自動車保険はGEICOで決まり

渡米翌日からお世話になっていた21st Centuryという自動車保険会社との契約を解約し、GEICOと呼ばれる会社の保険に乗り換えました。アメリカで生活するには一部の地域を除いて車が必須ですが、自動車保険をよく分からず契約している人も少なくありません。以前の私もそうでした。見慣れない英語が使われていたり、選択したプランの標準的な値段が分からなかったりするところが「まあこれでいいか」と高いのか安いのかも分からずに契約してしまうことに繋がっている気がします。今回はもっと早く知っておきたかったなーと感じた自動車保険ネタを記事にしたいと思います。
本記事では詳しい保険の話は抜きに、GEICOに変更した経緯を紹介しますので、その上で是非DYOR（do your own research）してみて下さい。

TLDR

アメリカではオンラインで自動車保険のquote（見積り）、契約することが主流となっているが、オプションを自由に選択できて最短で当日から有効にできるので、確かに便利で早い。注意が必要な点は、保険会社によって値段が大きく異なるところ。

21st Centuryに頼った理由と継続していた理由

ラッキーなことに留学前にアメリカで使用する自動車の購入が決まって渡米翌日から引き渡してもらう流れになっていました。つまり渡米翌日から自動車保険が必要だったのですが、日本にいながらでもアメリカの自動車保険に加入できるということで、留学生の中では有名な医療保険会社 AIGの広告に入っていた21st Centuryという会社とやり取りすることに決めました。渡米後に自分たちで自動車保険を探して契約する手間を省きたかったというのが最大の理由です。また、21st Centuryは日本での無事故歴も考慮して保険料を決めてくれるとのことで、ラッキーと思っていました。
早速車の情報などを伝え、21st Centuryの担当者、私、仲介者（必要に応じて日本語と英語の通訳を行う方）の3人で国際電話を行い、見積もりを依頼。

2016年製のMazda CX5でしたが、実際に送られてきた見積書はこんな感じです。

もう1つ見積書が一緒に送られてきて、その見積書ではcomprehensive、collision共にdeductibleが$500になっていたのですが、上の見積書ではdeductibleを$1000に上げているのに保険料が上がっているという、今思えば意味不明な見積書です（通常、deductibleを上げれば保険料は下がります）。Plan AとPlan Bに大きく差があるのも意味不明です。でも、適正な値段がよく分からないこともあり、詳しく調べず契約しました。半年で$540程なので、1年でかかる自動車保険の費用は日本で支払っていた自動車保険料と同じくらいだったこともこの値段に納得した理由です。

その後も半年に1回送られてくる更新書類に目を通し、21st Centuryのウェブサイトでアカウントを作ってオンラインで支払っていました。特に不便はなかったです。

GEICOデビュー

GEICOという言葉は毎日ラジオで聞く言葉で、しつこいくらい宣伝されている保険会社です。聞き過ぎて怪しいと思うレベル。
にも関わらず今回GEICOでquoteするきっかけとなったのは、昨年の夏から同居しているアメリカ人の一言です。
「今俺の自動車保険はAAAだけど、もし今新規にやり直せるんならGEICOを選ぶかな。安いのもあって周りもGEICOにしている人が多い。」
かなり信頼しているルームメイトにそう言われたので、怪しいと思っていたGEICOの株ですら上がりました 笑　
ちなみにその時彼のAAAのプランも見せてもらいました。彼と奥さんの車2台合わせて1年間で$900弱。私の車のように新しい車でないので車両保険のプランを下げているとはいえ、2台1年間の保険料が$1000切るのは安すぎですね。
そしてそこで気付いたのが、21st Centuryのliability coverage（賠償責任保険）が異常に高いということ。

プラン比較

早速違いを見てみましょう。プランの内容はほぼ同じです。

適用されているdiscountも似たような感じですが、21st Centuryは1年間で$1058、GEICOは$695.2。なぜこんなにliability coverageに差があるのか、、、
言わずもがな、更新のタイミングでGEICOに切り替えることにしました。21st Centuryの解約はオンラインのlive chatを用いましたがすんなりと解約できました。（中途解約料に$50かかる点には注意）。

先日21stと契約している友人にこの話をした時、私のプランとほぼ変わりないのに半年で$850程支払っていることが判明しました。。。

注意点

・事故などが起きた時の実際のサービスの差が保険会社によってどれくらいあるかは私も把握していません。（が、少なくとも年間数百ドルの差を生むレベルのサービスが21st centuryにあるとは思えません）。

（2023年追記：最近追突事故を起こし、実際にGEICOの保険を使用して車を修理したので、そのプロセスをまとめた記事を公開しました。）

・私のプランを公開していますが参考程度にお願いします。決してカバーが広いプランではありません（例えば、保険に入っていない人からの事故をカバーするオプションは私のプランには入っていません）。Quoteする時はオプションを自由に選択できるので、カバーが広いプランにもできますし、更に安くすることも可能です。自分が許容できるプランを選択して下さい。
・州によってはGEICOやState farm、AAAといった大手より安い保険会社があるようです。しかし、大手でない会社こそ実際のサービス面などよく調べた方がいいように思います。

まとめ

渡米前の自分に伝えたいことは
「GEICOでまずquoteした方がいいよ」
です。

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2019年3月追記
当然と言えば当然ですが、USで自動車免許を取得して1年以内だとGEICOでも保険料が高くなるかもしれないようです。

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Geckoではないのですが、GEICOのイメージキャラクターと似ているLizardを実は訳あってルームメイトと飼っています。GEICOのキャラクターを見る度に思い出します。