキャラ立ってるしネオサイタマネオサイタマ連呼するし、第三部までの登場人物だったりするんでしょうか。ただのモブモータルだとばかり思っていたんですが、もしかして違う？）
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さらに乱戦の中へと、スーツを着た黒人のニンジャがイナズマめいて着地。彼は苦戦するローンウルフと背中合わせに立ち、アイサツを決めた。ローンウルフも、この男の増援に驚いているようであった。その男は敵に対して深々とオジギをし、カシウスと名乗った。
カシウスさん……！！！（涙）
健気だ……、追放されても大事なワラキアの資源を守るために忠義をもって戦っている……。
このままデミ太陽球ですぐ爆発四散しそうなので怖い。いくらなんでも最後に一度くらいご主人様に会えるイベントがないと可哀想すぎるので死なないと思いたい。どうだろう。
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しかし、論理正教会＆暗黒メガコーポが参戦してきて戦況が一変しましたね。三つ巴に近い混沌……。これは、どうなってしまうのでしょうか。
A．フジキドがレッドドラゴンを殺す
→暗黒メガコーポによるワラキアの分割支配、更なる国土の荒廃、ルチアさんのような地元民の疲弊。～Mappo End～
B．フジキドがレッドドラゴンを殺さない
→ブラドおじいちゃんのyoutubeチャンネルが大人気になる。赤竜騎士団の育成が進む。ただし聖なるヌンチャクは取り戻せない。～IRC End～
どっちもなんか……。うーん。。
Bの変化形で、「フジキドがヌンチャクを取り返す。侵攻軍はついでに消す。レッドドラゴンはケイトーニンジャの意見に振り回されるのを止めて、神器に頼らずワラキアの民とともに再出発する」……あたりが落としどころになりそう、かな。どうでしょうね。
物語も折り返し、映画であればそろそろ大きな試練が訪れる頃です。
この先どうなってしまうのか、楽しみに読んでいきたいと思います！
ではでは、また次回の感想でお会いいたしましょう。
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次の感想はこちら。
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