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《Exclusive》 カリフォルニア新制度の大学認定基準に関してMBCに尋ねたみた。

多くの方に読んで頂いている前回記事では、カリフォルニアの卒後研修を規定する旧制度と新制度、及び2023年問題に関する内容について解説しました。その記事の途中から後半にかけては新制度の大学認定基準に関する不明瞭な点について私見も交えて共有させて頂きましたが、今回MBCのライセンス発行担当者に直接メールで聞いてみましたので、その情報を共有します。前回記事を読んで頂くとその経緯が分かると思います。

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一部割愛しますが、私が送ったメールは下記の通りです。

・・・Based on the SB and your resources, the foreign medical school have to be listed on the World Federation for Medical Education (WFME) and the Foundation for Advancement of International Medical Education and Research (FAIMER) World Directory of Medical Schools joint directory or the World Directory of Medical Schools.
Honestly, this sentence is confusing to me because there are three organizations (WFME, FAIMER and the World Directory of Medical Schools). Does this mean it is sufficient if schools are listed on the following website?
https://www.wdoms.org/
Indeed, this World Directory is a joint venture of WFME and FAIMER. I know WFME is working on accreditation of international medical schools through its agency, but WFME has only the same list (https://www.wdoms.org/) on its website. Therefore, I personally took it as that listing on The World Directory is sufficient, and accreditation by WFME or its agency is not always necessary.・・・

要約すると「WFMEからの認定は必要なくて、World Directory of Medical Schoolsにさえ大学の名前が載っていればいいんですよね?」という質問です。

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ありがたいことに同日下記のような返事を頂きました。その内容は、な、なんと、、、

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予想通り!「World Directory of Medical Schools」に出身大学の名前さえあればいいようです!

きちんと「WFMEの認定は別にいらないよね?」と聞いた上でのこの返事なので、JACMEの認定は不要という判断で良いと思います。

前回記事でアップロードしたMBCのPDFにはまるで(2)の基準しか存在しないような記載がなされていました。これは、(2)の基準が上記の通りであるため、(1)も(3)も包括する基準であるからだと思われます。おそらく日本の全医学部がWorld Directoryに記載されていると思いますが、必ず自分の目で出身大学の名前があるか確認して下さい。

また、今年(2019年)の秋にウェブサイトが更新され、新制度での具体的な申請方法に関して情報が公開されるようです。その詳しい情報が出るまで100%安心はできないものの、このMBCからのメールは本当にアツイです!!

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4月に入ってからカリフォルニアの内科プログラムをすべて確認したところ、まだ半数以上のプログラムが「ERASでの応募時にPTALを提出しないと考慮しない」と記載しています。PTLに変更となることは100%知っていると思いますが、その上でまだPTALを要求しているのか、それともまだウェブサイトが更新されていないだけなのかは分かりません。2019年夏開始のマッチングでカリフォルニアのプログラムに応募される方は、お金の無駄かもしれませんがPTALがあった方が間違いはないかもしれません。個人的には、出身大学が2020年の新制度になっても認定されている証明(World Registoryの印刷)やこういったMBCとのメールのやり取りを見せて、自分がPTLにeligibleであることを伝えてみようと考えています。

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